Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Linux x86 B19284-02 |
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この付録では、グローバリゼーション・サポートについて説明します。この付録の内容は、次のとおりです。
この項では、次の手順について説明します。
Oracle HTML DBインタフェースは、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、簡体字中国語および繁体字中国語に翻訳されています。Oracle HTML DBの単一インスタンスは、これらの翻訳言語のうち1つ以上の言語でインストールできます。実行時に、ユーザーのWebブラウザの言語設定によって特定の言語が判断されます。
翻訳されたOracle HTML DBは、特定の言語をサポートするキャラクタ・セットを持つデータベースにインストールする必要があります。
データベース・キャラクタ・セットAL32UTF8
では、すべての翻訳言語のOracle HTML DBがサポートされます。
翻訳されたOracle HTML DBは、SQL*Plusを使用して手動でインストールできます。インストール・ファイルはUTF8
でエンコードされています。
次に、翻訳されたOracle HTML DBをロードする際に有効なNLS_LANG
設定の例を示します。
American_America.AL32UTF8 Japanese_Japan.AL32UTF8
翻訳されたOracle HTML DBをインストールする手順は、次のとおりです。
NLS_LANG
環境変数を設定します。 キャラクタ・セットをAL32UTF8
に設定する必要があります。次に例を示します。
set NLS_LANG=American_America.AL32UTF8
SYS
で接続します。
ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_010600;
@load_de.sql
インストール・スクリプトは、解凍されたディストリビューション/htmldb/builder
内の言語コードで識別されるサブディレクトリに格納されています。たとえば、ドイツ語のスクリプトは/htmldb/builder/de
に格納され、日本語のスクリプトは/htmldb/builder/ja
に格納されています。これらの各ディレクトリに、言語コードで識別される言語ロード・スクリプトがあります。たとえば、load_de.sql
またはload_ja.sql
があります。
Oracle Workflowを異なる言語でインストールするには、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントで「言語の追加」オプションを使用します。
関連項目
Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントの起動方法は、「Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールするためのOracle Workflow Serverの準備」を参照してください。 |
Oracle Universal Installerは、デフォルトでオペレーティング・システムの選択言語で実行されます。Oracle Universal Installerは、次の言語で実行することもできます。
異なる言語でOracle Universal Installerを実行するには、Oracle Universal Installerを実行する前に、オペレーティング・システムが実行されている言語を変更してください。
Oracleコンポーネント(Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタントおよびOracle Database Configuration Assistantなど)を使用する言語を指定できます。 この指定では、Oracle Universal Installerが実行される言語は変更されないことに注意してください。選択した言語でOracleコンポーネントを実行するには、その言語がオペレーティング・システムの言語設定と同じであることが必要です。オペレーティング・システムの言語は、「コントロール パネル」の地域のオプション・ウィンドウで変更できます。
異なる言語でコンポーネントを使用する手順は、次のとおりです。
インストールの完了後、インストールされたコンポーネントのダイアログ・ボックスのテキスト、メッセージおよびオンライン・ヘルプが、選択した言語で表示されます。
Oracleのグローバリゼーション・サポートにより、ユーザーは選択したロケールおよびキャラクタ・セット設定でデータベースと対話できます。 Oracleソフトウェアのロケール動作を指定するには、NLS_LANG
環境変数を設定します。 この変数では、クライアント・アプリケーションとデータベースに使用する言語と地域を設定します。 また、SQL*Plusなどのクライアント・プログラムでデータの入力と表示に使用されるキャラクタ・セットも設定されます。
NLS_LANG
環境変数の書式は、次のとおりです。
NLS_LANG=language_territory.characterset
各項目の意味は次のとおりです。
language_territory
は、Oracleメッセージ、ソート、曜日および月の名前の表示に使用する言語を指定します。
territory
は、デフォルトの日付書式、金額書式および数値書式の規則を指定します。
characterset
は、クライアント・アプリケーションで使用するエンコーディングを指定します。通常は、ユーザー端末またはオペレーティング・システムのキャラクタ・セットに対応するOracleキャラクタ・セットを使用します。
NLS_LANG
環境変数は、すべてのUNIXベース・プラットフォームでシェルのローカル環境変数として設定します。 たとえば、オペレーティング・システムのロケール設定がen_US.UTF-8
の場合は、対応するNLS_LANG
環境変数をAMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
に設定する必要があります。
次の表に、NLS_LANG
環境変数に有効な値の一部を示します。
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