Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Linux x86 B19284-02 |
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インストール時に、Oracle Universal Installerによって、各コンポーネントに対して、デフォルトのポート番号のセットからポート番号が割り当てられます。この付録では、デフォルトのポート番号の一覧を示し、割り当てられたポートをインストール後に変更する方法について説明します。この付録の内容は、次のとおりです。
多数のOracle Databaseコンポーネントおよびサービスでポートが使用されます。 管理者として、これらのサービスで使用されるポート番号を認識し、同じポート番号がホスト上の複数のサービスで使用されないようにすることが重要です。
ほとんどのポート番号がインストール時に割り当てられます。すべてのコンポーネントおよびサービスに割当て済のポート範囲があり、これは、Oracle Databaseによってポートの割当て時に使用されるポート番号のセットです。範囲内の最小番号から順に、次のチェックが実行されます。
Oracle Databaseは、他のインストールが実行中かどうかに関係なく、ポートが使用中かどうかを検出できます。
非Oracle Databaseプロセスも含めて、ホスト上のすべてのプロセスが対象となります。
/etc/services
ファイルにリストされているかどうか
これらのチェックのいずれかに該当する場合、Oracle Databaseは、割当て済ポート範囲内で次に大きい番号のポートに移動し、空きポートが見つかるまでチェックを続けます。
ほとんどの場合、Oracle Databaseコンポーネントのポート番号は、ポートの構成に使用されるツール内にリストされています。また、一部のOracle Databaseアプリケーションのポートは、portlist.ini
ファイルにリストされています。このファイルは、$ORACLE_HOME/install
ディレクトリにあります。
ポート番号を変更したとき、portlist.ini
ファイルの内容は自動的には更新されません。したがって、このファイル内の情報を使用できるのは、ポート番号が変更されていない場合のみです。ポート番号を変更するには、この付録で説明されている方法を使用してください。
次の表に、インストール時に構成されるコンポーネントで使用するポート番号とプロトコルをリストします。デフォルトでは、範囲内の最初のポートが使用可能な場合は、そのポートがコンポーネントに割り当てられます。
コンポーネントおよび説明 | ポート番号 | ポート範囲 | プロトコル |
---|---|---|---|
Oracle HTML DBなどのOracleアプリケーションは、このポートを介してWebサーバーと通信できます。インストール時に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle HTTP Serverポートの変更」を参照してください。 |
7777 |
7777〜7877 |
HTTP |
Oracle Workflow用のHTTPポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6010 |
6010〜6020 |
TCP/HTTP |
Oracle Workflow用のJMSポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6030 |
6030〜6040 |
TCP |
Oracle Workflow用のRMIポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6110 |
6050〜6060 |
TCP |
Oracle Workflow管理用のHTTPポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6070 |
6070〜6080 |
TCP/HTTP |
Oracle Workflow管理用のJMSポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6090 |
6090〜6100 |
TCP |
Oracle Workflow管理用のRMIポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6110 |
6110〜6120 |
TCP |
Oracle Ultra Search用のHTTPポート。このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5620 |
5620〜5639 |
TCP/HTTP |
Oracle Ultra Search用のRMIポート。 このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5640 |
5640〜5659 |
TCP |
Oracle Ultra Search用のJMSポート。 このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5660 |
5660〜5679 |
TCP |
Oracle HTTP Serverポートを変更する手順は、次のとおりです。
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
ファイル内の次の設定を変更します。
Port port Listen listener
$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc ias-component=HTTP_Server
次の各項では、Oracle Workflowコンポーネント・コンテナおよび管理コンテナのHTTP、RMIおよびJMSポートの変更方法について説明します。
HTTPポートを変更するには、次のファイルを編集します。
$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Component_Container/config/http-web-site.xml
web-site
要素のポート属性を変更します。
<web-site port="6001" ...>
$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/http-web-site.xml
web-site
要素のポート属性を変更します。
<web-site port="6061" ...>
Oracle Workflowコンポーネント・コンテナのRMIポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Component_Container/config/rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のポート属性を変更します。
<rmi-server port="6041">
Oracle Workflow管理コンテナの場合、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のポート属性を変更します。
<rmi-server port="6101">
Oracle Workflowコンポーネント・コンテナのJMSポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のポート属性を変更します。
<jms-server port="6021">
Oracle Workflow管理コンテナの場合、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のポート属性を変更します。
<jms-server port="6080">
次の各項では、Oracle Ultra Searchポートの変更方法について説明します。
HTTPポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/http-web-site.xml
ファイル内のweb-site
要素のport
属性を変更します。
<web-site port="5620"...>
RMIポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のport
属性を変更します。
<rmi-server port="5640"...>
JMSポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のport
属性を変更します。
<jms-server port="5660"...>
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