Oracle Database Clientインストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2) for Linux x86-64 B25532-01 |
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この付録では、トラブルシューティングについて説明します。 この付録の内容は、次のとおりです。
この付録に示すトラブルシューティング手順を実行する前に、システムが要件を満たしていること、および第2章に示したインストール前の作業をすべて完了していることを確認してください。
製品をインストールする前に、その製品のリリース・ノートを参照してください。リリース・ノートは、Oracle Database 10gのディスクに収録されています。最新バージョンのリリース・ノートは、次のOracle Technology NetworkのWebサイトからも入手できます。
http://www.oracle.com/technology/documentation/
Oracle Universal Installerをリモート・システム上で実行しており、Oracle Universal Installerのユーザー・インタフェースをローカル・システム上で表示すると、次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
"Failed to connect to server" "Connection refused by server" "Can't open display"
これらのエラー・メッセージの1つが表示された場合は、次の手順を実行してください。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.acme.com
workstation_name
はワークステーションのホスト名またはIPアドレスです。
$ xclock
モニターにxclockが表示されます。
インストール中にエラーが発生した場合は、次のように操作してください。
インストール中には、Oracle Universal Installerにより実行されるすべてのアクションがログ・ファイルに記録されます。インストール中にエラーが発生した場合は、問題の原因と考えられる情報をログ・ファイルで確認してください。
ログ・ファイルを表示する手順は、次のとおりです。
oraInventory
ディレクトリの位置を判別します。
$ cat /etc/oraInst.loc
oraInventory
ディレクトリの位置は、このファイルのinventory_loc
パラメータに指定されています。
orainventory_location
はoraInventory
ディレクトリの位置です。
$ cd /orainventory_location/logs
$ ls -ltr
このコマンドによりファイル・リストが作成順に表示され、最新のファイルが最後に表示されます。インストーラのログ・ファイル名は次のような名前となり、date_time
はインストールの開始日時を示します。
installActionsdate_time.log
$ tail -50 installActionsdate_time.log | more
このコマンドでは、ログ・ファイルの最後の50行が表示されます。
$ORACLE_HOME/install/make.log
コンフィギュレーション・アシスタントの実行中に発生したインストール・エラーのトラブルシューティング方法は、次のとおりです。
$ORACLE_HOME/cfgtoollogs
ディレクトリにある特定のコンフィギュレーション・アシスタントのログ・ファイルを確認します。エラーの原因となった問題を修正します。
Oracle Configuration Assistant障害は、インストール画面の最下部に表示されます。追加情報がある場合は、コンフィギュレーション・アシスタントのインタフェースに表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントの実行ステータスは、次のファイルに格納されます。
oraInventory_location/logs/installActionsdate_time.log
次の表に、実行ステータス・コードを示します。
ステータス | 結果コード |
---|---|
コンフィギュレーション・アシスタントの正常終了 |
0 |
コンフィギュレーション・アシスタントの異常終了 |
1 |
コンフィギュレーション・アシスタントを取消済 |
-1 |
コンフィギュレーション・アシスタントの実行中に致命的エラーを受け取った場合は、次の手順で現行のインストールを削除し、Oracleソフトウェアを再インストールする必要があります。
サイレント・モードでのインストールが正常に実行されたかどうかを判断するには、次のログ・ファイルを調べます。
/oraInventory_location/logs/silentInstalldate_time.log
必要な場合は、前項を参照してoraInventory
ディレクトリの位置を判別してください。
サイレント・インストールは、次の場合に失敗します。
たとえば、よくあるのは、製品固有データはすべて正しく指定されているがステージング領域の位置が不正という問題です。 このような場合、FROM_LOCATION
変数を調べて、インストール・メディアのproducts.xml
ファイルを指していることを確認します。 インストール・メディアでは、このproducts.xml
はresponse/stage
にあります。
Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは、実行時にレスポンス・ファイルの妥当性を検査します。妥当性検査が失敗すると、サイレント・モードでのインストールまたは構成プロセスは終了します。コンテキスト、フォーマットまたはタイプが不正な場合、そのパラメータ値は、ファイルに指定されていないものとみなされます。
インストールが失敗した場合は、インストール中に作成されたファイルを削除し、Oracleホーム・ディレクトリを削除する必要があります。ファイルを削除する手順は、次のとおりです。
「インベントリ」ウィンドウが表示され、インストールされている製品の一覧が表示されます。
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