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Oracle Database 管理者リファレンス
10g リリース2(10.2) for UNIX Systems

B19278-06
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7 SQL*LoaderおよびPL/SQLのデモ

この章では、Oracle Databaseとともに使用できるSQL*LoaderとPL/SQLの各デモ・プログラムを作成および実行する方法について説明します。次の項目について説明します。

7.1 SQL*Loaderのデモ

SQL*Loaderのデモを実行する場合は、ulcase.shファイルを実行します。デモを個別に実行する場合は、ファイル内に含まれている情報を読んで、実行方法を確認してください。

7.2 PL/SQLのデモ

PL/SQLには多数のデモ・プログラムが含まれています。これらのプログラムを使用する前に、データベース・オブジェクトを作成し、サンプル・データをロードする必要があります。オブジェクトを作成してサンプル・データをロードするには、次の手順を実行します。

  1. ディレクトリをPL/SQLデモ・ディレクトリに変更します。

    $ cd $ORACLE_HOME/plsql/demo
    
    
  2. SQL*Plusを起動し、SCOTT/TIGERとして接続します。

    $ sqlplus SCOTT/TIGER
    
    
  3. 次のコマンドを実行し、オブジェクトを作成してサンプル・データをロードします。

    SQL> @exampbld.sql
    SQL> @examplod.sql
    


    注意:

    デモは、十分な権限を持つOracleユーザーとして作成してください。デモは、作成時と同じOracleユーザーで実行してください。 


PL/SQLカーネル・デモ

次のPL/SQLカーネル・デモは、ソフトウェアとともに使用できます。

PL/SQLカーネル・デモexampn.sqlまたはsamplen.sqlをコンパイルして実行するには、次の手順に従ってください。

  1. SQL*Plusを起動し、SCOTT/TIGERとして接続します。

    $ cd $ORACLE_HOME/plsql/demo
    $ sqlplus SCOTT/TIGER
    
    
  2. 次のようなコマンドを実行してデモを実行します。demo_nameはデモ名です。

    SQL> @demo_name
    
    

extproc.sqlデモを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、次のように外部プロシージャのエントリをtnsnames.oraファイルに追加します。

    EXTPROC_CONNECTION_DATA =
       (DESCRIPTION =
           (ADDRESS_LIST = 
              (ADDRESS=(PROTOCOL = IPC)( KEY = EXTPROC))
           )
           (CONNECT_DATA = 
              (SID = PLSExtProc)
           )
        )
    
    
  2. 必要に応じて、次のように外部プロシージャのエントリをlistener.oraファイルに追加します。


    注意:

    listener.oraファイルのSID_NAMEに指定する値と、tnsnames.oraファイルのSIDに指定する値は、一致している必要があります。 


    • HP-UX、Linux、SolarisおよびTru64 UNIXの場合

      SID_LIST_LISTENER = 
        (SID_LIST = 
           (SID_DESC=
              (SID_NAME=PLSExtProc)
              (ORACLE_HOME=oracle_home_path)
              (ENVS=EXTPROC_DLLS=oracle_home_path/plsql/demo/extproc.so,
                 LD_LIBRARY_PATH=oracle_home_path/plsql/demo)
              (PROGRAM=extproc)
            )
          )
      
      
    • AIXの場合

      SID_LIST_LISTENER = 
        (SID_LIST = 
           (SID_DESC=
              (SID_NAME=PLSExtProc)
              (ORACLE_HOME=oracle_home_path)
              (ENVS=EXTPROC_DLLS=oracle_home_path/plsql/demo/extproc.so,
                 LIBPATH=oracle_home_path/plsql/demo)
              (PROGRAM=extproc)
            )
          )
      
      
    • Mac OS Xの場合

      SID_LIST_LISTENER = 
        (SID_LIST = 
           (SID_DESC=
              (SID_NAME=PLSExtProc)
              (ORACLE_HOME=oracle_home_path)
              (ENVS=EXTPROC_DLLS=oracle_home_path/plsql/demo/extproc.dylib,
                 DYLD_LIBRARY_PATH=oracle_home_path/plsql/demo)
              (PROGRAM=extproc)
            )
          )
      
      
  3. ディレクトリを$ORACLE_HOME/plsql/demoに変更します。

  4. 次のコマンドを実行してextproc.so共有ライブラリを作成し、必要なデータベース・オブジェクトを構築してサンプル・データをロードします。


    注意:

    Mac OS Xシステムでは、次の各例において共有ライブラリ名extproc.dylibを使用してください。 


    $ make -f demo_plsql.mk extproc.so exampbld examplod
    
    

    データベース・オブジェクトが構築済でサンプル・データがロードされている場合は、次のコマンドを実行します。

    $ make -f demo_plsql.mk extproc.so
    
    
  5. SQL*Plusから、次のコマンドを実行します。

    SQL> CONNECT SYSTEM/SYSTEM_password
    SQL> GRANT CREATE LIBRARY TO SCOTT;
    SQL> CONNECT SCOTT/TIGER
    SQL> CREATE OR REPLACE LIBRARY demolib IS
      2  'oracle_home_path/plsql/demo/extproc.so';
      3  /
    
    
  6. デモを起動するには、次のコマンドを実行します。

    SQL> @extproc
    
PL/SQLプリコンパイラ・デモ


注意:

この項で示すmakeコマンドは、必要なデータベース・オブジェクトを作成し、サンプル・データをSCOTTスキーマにロードします。 


次のプリコンパイラ・デモを利用できます。

PL/SQLプリコンパイラ・デモを作成するには、$ORACLE_HOME/libディレクトリを含むようにライブラリ・パス環境変数を設定し、次のコマンドを実行します。

$ cd $ORACLE_HOME/plsql/demo
$ make -f demo_plsql.mk demos

デモを1つのみ作成する場合は、makeコマンドにそのデモ名を引数として指定します。たとえば、examp9デモを作成するには、次のコマンドを実行します。

$ make -f demo_plsql.mk examp9

examp9デモを起動するには、次のコマンドを実行します。

$ ./examp9

7.3 PL/SQLからの32ビット外部プロシージャのコール


注意:

この項の内容は、AIX、HP-UX、Solaris SPARC、zSeries LinuxおよびApple Mac OS X (Intel)に適用されます。 


64ビットの外部プロシージャ実行可能ファイル(extproc)および32ビットの外部プロシージャ実行可能ファイル(extproc32)は、$ORACLE_HOME/binディレクトリにインストールされています。デフォルトでは、実行可能ファイルextprocを使用して、AIX、HP-UX、Solaris SPARCおよびzSeries Linuxの各システムで、64ビット外部プロシージャを実行できます。32ビットの外部プロシージャを使用可能にするには、次の手順を実行します。

  1. listener.oraファイルにPROGRAMパラメータの値を次のように設定します。

    (PROGRAM=extproc32)
    
    
  2. 使用しているプラットフォームに応じて、次のいずれかの環境変数に$ORACLE_HOME/lib32ディレクトリを指定します。

    プラットフォーム  環境変数 

    AIX 

    LIBPATH 

    HP-UX 

    SHLIB_PATH 

    Linux on POWER、zSeries LinuxおよびSolaris 

    LD_LIBRARY_PATH 

    Apple Mac OS X (Intel) 

    DYLD_LIBRARY_PATH 

  3. リスナーを再起動します。


    注意:

    32ビットまたは64ビットのいずれかの外部プロシージャを実行できるようにリスナーを構成できますが、同時に両方のプロシージャを実行することはできません。ただし、32ビットと64ビットの外部プロシージャを両方ともサポートする必要がある場合は、2つのリスナーを構成できます。 



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