Oracle Database Clientインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium B25681-02 |
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Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタントによって作成されるファイルで、次のディレクトリ・アクセス情報を含む。
ldap.ora
ファイルは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
network
¥
admin
にある。
次の項目を識別するためのリスナー用構成ファイル。
listener.ora
ファイルは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
network
¥
admin
にある。
Oracle Database 10gリリース2(10.2)では、サービス登録により、データベース・サービスを識別する必要がない。ただし、Oracle Enterprise Managerを使用する場合は、Oracle Database 10gリリース2(10.2)に静的なサービス構成が必要。
初期化ファイル・パラメータOS_AUTHENT_PREFIX
により、データベースに接続するユーザーを認証するためにOracleで使用される接頭辞をユーザーが指定できる。Oracleでは、このパラメータの値をユーザーのオペレーティング・システム・アカウント名およびパスワードの前に連結する。接続要求が発行されると、Oracleでは接頭辞の付いたユーザー名をデータベース内のOracleユーザー名と比較する。
このパラメータのデフォルト値は""
(NULL文字列)で、そのためオペレーティング・システム・アカウント名には接頭辞が追加されない。旧リリースでは、OPS$
(オペレーティング・システム固有の短縮名)がデフォルト設定であった。
クライアント・アプリケーションとサーバー間の接続の確立と維持、およびこれらの間でのメッセージ交換を行うネットワーク通信レイヤー。
相対識別名がcn=OracleContext
のディレクトリ・サブツリーのルートで、すべてのOracleソフトウェア情報が保持される。1つのディレクトリ内に1つ以上のOracleコンテキストが存在する場合がある。Oracleコンテキストは、ディレクトリ・ネーミング・コンテキストと関連付けることができる。
Oracleコンテキストには、次のOracleエントリを含めることができる。
LDAP準拠のディレクトリ・サーバーに格納できるものを決定する規則の集合。Oracleには、Oracle Net Servicesエントリなど、多くのOracleエントリ・タイプに適用される独自のスキーマがある。Oracle Net Servicesエントリ用のOracleスキーマは、エントリに含まれる属性を含む。
Oracleコンポーネントをインストールするディレクトリ・パス(c:¥oracle¥product¥10.2.0¥db_
n
など。ここでn
はOracleホームの番号)。Oracle Universal Installerの「ファイルの場所の指定」ウィンドウの「パス」フィールドで、Oracleホームの入力が要求される。
現行のOracleホームの名前。各Oracleホームには、コンピュータ上の他のすべてのOracleホームと区別するために名前が付いている。インストール中、Oracle Universal Installerの「ファイルの場所の指定」ウィンドウの「名前」フィールドで、Oracleホーム名の入力が要求される。
データベースをコンピュータにあるその他すべてのデータベースと区別するOracleシステム識別子。SIDは、文字が8文字以上かまたはピリオドを入力しないかぎり、グローバル・データベース名のデータベース名部分(たとえば、sales.us.acme.com
のsales
)に自動的にデフォルト設定される。デフォルト値は、そのまま確定することも、変更することもできる。
クライアントまたはサーバーの構成ファイルで、次のものを指定する。
sqlnet.ora
ファイルは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME
¥network¥admin
にある。
Microsoft Windows Terminal Serverは、Windowsシン・クライアントのターミナル・サーバーで、Windows Server上の複数の同時クライアント・セッションに対するサポートを追加する製品。Windows Terminal Serverでは、オペレーティング・システムのGraphical User Interface(GUI)をOracleデータベースのユーザーに提供する。
接続記述子にマップされるネット・サービス名を含む構成ファイル。このファイルは、ローカル・ネーミング・メソッド用に使用される。tnsnames.ora
ファイルは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME
¥network¥admin
にある。
「汎用命名規則(Universal Naming Convention: UNC)」を参照。
インストールするコンポーネントを自動的に選択する事前定義のコンポーネント・セット。各最上位コンポーネントで使用可能なインストール・タイプのリストは、「Oracle Database Clientのインストール・タイプ」を参照。
Windowsログイン接続情報をOracle Databaseに接続するユーザーの認証に使用できる。Windows固有の認証には、次の利点がある。
Oracleサーバー上で実行されるPL/SQLルーチンでは、Cプログラミング言語で記述され、共有ライブラリに保存されている外部プロシージャまたはファンクションをコールできる。Oracle Databaseが外部プロシージャに接続するには、サーバーをネット・ワーク・サービス名で構成し、リスナーをプロトコル・アドレスおよびサービス情報で構成する必要がある。
構成不要でクライアントによるデータベース・サーバーへの接続を可能にするネーミング・メソッド。クライアントは、ホスト名とオプションのポート番号、サービス名およびインスタンス名から構成される簡単なTCP/IPアドレスを使用する。
CONNECT username/password@host[:port][/service_name][/instance_name]
データベースをネットワーク・ドメインの他のデータベースから一意に区別する完全データベース名。
たとえば、次のようになる。
sales.us.acme.com
sales
はデータベース名、us.acme.com
はデータベースが置かれているネットワーク・ドメイン。
PMONプロセス(インスタンス・バックグラウンド・プロセス)がリスナーに情報を自動的に登録する機能。この情報はリスナーに登録されるため、listener.oraファイルはこの静的情報で構成される必要がない。
サービス登録により、リスナーには次の情報が提供される。
これにより、リスナーがクライアントの要求を正しく送信できる。
これにより、リスナーがクライアントの接続要求を処理できる最良のディスパッチャを決定できる。すべてのディスパッチャがふさがっている場合、リスナーはその接続専用のサーバーを生成することができる。
この情報により、リスナーはクライアントの接続要求を処理するための最良の方法を決定できる。
「SID」を参照。
ネットワーク・ドメインを含まないネット・サービス名。
特別にフォーマットされた、ネットワーク接続のための宛先の記述。接続記述子は、宛先サービスおよびネットワーク経路情報を含む。
宛先サービスは、Oracle Databaseの場合はサービス名、リリース8.0またはバージョン7のOracleデータベースでは、Oracleシステム識別子(SID)を使用して表される。ネットワーク・ルートは、少なくとも、ネットワーク・アドレスを使用してリスナーの場所を示す。
接続記述子を解決する名前、ネット・サービス名またはサービス名。ユーザーは、接続するサービスに対する接続文字列内に、接続識別子とともにユーザー名およびパスワードを渡すことで接続要求を開始する。たとえば、次のようにする。
SQL> CONNECT username/password@connect_identifier
ほとんどのクライアント要求が発生するネットワーク・ドメイン。クライアントが置かれるドメイン、またはクライアントがネットワーク・サービスを要求するドメインとなることがある。デフォルト・ドメインは、修飾されていないネットワーク名要求に追加されるドメインを決定するクライアント構成パラメータにもなる。"."文字を含まない場合、名前要求は修飾されない。
クライアント・アプリケーションで、データベース・サービスへの接続の際、接続識別子をネットワーク・アドレスに解決するために使用される解決方法。Oracle Net Servicesは、次のネーミング・メソッドをサポートする。
接続記述子に解決されるサービスの単純名。ユーザーは、接続するサービスに対する接続文字列内に、ネット・サービス名とともにユーザー名およびパスワードを渡すことで接続要求を開始する。
SQL>
CONNECT
username
/
password
@
net
_
service
_
name
必要に応じて、ネット・サービス名は次のような様々な場所に格納できる。
tnsnames.ora
)
汎用命名規則は、ネットワーク・ドライブをドライブ名にマップせずに、ネットワーク上のファイルにアクセスする手段を提供する。UNC名は、次のように構成される。
¥¥
computer name
¥
share name
¥
filename
Oracle Database ClientとOracle Database間の接続のデフォルト構成を実行するOracle Universal Installerのオプション。次を構成する。
Oracle Database Clientが接続しようとする際、最初にローカル・ネーミングを使用し、次に簡易接続ネーミングを使用する。
クライアント・アプリケーションで使用されるプロトコルで、データベースとの通信のためにリスナーと同じノードに置かれる。IPCは、TCP/IPより高速なローカル接続を提供する。
ネットワーク・オブジェクトのネットワーク・アドレスを識別するアドレス。
接続が行われるとき、クライアントとその要求の受信者(リスナーまたはOracle Connection Manager)は同じプロトコル・アドレスを使用して構成される。クライアントはこのアドレスを使用して接続要求を特定のネットワーク・オブジェクトの位置に送信し、受信者はこのアドレスで要求のリスニングを行う。クライアントと接続受信者に対して同じプロトコルをインストールし、同じアドレスを構成することが重要である。
サーバーに常駐するプロセスで、クライアントからの接続要求のリスニング、およびサーバーへの通信量の管理を行う。
クライアントがデータベース・サーバーとのネットワーク・セッションを要求するときに、リスナーは実際の要求を受け取る。クライアント情報がリスナー情報と一致した場合、リスナーはデータベース・サーバーへの接続を許可する。
Oracle Management Serverからアクセス可能なOracleデータベースにある表の集合。Oracle Management Serverでは、すべてのシステム・データおよびアプリケーション・データ、環境全体に分散している管理対象ノードの状態についての情報、別にライセンスを受けられる管理パックに関する情報を格納するために、リポジトリが使用される。
ネット・サービス名を接続記述子に解決するネーミング・メソッド。この名前は、各クライアントのtnsnames.oraファイルに構成および保存される。
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