Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium B25686-02 |
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この付録では、デフォルトのポート番号を示し、割り当てられたポートをインストール終了後に変更する方法について説明します。
インストール時に、Oracle Universal Installerによって、各コンポーネントに対して、デフォルトのポート番号のセットからポート番号が割り当てられます。多数のOracle Databaseコンポーネントおよびサービスでポートが使用されます。管理者は、これらのサービスで使用されるポート番号を把握し、同じポート番号がホスト上の2つのサービスで使用されていないことを確認する必要があります。
ほとんどのポート番号がインストール時に割り当てられます。すべてのコンポーネントおよびサービスに割当て済のポート範囲があり、これは、Oracle Databaseによってポートの割当て時に使用されるポート番号のセットです。範囲内の最小番号から順に、次のチェックが実行されます。
インストールがその時点で稼働中または停止されている場合も、Oracle Databaseではポートが使用されているかどうかを検出できます。
これには、Oracle Database以外のプロセスであっても、ホスト上のすべてのプロセスが含まれます。
前述の設問に1つでも該当する場合、Oracle Databaseは、割当済ポート範囲内で次に上位のポートに移動し、空きポートが見つかるまでチェックを続行します。
ほとんどの場合、Oracle Databaseコンポーネントのポート番号は、ポートの構成に使用するツールにリストされます。また、一部のOracle Databaseアプリケーションのポートは、portlist.ini
ファイルにリストされています。このファイルは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
install
にあります。
ポート番号を変更しても、portlist.ini
ファイル内では更新されないため、このファイルに依存できるのはインストール直後のみです。ポート番号を検索または変更するには、この付録で説明する方法を使用します。
次の表に、インストール時に構成されるコンポーネントに対して使用されるポート番号とプロトコルを示します。デフォルトでは、範囲内の最初のポートが使用可能な場合は、そのポートがコンポーネントに割り当てられます。
コンポーネントおよび説明 | デフォルトのポート番号 | ポート範囲 | プロトコル |
---|---|---|---|
Oracle HTML DBなどのOracleアプリケーションは、このポートを介してWebサーバーと通信できます。これはインストール時に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle HTTP Serverポートの変更」を参照してください。 |
7777 |
7777〜7877 |
HTTP |
Oracle Workflow用のHTTPポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6010 |
6010〜6020 |
TCP/HTTP |
Oracle Workflow用のJMSポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6030 |
6030〜6040 |
TCP |
Oracle Workflow用のRMIポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6110 |
6050〜6060 |
TCP |
Oracle Workflow管理用のHTTPポート。 インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6070 |
6070〜6080 |
TCP/HTTP |
Oracle Workflow管理用のJMSポート。インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6090 |
6090〜6100 |
TCP |
Oracle Workflow管理用のRMIポート。 インストール時に自動的に構成されます。このポートの変更方法は、「Oracle Workflowコンテナ・ポートの変更」を参照してください。 |
6110 |
6110〜6120 |
TCP |
Oracle Ultra Search用のHTTPポート。 このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5620 |
5620〜5639 |
TCP/HTTP |
Oracle Ultra Search用のRMIポート。 このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5640 |
5640〜5659 |
TCP |
Oracle Ultra Search用のJMSポート。 このポート番号は、Oracle Ultra Searchのインストール時に、「カスタム」インストール・タイプを使用して自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。 |
5660 |
5660〜5679 |
TCP |
Oracle HTTP Serverポートを変更する手順は、次のとおりです。
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
Apache
¥
Apache
¥
conf
¥
httpd.conf
ファイル内の次の設定を変更します。
Port port Listen listener
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl restartproc ias-component=HTTP_Server
次の各項では、Oracle Workflowコンポーネント・コンテナおよび管理コンテナのHTTP、RMIおよびJMSポートの変更方法について説明します。
HTTPポートを変更するには、次のファイルを編集します。
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Component_Container
¥
config
¥
http-web-site.xml
web-site
要素のポート属性を変更します。
<web-site port="6001" ...>
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Management_Container
¥
config
¥
http-web-site.xml
web-site
要素のポート属性を変更します。
<web-site port="6061" ...>
Oracle Workflowコンポーネント・コンテナのRMIポートを変更するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Component_Container
¥
config
¥
rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のポート属性を変更します。
<rmi-server port="6041">
Oracle Workflow管理コンテナの場合は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Management_Container
¥
config
¥
rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のポート属性を変更します。
<rmi-server port="6101">
Oracle Workflowコンポーネント・コンテナのJMSポートを変更するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Management_Container
¥
config
¥
jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のポート属性を変更します。
<jms-server port="6021">
Oracle Workflow管理コンテナの場合は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_Workflow_Management_Container
¥
config
¥
jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のポート属性を変更します。
<jms-server port="6080">
次の各項では、Oracle Ultra Searchポートの変更方法について説明します。
HTTPポートを変更するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_SEARCH
¥
config
¥
http-web-site.xml
ファイル内のweb-site
要素のport
属性を変更します。
<web-site port="5620"...>
RMIポートを変更するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_SEARCH
¥
config
¥
rmi.xml
ファイル内のrmi-server
要素のport
属性を変更します。
<rmi-server port="5640"...>
JMSポートを変更するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
oc4j
¥
j2ee
¥
OC4J_SEARCH
¥
config
¥
jms.xml
ファイル内のjms-server
要素のport
属性を変更します。
<jms-server port="5660"...>
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