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Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium

B25686-02
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D Oracle Database Companion CDのインストールに関するトラブルシューティング

この付録では、次のトラブルシューティングについて説明します。

要件の確認

この付録に示すトラブルシューティングの手順を実行する前に、次を実行してください。

インストール・セッションのログの確認

この項の内容は、次のとおりです。

Oracle Companion CDインストール・セッションのログの確認

Oracle Universal Installerを最初に実行すると、システムにインストールされる製品のインベントリと他のインストール情報を記録するために、DRIVE_LETTER:¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Inventory¥logsディレクトリが作成されます。

ログ・ファイルの名前はinstallActionsdate_time.logで、date_timeはインストールの日付と時刻です。たとえばinstallActions2004-055-14_09-00-56-am.logなどです。

インストール済コンポーネントのリストは、Oracle Universal Installerのウィンドウで「インストールされた製品」をクリックしても確認できます。


注意:

Inventoryディレクトリとその内容は、削除したり手動で変更したりしないでください。システムにインストールされた製品をOracle Universal Installerで特定できなくなります。

installActionsdate_time.logファイルには、インストール・プロセス中に実行されたアクションのログが記録されます。インストール中にリンク・エラーがあれば、それもこのファイルに記録されます。installActionsdate_time.logファイルは削除または変更しないでください。  


Oracle HTML DBインストール・セッションのログの確認

Oracle HTML DBをインストールすると、Oracle Universal Installerは、ネーミング規則installYYYY-MM-DD_HH24-MI-SS.logを使用してhtmldbディレクトリにログ・ファイルを作成します。インストールが正常な場合は、次のテキストがログ・ファイルに書き込まれます。

Thank you for installing Oracle HTML DB.
Oracle HTML DB is installed in the FLOWS_010600 schema.

ログ・ファイルにエラーがある場合でも、インストールに失敗したわけではありません。許容されるエラーはログ・ファイルにそのことが記録されます。

インストール失敗後のクリーン・アップ

「Oracle HTTP Serverの起動、停止または再起動」に従ってOracle HTTP Serverを停止します。

次の各項に進んで処理を実行します。

Oracle Companion CDインストール失敗後のクリーン・アップ

インストールに失敗した場合は、インストール中にOracle Universal Installerによって作成されたファイルを削除し、Oracleホーム・ディレクトリを削除する必要があります。ファイルを削除するには、次のようにします。

  1. Oracle Databaseインストール・メディアを挿入し、companionディレクトリに移動します。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリに移動します。setup.exeをダブルクリックし、Oracle Universal Installerを起動します。

  2. 「ようこそ」ウィンドウの「製品の削除」をクリックするか、Oracle Universal Installerのいずれかのウィンドウで「インストールされた製品」をクリックします。「インベントリ」ウィンドウが表示され、インストールされている製品の一覧が表示されます。

  3. 削除する製品を選択して「削除」をクリックします。


    注意:

    システムに複数のインストール環境がある場合、他のOracleホームにインストールされている製品も「インベントリ」画面に表示されます。他のOracleホームから製品を選択すると、それらの製品も削除されます。 


  4. Oracle HTTP Serverをインストールした場合は、失敗したインストールで使用したOracle HTTP ServerのOracleホーム・ディレクトリを手動で削除します。

  5. Oracle HTML DBをインストールした場合は、次の項の手順に従います。

Oracle HTML DBインストール失敗後のクリーン・アップ

Oracle HTML DBの正常なインストールでは、次のバナーがインストールの終了時に表示されます。

Thank you for installing Oracle HTML DB.
Oracle HTML DB is installed in the FLOWS_010600 schema.

ただし、インストールに失敗すると、Oracle Universal InstallerでOracle HTML DBコンポーネントを削除する以外に、インストール・タイプによって1つまたは2つのデータベース・スキーマを再インストールする前に削除する必要があります。

関連項目

「Oracle Companion CDインストール失敗後のクリーン・アップ」 

アップグレード失敗後のクリーン・アップ

アップグレードに失敗した場合は、最初にOracle HTML DBをリリース1.5に戻し、リリース1.6に関連したスキーマを削除します。

Oracle HTML DBをリリース1.5に戻すには、次のようにします。

  1. imagesディレクトリを変更した場合、リリース1.5のimagesディレクトリにテキスト別名/i/を指定しなおす必要があります。

  2. SQL*Plusで次のコマンドを実行します。

    1. SQL*Plusを起動してOracle HTML DBがSYSまたはSYSTEMとしてインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

      c:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
      
      
    2. 次のように実行します。

      SQL> ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_010600;
      SQL> exec FLOWS_010600.wwv_flow_upgrade.switch_schemas
      ('FLOWS_010600','FLOWS_010600');
      
      

リリース1.6のスキーマを削除するには、次のようにします。

  1. SQL*Plusを起動してOracle HTML DBがSYSまたはSYSTEMとしてインストールされているデータベースに接続します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    DROP user FLOWS_010600 CASCADE;
    

新しいインストール失敗後のクリーン・アップ

新しいインストール失敗後にスキーマを削除するには、次のようにします。

  1. SQL*Plusを起動してOracle HTML DBがSYSまたはSYSTEMとしてインストールされているデータベースに接続します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    drop user FLOWS_010600 cascade;
    drop user FLOWS_FILES cascade;
    

サイレントまたは非対話型インストールでのレスポンス・ファイルのエラー処理

サイレントまたは非対話型インストールが正常に実行されたかどうかを判断するには、DRIVE_LETTER:¥Program Files¥Oracle¥Inventory¥logsディレクトリにあるsilentInstallActionsdate_time.logファイルを調べます。

サイレント・インストールは、次の場合に失敗します。

Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは、実行時にレスポンス・ファイルの妥当性を検査します。妥当性検査に失敗すると、インストールまたは構成プロセスは終了します。コンテキスト、形式または型が不正な場合、そのパラメータ値は、ファイルに指定されていないとみなされます。

関連項目

対話型インストールのログ・ファイルの詳細は、「インストール・セッションのログの確認」を参照してください。 

Oracle HTML DBでイメージが正しく表示されない場合

Oracle HTML DBのイメージが正しく表示されない場合は、イメージが格納されているディレクトリの位置指定に問題がある可能性があります。イメージ用ディレクトリの位置は、marvel.confファイルに別名で格納されます。この問題を処理する方法は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタで、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥confにあるmarvel.confファイルを開きます。

  2. 次のようなimagesディレクトリへの別名を検索します。

    Alias /i/ C:/oracle/product/10.2.0/db_HTMLDB/htmldb/images
    
    
  3. 次の問題についてチェックします。

    • 別名/i/が複数存在する場合は、/i/の最初のインスタンスを他の別名に変更します。または、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥htmldb¥imagesディレクトリから、最初の別名/i/で定義されたディレクトリにイメージをコピーします。

    • 別名/i/が正しいディレクトリを指していない場合は、ディレクトリ・パスを修正します。

Oracle HTML DBのオンライン・ヘルプが動作しない場合

ユーザーが仮想ホストを介してOracle HTML DBにアクセスしている場合、オンライン・ヘルプは動作しません。次の例について考えてみます。

この例では、ユーザーがinternal.server.comにアクセスできない場合、Oracle HTML DBのオンライン・ヘルプは動作しません。この問題を解決するには、Oracle HTML DBのデータベース・アクセス記述子(DAD)に次の行を追加して、CGI環境変数のSERVER_NAMEおよびSERVER_PORTを上書きします。

PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_NAME=external.server.com
PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_PORT=80

関連項目

CGI環境変数の上書きについては、『Oracle Application Server mod_plsqlユーザーズ・ガイド』を参照してください。 


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