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Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium

B25686-02
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4 Oracle Database Companion CDのインストール後の作業

この章では、ソフトウェアのインストール後に完了する必要のある次の作業について説明します。

最新のパッチ・セット・リリースのインストール

Oracle Companion CDコンポーネントを正しくインストールした後、最新のパッチ・セットをインストールすることをお薦めします。パッチ・セットをインストールすることで、最新のOracle Database Companion CDに更新されます。

OracleMetaLinkを使用するには、オンライン登録が必要です。OracleMetaLinkにログインした後、左側の列から「Patches」を選択します。

パッチを検索してダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. OracleMetaLinkのWebサイトにアクセスします。

    http://metalink.oracle.com/
    
    
  2. OracleMetaLinkにログインします。


    注意:

    OracleMetaLinkにユーザー登録していない場合は、「Register for MetaLink!」をクリックし、表示される指示に従って登録してください。 


  3. OracleMetaLinkのメイン・ページで「Patches」をクリックします。

  4. 「Simple Search」を選択します。

  5. 次の情報を指定し、「Go」をクリックします。

    • 「Search By」フィールドで「Product」または「Family」を選択し、次にCompanion CD製品を指定します。

    • 「Release」フィールドで、現行のリリース番号を指定します。

    • 「Patch Type」フィールドで、Patchset/Minipackを指定します。

    • 「Platform or Language」フィールドで、使用しているプラットフォームを選択します。

  6. 「Results for Platform」の下で、OracleMetaLinkを使用してOracle Databaseの最新のパッチ・セットを検索します。

  7. 使用可能なパッチのリストから、ダウンロードするパッチ番号をクリックします。

  8. 「View ReadMe」をクリックし、READMEを確認してからダウンロードを実行します。

    各パッチには、インストール要件および指示が記載されたREADMEファイルがあります。一部のパッチはOracle Universal Installerでインストールします。その他のパッチには特別な手順が必要です。作業を進める前に、必ずREADMEを読むことをお薦めします。

  9. 「Patch Set」ページに戻り、「Download」をクリックしてファイルをシステムにダウンロードして保存します。

  10. unzipユーティリティを使用してパッチzipファイルを解凍します。

Oracle HTTP Serverのインストール後の作業

Oracle HTTP Serverをインストールした場合は、次の項で説明する作業を完了してください。

次の項目について説明します。

ファイルのバックアップ

Oracle HTTP Serverの構成ファイルおよびログ・ファイルのバックアップを作成することをお薦めします。構成ファイルとログ・ファイルは次の場所にあります。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥conf
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥logs
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs
ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf

パッチを適用する前に、Oracleホーム全体のバックアップを作成することをお薦めします。

以前のリリースのOracle HTTP Serverからの移行

このシステム上で、以前のリリースのOracle DatabaseとともにインストールされたOracle HTTP Serverを使用している場合は、そのHTTP Serverの構成を現行のリリースに移行できます。

移行プロセスには次の2つの作業が含まれます。

以前のOracle HTTP Serverからのhttpd.conf構成ファイルの移行

以前のリリースのOracle HTTP Serverの構成を現行リリースに移行するには、以前のリリースで使用されているhttpd.confファイルをコピーして変更する必要があります。

次の各項では、この作業の実行方法について説明します。

手順1: httpd.confファイルをコピーして開く

以前のリリースで使用されているOracle HTTP Server構成ファイル(httpd.conf)を、現行リリースの構成ファイル・ディレクトリにコピーします。

http.confファイルをコピーして開く手順は、次のとおりです。

  1. 現行リリースのOracle HTTP Serverに使用する構成ファイル・ディレクトリに移動します。

    c:¥> cd ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf
    
    
  2. httpd.confファイルのバックアップを作成します。

    c:¥> copy httpd.conf httpd.conf.orig
    
    
  3. 現行リリースのOracle HTTP Serverに使用する構成ファイル・ディレクトリのバックアップを作成します。

    c:¥> copy ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME
    
    
  4. 構成ファイル・ディレクトリに移動します。

    c:¥> cd ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf
    
    
  5. 以前のリリースで使用されているhttpd.confファイルを、現行のディレクトリにコピーします。次に例を示します。

    c:¥> copy ¥OLD_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf
    
    
  6. テキスト・エディタでhttpd.confファイルを開きます。

手順2: 一括変更を実行する

httpd.confファイルに対して一括変更を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 以前のリリースのOracleホーム・ディレクトリ・パスの出現箇所をすべて検索し、現行のOracleホーム・ディレクトリ・パスに置き換えます。

  2. mod_ssl.cの出現箇所をすべてmod_ossl.cに変更します。


    注意:

    SSLを使用していない場合にも、httpd.confファイル内のSSL関連ディレクティブを変更することをお薦めします。 


手順3: LoadModuleのディレクティブ・リストを変更する

LoadModuleディレクティブのリストを変更する手順は、次のとおりです。

  1. 次のディレクティブを削除します。

    LoadModule oprocmgr_module    libexec¥liboprocmgr.so
    LoadModule rewrite_module     libexec¥mod_rewrite.so
    


    注意:

    このファイルには、後でmod_rewriteモジュール用のLoadModuleディレクティブを追加する必要があります。 


  2. onsintモジュールをロードする次のディレクティブを、<IfDefine SSL>セクションの直前に追加します。

    LoadModule onsint_module      libexec¥mod_onsint.so
    
    
  3. <IfDefine SSL>セクションのLoadModuleディレクティブ内で、次のようにssl_moduleossl_moduleに変更し、mod_ssl.somod_ossl.soに変更します。

    LoadModule ossl_module      libexec¥mod_ossl.so
    

手順4: サポートされない機能のディレクティブとセクションを削除する

サポートされない機能に関するディレクティブとセクションすべてを削除する手順は、次のとおりです。

  1. <IfModule mod_alias.c>セクションから次のディレクティブを削除します。

    Alias /jservdocs/ "¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Jserv¥docs¥"
    Alias /soapdocs/ "¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥soap¥"
    
    
  2. <IfModule mod_fastcgi>セクションから次のディレクティブを削除します。

    FastCGIServer fcgi-bin/echo -initial-env ORACLE_HOME \
                                 -initial-env NLS_LANG
    
    
  3. 次のインクルード・ディレクティブを削除します。

    include "/ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf"
    
    
  4. <IfModule mod_oprocmgr.c>セクションを削除します。

手順5: ポート番号を変更する

httpd.confファイルは、Oracle HTTP ServerまたはOracle Databaseとともにインストールされた以前のリリースのOracle HTTP Serverによって使用されます。このファイルには、SSL対応サーバーを起動したかどうかに基づいて非SSL(HTTP)リクエスト用に異なるポートが指定されています。次の例では、これらのポートがport1およびport2として示されています。

Port port1
Listen port1

<IfModule mod_ossl.c>
  Port port2
  Listen port2
  Listen SSL_port
</IfModule>

ポート番号を変更する手順は、次のとおりです。

  1. SSLを使用していなかった場合は、次のディレクティブを削除します。

    Port port2
    Listen port2
    
    

    Oracle HTTP ServerはHTTPリクエストをport1ポートでリスニングします。

  2. SSL用に定義されたポートのみを使用していた場合は、各ディレクティブを次の例に示すように変更します。

    Port port2
    Listen port2
    
    <IfModule mod_ossl.c>
      Listen SSL_port
    </IfModule>
    
    

    Oracle HTTP ServerはHTTPリクエストをport2ポート、HTTPSリクエストをSSL_portポートでリスニングします。

  3. 以前のリリースのOracle HTTP Serverをこのリリースと並行して使用し続ける場合は、PortおよびListenディレクティブに指定されているポートを未使用のポートに変更します。

  4. 前述の手順でSSL_portを変更した場合は、次のようにします。

    1. <VirtualHost _default_:SSL_port>ディレクティブを検索し、SSL_portの値が<IfModule mod_ossl.c>セクションのListenディレクティブに指定されている値と一致することを確認します。

    2. <VirtualHost _default_:SSL_port>セクションで、Portディレクティブに指定されているポート番号がSSL_portと同じであることを確認します。

手順6: 既存のセクションとディレクティブを変更する

httpd.confのセクションとディレクティブを変更する手順は、次のとおりです。

  1. デフォルト・ディレクトリのセクション<Directory />で、OptionsディレクティブにMultiViewsオプションを追加します。次に例を示します。

    <Directory />
        Options FollowSymLinks MultiViews
        AllowOverride None
    </Directory>
    
    
  2. <IfModule mod_alias.c>セクションに新しい<IfModule mod_perl.c>セクションを作成し、このセクションに/perl/の別名を定義するAliasディレクティブを移動します。次に例を示します。

    <IfModule mod_alias.c>
    ...
        <IfModule mod_perl.c>
            Alias /perl/ "¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥cgi-bin¥"
        </IfModule>
    ...
    </IfModule>
    
    
  3. <IfModule mod_dms.c>セクションを次の例のように変更します。hostnameおよびdomain変数を適切な値に置き換えます。

    <IfModule mod_dms.c>
      <Location /dms0>
        SetHandler dms-handler
        Order deny,allow
        Deny from all
        Allow from localhost hostname.domain hostname
      </Location>
    </IfModule>
    
    
  4. PERL5LIB環境変数を設定するディレクティブで、Perlディレクトリの位置とバージョンを次の例のように編集します。

    SetEnv PERL5LIB "¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥perl¥5.6.1¥lib:¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥perl¥site¥5.6.1¥lib"
    
    

    この設定は1行で入力してください。

手順7: 新規のセクションとディレクティブを追加する

http.confファイルに新規のセクションとディレクティブを追加する手順は、次のとおりです。

  1. 次のセクションを追加してWEB-INFディレクトリを保護します。

    #Protect WEB-INF directory
    
    <DirectoryMatch /WEB-INF/>
     Order deny,allow
     Deny from all
    </DirectoryMatch>
    
    
  2. oracle_apache.confファイルをインクルードする行の前に次の行を追加します。

    # Include the configuration files needed for mod_oc4j
    include "¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥mod_oc4j.conf"
    
    # Loading mod_rewrite module here as it loads before mod_oc4j
    LoadModule rewrite_module     modules/ApacheModuleRewrite.dll
    

手順8: サーバー証明書と秘密鍵を移行する

SSLを使用しており、既存のサーバー証明書と秘密鍵がある場合は、このリリースのOracle HTTP Serverでそれらを使用する前に、mod_osslで必要な書式に移行する必要があります。

既存のサーバー証明書と秘密鍵を移行する手順は、次のとおりです。

  1. 次の構文を使用したコマンドを別の端末ウィンドウに入力します。

    ¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥bin¥ssl2ossl -cert cert_file \
                                                        -key key_file \
                                                     {[ -chain chain_file] |
                                                      [ -cafile CA_file] |
                                                      [ -capath CA_path] }\
                                                        -wallet wallet_path \
                                                      [ -certpass key_file_pwd] 
                                                      [ -wltpass wallet_pwd] \
                                                      [ -ssowallet yes] \
                                                      [ -validate yes]
    
    

    次の表に、ssl2osslコマンドで使用可能な各オプションの推奨値を示します。


    注意:

    オプション-chain-cafile-capathから1つ以上を指定する必要があります。 


    オプション  推奨値 

    -cert 

    以前のリリース用のhttpd.confファイル内でSSLCertificateFileディレクティブに指定されていた値を使用します。 

    -key 

    以前のリリース用のhttpd.confファイル内でSSLCertificateKeyFileディレクティブに指定されていた値を使用します。 

    -chain 

    以前のリリース用のhttpd.confファイル内でSSLCertificateChainFileディレクティブの前にコメント文字(#)が付いていない場合は、そのディレクティブに指定されていた値を使用します。

    注意: SSLCertificateChainFileディレクティブが指定されていない場合、またはコメント文字で始まっていない場合は、-chainオプションを指定しないでください。 

    -cafile 

    以前のリリース用のhttpd.confファイル内でSSLCACertificateFileディレクティブに指定されていた値を使用します。

    注意: SSLCACertificateFileディレクティブが指定されていない場合、またはコメント文字で始まっていない場合は、-cafileオプションを指定しないでください。 

    -capath 

    以前のリリース用のhttpd.confファイル内でSSLCACertificatePathディレクティブに指定されていた値を使用します。

    注意: SSLCACertificatePathディレクティブが指定されていない場合、またはコメント文字で始まっていない場合は、-capathオプションを指定しないでください。 

    -wallet 

    Walletを作成するディレクトリへのパスを指定します。デフォルト値は次のとおりです。

    ¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥ssl.wlt¥default
     

    -certpass 

    秘密鍵ファイルが暗号化されている場合は、そのパスワードを指定します。 

    -wltpass 

    新規Walletのパスワードを指定します。

    このオプションを指定しないと、ssl2osslユーティリティではWalletパスワードの入力と確認を求めるプロンプトが表示されます。 

    -ssowallet 

    Oracle Single Sign-Onと互換性のあるWalletを作成するには、値yesを指定します。 

    -validate 

    Walletが正常に変換されるかどうかを検証するには、値yesを指定します。このオプションに値yesを指定すると、Walletは作成されません。 

  2. オプションで、次のようなコマンドを入力し、ssl2osslコマンドに指定したWalletパスワードの暗号化バージョンを生成できます。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥bin¥iasobf -p wallet_pwd
    


    注意:

    ssl2osslコマンドで-ssowalletオプションを指定した場合、この手順を実行する必要はありません。それ以外の場合は、httpd.confファイルでパスワードを指定する必要があるため、パスワードは暗号化することをお薦めします。 


    このコマンドの出力は、-pオプションに指定したパスワードの暗号化バージョンです。次の項では、この値をSSLWalletPasswordディレクティブに対して指定する必要があります。

手順9: Secure Socket Layerセクションとディレクティブの変更


注意:

現在Secure Sockets Layer(SSL)を使用していない場合にも、httpd.confファイル内のSSL関連のセクションとディレクティブを変更することをお薦めします。 


<IfModule mod_ossl.c>セクションの各ディレクティブを次のように変更します。

  1. SSLSessionCacheディレクティブの設定を次のように変更します。

    SSLSessionCache shmcb:/ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/ssl_scache(512000)
    
    
  2. SSLCipherSuiteディレクティブの設定を次のように変更します。

    SSLCipherSuite SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5:SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA:SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA:SSL_RSA_WITH_DES_CBC_SHA:SSL_RSA_EXPORT_WITH_RC4_40_MD5:SSL_RSA_EXPORT_WITH_DES40_CBC_SHA
    
  3. 次のディレクティブとその関連コメントを削除します。

    SSLRandomSeed
    SSLCertificateFile
    SSLCertificateKeyFile
    SSLCertificateChainFile
    SSLCACertificateFile
    SSLCACertificatePath
    SSLVerifyDepth
    
    
  4. <VirtualHost _default_:SSL_port>セクションに、次の行を追加します。

    #   Server Wallet:
    #   The server wallet contains the server's certificate, private key
    #   and trusted certificates. Set SSLWallet at the wallet directory
    #   using the syntax:  file:<path-to-wallet-directory>
    SSLWallet file:¥ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥ssl.wlt¥default
    
    #   Server Wallet Password:
    #   Both clear text wallet password and obfuscated password are allowed
    #   here. An obfuscated one is recommended.
    #   Examples:
    #   SSLWalletPassword <clear_pass>
    #   SSLWalletPassword <obfuscated_pass>
    #SSLWalletPassword ...
    
    
  5. サーバー証明書と秘密鍵を移行した場合は、次のようにします。

    1. SSLWalletディレクティブにデフォルト以外の値が指定されている場合は、それを変更してWalletのパスを指定します。

    2. Oracle Single Sign-Onと互換性のあるWalletを(前項で-ssowallet yesオプションを使用して)作成していない場合は、SSLWalletPasswordディレクティブからコメントを削除し、値としてクリアテキストまたは暗号化形式のWalletパスワードを指定します。

手順10: 必須ファイルを新規ディレクトリにコピーまたは移動する

ファイル用のスクリプトを、ドキュメント・ルート・ディレクトリおよびスクリプト・ディレクトリから、新規リリース用の同等のディレクトリにコピー(または移動)します。

以前のリリースのOracleホーム・ディレクトリのうち、サブディレクトリにあるファイルのみをコピーまたは移動する必要があります。他の位置にある別名ディレクトリは、そのディレクトリと内容に対するアクセス権においてサーバーによる読取りが許可されていれば、引き続きアクセスできます。UserまたはGroupディレクティブを変更した場合は、これらのアクセス権の変更が必要になることがあります。

該当する場合は次のファイルをコピーします。

  • DocumentRootまたはAliasディレクティブに指定されているディレクトリ内のファイルとサブディレクトリ

  • ScriptAliasディレクティブに指定されているディレクトリにあるCGI、Perl、FastCGIの各プログラム、スクリプトおよびその関連ファイル

mod_plsqlで使用されるデータベース・アクセス記述子の移行

以前のリリースのOracle HTTP Serverを含むデータベースへのアクセスにmod_plsqlを使用していた場合は、データベース・アクセス記述子(DAD)を現行リリースのmod_plsqlで必要な書式に移行する必要があります。dadTool.pl Perlスクリプトを使用すると、この移行タスクを完了できます。

dadTool.plスクリプトを実行する手順は、次のとおりです。

  1. ORACLE_HOME環境変数に現行リリース用のOracleホーム・ディレクトリへのパスを指定し、PATH環境変数にperl実行可能ファイルを含むディレクトリとdadTool.plスクリプトの場所が含まれるように設定します。

    次に例を示します。

    c:¥> set PATH=%ORACLE_BASE%¥%ORACLE_HOME%¥Apache¥modplsql¥conf;
      %ORACLE_BASE%¥%ORACLE_HOME%¥perl¥5.6.1¥bin¥MSWin32-x86;%PATH%
    
    

    この設定は1行で入力してください。

  2. PATHORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥binが含まれていない場合は、PATH文に含めます。

    次に例を示します。

    c:¥> set PATH=c:oracle¥product¥10.1.0¥Db_1¥bin;%PATH%
    
    
  3. 現行リリースのOracle HTTP Serverに使用するmod_plsql構成ディレクトリに移動します。

    c:¥> cd ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf
    
    
  4. 以前のリリースで使用されていたDAD構成ファイル(wdbsvr.app)を、このディレクトリにコピーします。

    c:¥> copy OLD_ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥cfg¥wdbsvr.app
    
    
  5. 次のコマンドを入力してdadToolスクリプトを実行します。

    c:¥> perl dadTool.pl -m
    
    

    dadToolスクリプトは、wdbsvr.appファイルからDAD情報を読み取って、dads.confファイルに同様のDADを新たに作成します。

Oracle HTTP Serverの高可用性機能の有効化

Oracle HTTP Serverの高可用性機能を有効にする場合は、Oracle Process Manager and Notificationサーバー(OPMN)をOracle HTTP Serverとともに使用する必要があります。OPMNを使用するには、最初にOPMNサービスを起動します。OPMNサービスとOracle HTTP Serverプロセスを一緒に起動するには、次のコマンドを入力します。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl startall


注意:

このリリースではOracle HTTP Serverの起動と停止については、apachectlスクリプトはサポートされていません。 


OPMNサービスが実行中の場合には、Oracle HTTP Serverを起動、停止または再起動できます。

OPMNサービスとOracle HTTP Serverプロセスを停止するには、次のコマンドを入力します。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl stopall

Oracle HTML DBのインストール後の作業

Oracle HTML DBをインストールした場合は、次の作業を完了してください。

プロセスの再起動

インストール前に停止したリスナーや他のプロセスなどのプロセスを再起動します。さらに、Oracle HTTP Serverを再起動します。

Oracle HTML DBのアップグレードに対するOracle HTTP Serverの構成

Oracle HTML DBをリリース1(10.1)からアップグレードし、最初のインストールで指定したパスワードとインストール時に指定したパスワードが異なる場合は、データベース・アクセス記述子(DAD)を含むファイルを変更する必要があります。次の項では、使用する環境でOracle HTTP Serverのタイプによって変更が必要なパラメータを説明します。

次の項目について説明します。

Oracle HTTP Serverリリース9.0.3

Oracle HTML DBをアップグレードしていて、Oracle Databaseリリース9.2.0.xに付属しているバージョンのOracle HTTP Serverを実行している場合は、wdbsvr.appファイルのパラメータpasswordを変更する必要があります。

wdbsvr.appファイルのパラメータpasswordを変更する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタを使用してwdbsvr.appファイルを開きます。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥cfg¥wdbsvr.app
    
    
  2. 次のものを検索することによって、Oracle HTML DBのDAD設定を検索します。

    DAD_htmldb
    
    
  3. インストール時に指定したパスワードと一致するようにpasswordパラメータの横の値を編集します。

  4. 変更内容を保存します。

  5. Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。

    • Oracle HTTP Serverの停止: 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle - OraHome」「Oracle HTTP Server」「Stop HTTP Server」を選択します。

    • Oracle HTTP Serverの再起動: 「スタート」メニューから、「Oracle - OraHome」「Oracle HTTP Server」「Start HTTP Server」を選択します。

Oracle HTTP Server 10g リリース1

Oracle HTML DBをアップグレードして、Oracle HTTP Server 10g リリース1を実行する場合は、marvel.confファイルのパラメータPlsqlDatabasePasswordを変更する必要があります。

marvel.confファイルのパラメータPlsqlDatabasePasswordを変更するには、次のようにします。

  1. テキスト・エディタを使用してmarvel.confファイルを開きます。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥marvel.conf
    
    
  2. 次のものを検索することによって、Oracle HTML DBのDAD設定を検索します。

    /pls/htmldb
    
    
  3. インストール時に指定したパスワードと一致するようにPlsqlDatabasePasswordパラメータの値を変更します。

  4. 変更内容を保存します。

  5. Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server
    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
    

    関連項目

    「PlsqlDatabasePasswordパラメータの不明瞭化」および『Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。 

PlsqlDatabasePasswordパラメータの不明瞭化

PlsqlDatabasePasswordパラメータは、データベースにログインするためのパスワードを指定します。dads.confファイルのパスワードを不明瞭化するには、dadTool.plスクリプトを使用できます。

dadTool.plスクリプトは次のディレクトリにあります。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf

新規Oracle HTML DBインストールでのパスワードの不明瞭化

新しいOracle HTML DBインストールでは、PlsqlDatabasePasswordパラメータはdads.confファイルにあります。新しいインストールでパスワードを不明瞭化するには、dadTool.READMEファイルの指示に従ってdadTool.plユーティリティを実行します。

Oracle HTML DBのアップグレードでのパスワードの不明瞭化

以前のリリースのOracle HTML DBからアップグレートした場合は、DAD情報はmarvel.confファイルにあります。dadTool.plスクリプトを実行するためには、DADエントリをmarvel.confファイルからdads.confファイルにコピーする必要があります。

アップグレード時にパスワードを不明瞭化する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタでmarvel.confファイルから次の場所にあるdads.confファイルに/pls/htmldbのエントリをコピーします。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥dads.conf
    
    
  2. dadTool.READMEファイルの指示に従ってdadTool.plを実行します。

  3. /pls/htmldbのエントリをdads.confファイルからmarvel.confにコピーして戻します。

  4. /pls/htmldbのエントリをdads.confファイルから削除します。

リモートのOracle Databaseに対するOracle HTML DBのインストールおよび構成

htmldbcaコマンドライン・ツールを使用して、次のアクティビティを実行できます。

  • リモートのOracleデータベースでのOracle HTML DBのインストールおよび構成

  • リモートのOracleデータベースでの既存のOracle HTML DBのアップグレード

  • リモートのOracleデータベースでの既存のOracle HTML DBへの言語の追加

htmldbcaの実行要件

htmldbcaを実行するには、次の要件を満たす必要があります。

  • HTML DBがインストールされているローカルへのOracle Database Companion CDのインストール。htmldbca実行可能ファイルは、Oracle HTML DBと同じOracleホームのbinディレクトリにあります。

  • リモートのOracleデータベース。このデータベースは、リモート・コンピュータのOracle HTML DBホームまたはOracleデータベース・インストールと同じコンピュータ上に配置できます。このリモートのOracleデータベース・インストールへの有効な接続が必要です。

  • リモートのOracleデータベースへの接続権限。SYSDBAロールを使用してSYSで接続できる必要があります。htmldbcaによって、SYSユーザーのパスワードを求めるプロンプトが表示されます。

htmldbcaの構文

htmldbcaの構文は、次のとおりです。

htmldbca [options]

optionsは、次のように指定します。

  • -oracle_home string: Oracle HTML DBをインストールするOracleホームの位置を入力します。このOracleホームを指定しないと、htmldbcaでは、ORACLE_HOME環境変数の設定を使用します。ORACLE_HOMEが未設定または使用不可で、oracle_homeオプションを指定しないと、Oracleホームの入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。このオプションは必須です。次に例を示します。

    htmldbca -oracle_home c:¥oracle¥product¥10.2.0¥db_2
    
    
  • -db_host文字列: リモートOracle Databaseのホスト名を指定します。このオプションは必須です。指定しないと、入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。次に例を示します。

    htmldbca -db_host shobeen
    
    
  • -db_servicename文字列: Oracle Databaseサービス名を指定します。このオプションは必須です。指定しないと、入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。次に例を示します。

    htmldbca -db_servicename welcome
    
    
  • sys_password | -sys_obfuscatedPassword文字列: SYSのリモート・パスワードまたは不明瞭化されたパスワードを指定します。このオプションは必須です。いずれかのパラメータを指定しないと、sys_passwordの入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。その場合、sys_obfuscatedPasswordはオプションになります。次に例を示します。

    htmldbca -sys_password welcome
    
    
  • -htmldb_password | -htmldb_obfuscatedPassword文字列: Oracle HTML DBのパスワードまたは不明瞭化されたパスワードを指定します。Oracle HTML DBのパスワードまたは不明瞭化されたパスワードです。このオプションは必須です。いずれかのパスワードを指定しないと、htmldb_passwordの入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。(以前のバージョンのOracle HTML DBからアップグレードしている場合は、HTMLDB_PUBLIC_USERスキーマのそのバージョンに対して作成したパスワードを入力します。)次に例を示します。

    htmldbca -htmldb_password htmldb_welcome
    
    

    インストールが完了すると、このパスワードを使用して、Oracle HTML DBに管理ユーザーとして接続できます。指定したパスワードは、HTMLDB_PUBLIC_USERスキーマにも使用され、mod_plsqlがそのパスワードを使用してデータベースに接続します。また、FLOWS_010600スキーマおよびFLOWS_FILESスキーマにも使用されます。

    インストール後にパスワードを不明瞭化する場合は、「新規Oracle HTML DBインストールでのパスワードの不明瞭化」を参照してください。

  • -ts_htmldb string: リモートHTML DBに作成するHTML DB表領域の名前を指定します。このオプションは必須です。指定しないと、入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。次に例を示します。

    htmldbca -ts_htmldb sysaux
     
    
  • -ts_files文字列: Oracle HTML DBファイルの表領域を指定します。デフォルトでは、htmldbcaによってts_htmldbの値が使用されます。このオプションは必須ではありませんが、無効な値を入力すると、有効な値の入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。次に例を示します。

    htmldbca -ts_files sysaux
    
    
  • -ts_temp文字列: Oracle HTML DBの一時表領域を指定します。デフォルト値は、temp表領域を使用するように設定されます。このオプションは必須ではありませんが、無効な値を入力すると、有効な値の入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。

  • -load_lang文字列[,文字列[,文字列[...]]]: インストールする1つ以上の追加言語を指定します。このオプションは必須ではありませんが、無効な値を入力すると、有効な値の入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。(プロンプトが表示された場合、入力できる言語は1つのみです。)値を入力しないと、英語が選択されます。次に例を示します。

    htmldbca -load_lang de, fr, it
    
    

    言語の選択肢は、次のとおりです。

    • de: ドイツ語

    • en: 英語(これがデフォルトです。英語バージョンのOracle HTML DBがリモートOracleデータベースにすでにインストールされている場合、htmldbcaは通知メッセージを表示して終了します。)

    • es: スペイン語

    • fr: フランス語

    • it: イタリア語

    • ja: 日本語

    • ko: 韓国語

    • pt-br: ポルトガル語(ブラジル)

    • zh-cn: 中国語(北京)

    • zh-tw: 中国語(台湾)

    Oracle Databaseの言語サポートの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

  • -DAD_name string: Oracle HTML DBの新しいデータベース・アクセス記述子名を作成します。デフォルト値はhtmldbです。htmldbcaは、新しいDAD値を使用してORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥marvel.confファイルを更新します。このオプションは必須ではありませんが、重複する値を入力すると、有効な値の入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。変更内容を有効にするには、Oracle HTTP Serverを再起動する必要があります。その際は、次の項に説明されている-restartパラメータを使用できます。次に例を示します。

    htmldbca -DAD_name my_htmldb -restart
    
    

    あるいは、htmldbcaを実行した後、コマンド・プロンプトから次のコマンドを入力してOracle HTTP Serverを再起動できます。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥opmn¥bin¥opmnctl restartproc ias-component=HTTP_Server
    
    

    その後、次の構文を使用してURLを入力すると、このインスタンスにアクセスできます。

    http://host:port/pls/DAD_name
    
    

    次に例を示します。

    http://mycompany:7778/pls/my_html
    
    
  • -restart: 構成を完了した後、Oracle HTTP Serverを再起動します。これはオプションで、省略した場合もプロンプトは表示されません。次に例を示します。

    htmldbca -restart
    
    
  • -interactive on|off: 対話モードをオンまたはオフに切り替えます。対話モードがオンで、パラメータ値が欠落または無効な場合は、htmldbcaによってプロンプトが表示されます。対話モードがオフの場合、プロンプトは表示されません。したがって、htmldbcaを実行する場合は、必要なすべてのプロンプト値をコマンドラインに指定する必要があります。デフォルトでは、htmldbcaは対話モードで実行されます。これはオプションで、省略した場合もプロンプトは表示されません。次に例を示します。

    htmldbca -interactive off
    
    
  • -help: htmldbcaの使用方法の簡単な説明が表示されます。これはオプションで、省略した場合もプロンプトは表示されません。次に例を示します。

    htmldbca -help
    

htmldbcaの実行

htmldbaを実行するには、Windowsコマンド プロンプトを開き、htmldbaコマンドのみで、または前述の項に記載されているオプションの組合せを使用して実行します。次に例を示します。

c:¥> htmldbca

-interactiveモードがオフに設定されていない場合は、実行に必要な情報をコマンドラインに指定しないと、入力を求めるプロンプトがhtmldbcaによって表示されます。

Oracle Workflow Serverのインストール後の作業

次の項目について説明します。

初期化パラメータの値の確認

次の表に記載されている初期化パラメータが、必要な値以上に設定されていることを確認します。必要に応じて、値を変更してください。


注意:

現行の値が必要な値より大きい場合、現行の値は変更しないでください。 


パラメータ  必要な値 

AQ_TM_PROCESSES 

1よりも大きい値 

JOB_QUEUE_PROCESSES 

10以上の値 

これらの初期化パラメータの値を確認し、必要に応じて変更する手順は、次のとおりです。

  1. SYSユーザーでデータベースにログインします。

    c:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
    
    
  2. すべての初期化パラメータの現行の値を確認するには、次のコマンドを入力します。

    SQL> SHOW PARAMETER parameter_name
    
    
  3. 初期化パラメータの値を変更するには、次のようなコマンドを入力します。

    SQL> ALTER SYSTEM SET parameter_name=value
    
    
  4. データベースがサーバー・パラメータ・ファイルを使用していない場合、初期化パラメータ・ファイル(initsid.ora)でパラメータに指定した値を編集します。

無効なオブジェクトのコンパイル

SYSスキーマの無効なオブジェクトをコンパイルするには、Oracleデータベースにログインしてutlrp.sqlスクリプトを実行します。次に例を示します。

c:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
SQL> @C:¥oracle¥product¥10.2.0¥db_1¥rdbms¥admin¥utlrp.sql 

Oracle Workflow HTMLのヘルプの構成

Oracle Workflowでは各Webページの「ヘルプ」ボタンから状況依存HTMLヘルプにアクセスできます。Oracle WorkflowのHTMLヘルプを表示するには、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥wf¥wfdoc.zipファイルからファイル・システムにdocディレクトリ・ツリーを展開する必要があります。

wfdoc.zipファイルを展開する手順は、次のとおりです。

  1. unzipユーティリティを使用して中間層OracleホームのWorkflowディレクトリ内のzipファイルからdocディレクトリ・ツリーを展開します。

    この抽出には、最低5 MBの空きディスク領域が必要です。docディレクトリ・ツリーを展開後、オプションでwfdoc.zipファイルを削除できます。

  2. Oracle WorkflowのWebページで「ヘルプ」ボタンをクリックしてHTMLヘルプにアクセスします。

    Webリスナー・ベースのURLに仮想パスを追加して、直接HTMLヘルプ・ファイルにアクセスすることもできます。Oracle Workflowヘルプのコンテンツ・ページのパスは次のとおりです。

    http://hostname:portID/OA_DOC/lang/wf/toc.htm
    
    
  3. オプションで、カスタム・ヘルプを追加する場合は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥wf¥doc¥lang¥wfcustディレクトリのプレースホルダ・ファイルのwfcust.htmを独自のヘルプ資料に置き換えられます。

    カスタム・ヘルプのメイン・エントリ・ポイントであるHTMファイルの名前はwfcust.htmで、contentsという名前のアンカーを含む必要があります。カスタム・ヘルプには、Oracle Workflowヘルプのコンテンツ・ページの「カスタム・ヘルプ」リンクからアクセスできます。また、次のパスを使用して直接カスタム・ヘルプにアクセスできます。

    http://hostname:portID/OA_DOC/lang/wfcust/wfcust.htm
    

その他の設定作業の完了

Oracle Workflow Serverおよび中間層のインストール・プロセスを完了した後は、Oracle Workflowをサイト用に設定するための追加の手順を実行する必要があります。

関連項目

これらの作業を完了する手順は、『Oracle Workflow管理者ガイド』のOracle Workflowの設定に関する項を参照してください。