Oracle Database インストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2)for Microsoft Windows(x64) B25689-04 |
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この付録では、Oracle Databaseコンポーネントのインストール方法を決定するためのガイドラインを提供します。
大量のトランザクションまたはデータ・ウェアハウス・アプリケーション用に設計された初期データベースを作成する場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照します。Oracle Universal Installerの実行時に、「拡張インストール」方法を選択し、「データベース構成の選択」ウィンドウで必要なデータベース・タイプを選択します。
あるいは、Oracle Databaseのインストール時にOracle OLAPをインストールすることもできます。Oracle OLAPは、OLAP要件を満たす必要のあるデータベース環境に最適なサポートを提供します。そのためには、「拡張インストール」、「カスタム」を順番に選択し、「使用可能な製品コンポーネント」ウィンドウで「Oracle OLAP」を選択します。
既存のOracle Databaseのインストールでは、Oracle Database Configuration Assistant(DBCA)を実行して、データ・ウェアハウスまたはトランザクション処理用に設計されたデータベースを作成できます。DBCAを起動するには、「スタート」→「プログラム」→「Oracle - HOME_NAME」→「Configuration and Migration Tools」→「Database Configuration Assistant」を選択します。
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』に記載されている次のいずれかの方法でOracle Databaseをインストールします。
多数のクライアント・ノードが存在する場合は、ソフトウェアを集中的にステージングし、ドライブをマップして、Oracle Universal Installerをサイレントまたは非対話モードで実行することを検討します。
クライアント・ノードで、新規Oracleホーム・ディレクトリへのデフォルト・インストールのみ必要な場合は、『Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド』の使用を検討します。
多数のクライアント・ノードがある場合は、サイレントまたは非対話モードでのOracle Universal Installerの実行を検討します。
『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
次のいずれかのインストール例に従ってください。
Oracle ClusterwareまたはOracle Real Application Clustersをインストールするには、使用しているプラットフォームの『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』を参照してください。Oracle Clusterwareは、Oracle Clusterwareインストール・メディアで提供されています。Oracle Databaseとともに自動ストレージ管理をインストールする方法は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersインストールに必須の主要コンポーネントです。Oracle Clusterwareは統合クラスタ管理ソリューションであり、複数のサーバーをバインドしてクラスタと呼ばれる単一システムとして機能させることができます。また、ワークロード管理とコンポーネントの再起動も実行します。たとえば、特定のサービスをサポートしているインスタンスに障害が発生すると、Oracle Clusterwareはそのサービス用に構成されている次に使用可能なインスタンス上でサービスを再開します。Oracle Clusterwareでは、高可用性APIを使用してOracle Clusterware環境内で定義されているプログラムであれば、Oracle以外のプログラムも監視できます。
Oracle以外のデータベースおよびアプリケーションをOracleに移行するには、Oracle Migration Workbenchを使用します。Oracle Migration Workbenchソフトウェアおよびマニュアルは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.com/technology/migration/index.html
『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。Oracle Application Serverのインストール方法は、Oracle Databaseをインストール済かどうかに応じて異なります。
データベースの作成、構成、削除またはデータベース・テンプレートの管理など、通常の管理機能を実行するには、次のいずれかの方法を使用します。
インストールする単一データベースおよびリスナーを管理する手順は、次のとおりです。
また、データベースの管理および監視にOracle Enterprise Manager Grid Controlを使用することもできます。このコンポーネントは、デフォルトでOracle Databaseとともにインストールされます。Oracle Enterprise Manager Grid Controlには、Grid Controlのみでなく、Oracle Management Agent、Oracle Management ServiceおよびOracle Management Repositoryも組み込まれています。ブラウザ・ベースの中央コンソールであるGrid Controlを使用すると、管理者は社内の監視、管理および構成タスクをすべて実行できます。
Oracle Databaseの監視や複数のホスト、アプリケーション・サーバーおよびデータベース(インストールするデータベースを含む)の管理など、拡張管理タスクを実行するには、次の手順でOracle Enterprise Managerをインストールします。
Oracle Real Application Clustersを使用する予定の場合は、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』に従ってOracle Databaseをインストールします。
オラクル社は、Oracle Internet Directoryと統合された集中管理およびセキュリティ機能など、エンタープライズ環境向けに多様なセキュリティ・ソリューションを提供しています。Oracle Platform SecurityというOracleセキュリティ・サービス・セットにより、Oracle Database、Oracle Application ServerおよびOracle Identity Managementインフラストラクチャに組み込まれたセキュリティ機能が統合されます。このように統合された機能により、セキュアなE-Businessアプリケーションを開発および配置できます。
Oracle Identity ManagementにはOracle Internet Directoryが組み込まれています。Oracle Internet Directoryは、次のコンポーネントを使用してOracle環境におけるユーザーとアプリケーションの管理作業を簡素化する集中リポジトリです。
Oracle DatabaseにはOracle Internet Directoryクライアント・ツールが組み込まれていますが、Oracle Internet Directoryサーバー・コンポーネントは組み込まれていません。Oracle Internet Directoryサーバー・コンポーネントをインストールするには、Oracle Application Server 10gインストールからOracle Universal Installerを実行します。
はい。Oracle Databaseインストールで提供されるOracle OLAPをインストールしてください。Oracle OLAPは、OLAP要件を満たす必要のあるデータベース環境に最適なサポートを提供します。
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』に記載されている次のいずれかの方法でOracle OLAPをインストールします。
はい。Oracle Databaseインストールで提供されるOracle Data Miningをインストールしてください。Oracle Data Miningオプションを使用すると、様々なアルゴリズムを使用する予測的でわかりやすいデータ・マイニング・モデルを作成し実行できます。
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』に記載されている次の方法に従って、Oracle Data Miningをインストールします。
Oracle Databaseで事前定義済のマイニング・モデルを実行するが、モデルの作成をサポートしない場合は、Oracle Data MiningのかわりにData Mining Scoring Engineをインストールします。『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』に記載されている次の方法に従って、Data Mining Scoring Engineをインストールします。
Oracle Databaseに統合されているバックアップおよびリカバリ・ツールであるOracle Database Recovery Manager(RMAN)を使用します。このツールは、高パフォーマンスで管理しやすいバックアップおよびリカバリというニーズを満たします。Recovery Managerはデータベース固有であり、自動的にデータベース構造の変化を追跡し、それに応じて操作を最適化します。また、Recovery Managerは先進的なテープ・メディア管理製品と統合されているため、Oracleデータベースのバックアップを既存のネットワーク・データ保護インフラストラクチャと統合できます。
ほとんどの場合は、Oracle Databaseを単独でインストールしてから、Oracle Applicationsをインストールします。そのアプリケーションのOracle Universal Installerに、接続情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。アプリケーションのマニュアルで要件を確認してください。
Oracle Real Application Clustersデータベースでアプリケーションを実装する必要がある場合は、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
次の手順でOracle HTML DBおよびOracle HTTP Serverをインストールしてください。
次のコンポーネントがOracle Database Companion CDインストール・メディアで提供されます。
デフォルト設定を使用して新規Oracleホームにこれらの製品のみをインストールする必要がある場合は、『Oracle Database Companion CDクイック・インストレーション・ガイド』の使用を検討します。
次の手順でOracle Workflowをインストールしてください。
次の手順でOracle HTTP Serverをインストールしてください。
Oracle以外のアプリケーションをOracleに移行するには、Oracle Migration Workbenchを使用します。Oracle Migration Workbenchソフトウェアおよびマニュアルは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.com/technology/migration/index.html
Oracle Access Manager for AS/400を使用してください。これにより、AS/400アプリケーションでOracleデータベース内のデータにアクセスできます。Oracle Access Manager for AS/400をインストールするには、『Oracle Access Manager for AS/400 Installation and User's Guide for IBM iSeries OS/400』を参照してください。
次の接続性ツールを使用して、Oracle ApplicationsでOracle以外のデータベース内のデータにアクセスできるようにします。
ゲートウェイ製品は、Oracle Applications、OracleデータベースおよびOracle以外のデータベースから独立してコンピュータにインストールできます。
たとえば、次の使用例を考えてみます。
DB2を実行中のSolarisコンピュータ、Oracleを実行中のLinuxまたはそれら以外のコンピュータにTransparent Gateway for DRDAをインストールするように選択できます。
表A-1は、Oracle ApplicationsからアクセスできるOracle以外のデータベース・システムと、そのシステムに使用可能なゲートウェイ製品を示しています。
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