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Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)

B25693-02
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3 Oracle Database Companion CDソフトウェアのインストール

この章の内容は、次のとおりです。

Companion CD製品をインストールするための全般的な手順

第1章および第2章の作業の完了後、Companion CD製品をインストールする一般的な手順に従います。

  1. 次の点を考慮してください。

  2. ソフトウェアをハード・ドライブから、またはリモートでインストールする必要がある場合、「インストール・ソフトウェアへのアクセス」の手順に従ってください。

  3. Oracle Database 10g Productsをインストールするには、「Oracle Database 10g Productsのインストール」の手順に従ってください。これらの製品がすでにインストールされている場合は、最新のパッチ・セットの更新について、「最新のパッチ・セットのインストール」の手順に従ってください。

インストール・ソフトウェアへのアクセス

Oracle DatabaseソフトウェアはDVDから入手できます。このリリースのコンポーネントのインストールには、以前のリリースのOracle Universal Installerを使用しないでください。

次のいずれかの状況でOracle Database Companion CD製品をインストールする必要がある場合、インストール手順に進む前にこの項の手順に従ってください。

ハード・ディスクへのOracle Databaseソフトウェアのコピー

Oracle Database Companion CD製品のDVDからインストールするかわりに、DVDの内容をハード・ドライブにコピーし、そこからインストールできます。ネットワークでOracle Database Companion CD製品の多くのインスタンスをインストールする場合、または製品をインストールするコンピュータにDVDドライブがない場合は、この方法が簡単です。

インストール・メディアの内容をハード・ディスクにコピーする手順は、次のとおりです。

  1. ハード・ドライブにディレクトリを作成します。次に例を示します。

    c:¥install¥companion
    
    
  2. インストール・メディアの内容を作成したディレクトリにコピーします。

  3. 必要なインストール・ファイルをすべてコピーした後に、Oracle Database Companion CD製品をインストールできます。

リモートDVDドライブからのインストール

Oracle Database Companion CD製品をインストールするコンピュータにDVDドライブがない場合は、リモートDVDドライブからインストールを実行できます。次の点について確認してください。

リモート・コンピュータでのDVDドライブの共有

使用するリモートDVDドライブで、共有アクセスを可能にする必要があります。これを設定するには、DVDドライブがあるリモート・コンピュータで次の手順を実行します。

  1. Administratorユーザーとしてリモート・コンピュータにログインします。

  2. エクスプローラを起動します。

  3. DVDのドライブ文字を右クリックして、「共有」(または「共有とセキュリティ」)を選択します。

  4. 「共有」タブをクリックして、次のようにします。

    1. 「このフォルダを共有する」を選択します。

    2. 「共有名」で、dvdなどの共有名を指定します。この名前は、ローカル・コンピュータでDVDドライブをマッピングする際に使用します。「ローカル・コンピュータでのDVDドライブのマッピング」に記載されている手順1dを参照してください。

    3. 「アクセス許可」をクリックします。Oracle Databaseをインストールするためにアクセスするユーザーには、少なくとも「読み取り」アクセス許可が必要です。

    4. 終了したら「OK」をクリックします。

  5. Oracle Databaseインストール・メディアをDVDドライブに挿入します。

ローカル・コンピュータでのDVDドライブのマッピング

ローカル・コンピュータで次の手順を実行して、リモートDVDドライブをマッピングし、マッピングされたドライブからOracle Universal Installerを実行します。

  1. リモートDVDドライブをマッピングします。

    1. ローカル・コンピュータでエクスプローラを起動します。

    2. 「ツール」メニューから、「ネットワーク ドライブの割り当て」を選択して、「ネットワーク ドライブの割り当て」ダイアログ・ボックスを表示します。

    3. リモートDVDドライブに使用するドライブ文字を選択します。

    4. 「フォルダ」で、次の形式を使用して、リモートDVDドライブの場所を入力します。

      ¥¥remote_hostname¥share_name
      
      

      各項目の意味は次のとおりです。

      • remote_hostnameは、DVDドライブのあるリモート・コンピュータの名前です。

      • share_nameは、前述の手順4で入力した共有名です。次に例を示します。

        ¥¥computer2¥dvd
        
        
    5. 別のユーザーとしてリモート・コンピュータに接続する必要がある場合は「異なるユーザー名」をクリックして、ユーザー名を入力します。

    6. 「完了」をクリックします。

  2. マッピングされたDVDドライブからOracle Universal Installerを実行します。

リモート・アクセス・ソフトウェアを介したリモート・コンピュータでのインストール

Oracle Database Companion CD製品をリモート・コンピュータでインストールおよび実行(つまり、リモート・コンピュータにハード・ドライブがあり、これらのコンポーネントを実行)するのに、コンピュータへの物理的なアクセスがない場合、VNCまたはSymantec pcAnywhereなどのリモート・アクセス・ソフトウェアがリモート・コンピュータで実行されていればリモート・コンピュータでインストールを実行できます。ローカル・コンピュータでもリモート・アクセス・ソフトウェアを実行する必要があります。

次のいずれかの方法でOracle Database Companion CD製品をリモート・コンピュータでインストールできます。

リモート・コンピュータでのハード・ドライブからのインストール

Oracle Database Companion CD製品のDVDの内容をハード・ドライブにコピーした場合は、ハード・ドライブからインストールできます。

次の手順を完了する必要があります。

  1. リモート・アクセス・ソフトウェアがインストールされ、リモート・コンピュータとローカル・コンピュータで稼働していることを確認します。

  2. Oracle Database Companion CD製品のDVDの内容を格納したハード・ドライブを共有します。

  3. リモート・コンピュータで、ドライブ文字を共有ハード・ドライブにマッピングします。リモート・コンピュータでこれを行うにはリモート・アクセス・ソフトウェアを使用します。

  4. リモート・アクセス・ソフトウェアを使用して、リモート・コンピュータでOracle Universal Installerを実行します。共有ハード・ドライブからOracle Universal Installerにアクセスします。

リモート・コンピュータでのリモートDVDドライブからのインストール

DVDをローカル・コンピュータ上のドライブに挿入し、DVDからインストールできます。これは「リモートDVDドライブからのインストール」で説明した状況と類似しています。

次の手順を完了する必要があります。

  1. リモート・アクセス・ソフトウェアがインストールされ、リモート・コンピュータとローカル・コンピュータで稼働していることを確認します。

  2. ローカル・コンピュータで、DVDドライブを共有します。

    リモート・コンピュータで、ドライブ文字を共有DVDドライブにマッピングします。リモート・コンピュータでこれを行うにはリモート・アクセス・ソフトウェアを使用します。

    この手順は、「リモート・コンピュータでのリモートDVDドライブからのインストール」に記載されています。

  3. リモート・アクセス・ソフトウェアを使用して、リモート・コンピュータでOracle Universal Installerを実行します。共有DVDドライブからOracle Universal Installerにアクセスします。

Oracle Database 10g Productsのインストール

この項の内容は、次のとおりです。

Oracle Database 10g ProductsのOracleホームの位置

Oracle Database 10g Productsは、既存のOracle Database 10g リリース2(10.2)のOracleホームにインストールしてください。デフォルトでは、次の製品はインストールされません。

Oracleホーム・ディレクトリの位置の識別

Oracle Database 10g Productsを既存のOracleホームにインストールする前に、このOracleホームの位置を識別する必要があります。Oracleホーム・ディレクトリのパスが不明の場合には、Oracle Universal Installerで確認できます。

Oracleホーム・ディレクトリのパスを確認するには、次のようにします。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle - HOME_NAME」→
    「Oracle Installation Products」「Universal Installer」を選択します。

  2. 表示された「ようこそ」ウィンドウで「インストールされた製品」をクリックします。

    「インベントリ」ウィンドウが表示され、システム上のすべてのOracleホームと各Oracleホームにインストールされている製品が表示されます。

  3. 「インベントリ」ウィンドウの各Oracleホームを開き、Oracle Database 10g 10.2.0.4.0を検索します。

  4. 「閉じる」をクリックし、次に「取消」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

  5. 次の項に記載されているOracle Database 10g Productsのインストールを開始する際は、Oracleホームの名前を控えておきます。

Oracle Database 10g Productsのインストール手順

Oracle Database 10g Productsをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Administratorsグループのメンバーとして、Oracleコンポーネントをインストールするコンピュータにログインします。

    プライマリ ドメイン コントローラ(PDC)またはバックアップ ドメイン コントローラ(BDC)にインストールする場合は、Domain Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。

  2. Oracle SQLJなどで使用する予定のOracleデータベースが実行中でアクセス可能であることを確認します。

    Windowsの「サービス」ユーティリティを使用して、Oracle Databaseが実行中かどうかを確認できます。このユーティリティは、Windowsのコントロール パネルまたは「管理ツール」メニュー(「スタート」「プログラム」)にあります。Oracleデータベースの名前には、最初にOracleServiceが付きます。サービスの名前を右クリックして、メニューから「開始」を選択します。

  3. ORACLE_HOME環境変数がある場合は、(コントロール パネルの「システム」から)この環境変数を削除します。

    環境変数の削除方法については、Microsoftオンライン・ヘルプを参照してください。


    注意

    ORACLE_HOME環境変数は、レジストリで自動的に設定されます。
    この変数を手動で設定すると、インストールできません。  


  4. Oracle Databaseインストール・メディアを挿入し、companionディレクトリに移動します。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリにナビゲートします。

    サポートされているすべてのWindowsプラットフォームでは、Oracle Databaseのインストールに同じインストール・メディアを使用します。

  5. setup.exeをダブルクリックし、Oracle Universal Installerを起動します。

  6. 「ようこそ」ウィンドウで「次へ」をクリックします。

  7. 「ホームの詳細の指定」ウィンドウで、次のようにします。

    1. 名前: 指定したOracleホームがOracle Database Oracleホームであることを確認します。(デフォルトのOracleホームが設定されています。)

    2. パス: Oracle DatabaseのOracleホームのディレクトリの位置を入力します。このディレクトリには、Oracleホームのファイルをインストールします。(デフォルトのOracleホームのディレクトリが設定されています。)空白を含むディレクトリ・パスは入力しないでください。正しいディレクトリ・パスを入力した後、Oracle Universal Installerにより新規ディレクトリが作成されます。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「製品固有の前提条件のチェック」ウィンドウで、Oracle Universal Installerによるシステム・チェックの際に発生したエラーを確認し、エラーがあった場合は修正します。

  10. 「次へ」をクリックします。

  11. 「サマリー」ウィンドウで、インストールされる製品のリストを確認して「インストール」をクリックします。

  12. インストールの完了後、「終了」、続いて「はい」をクリックして、Oracle Universal Installerを終了します。

  13. オプションで、インストール・プロセス中に作成された一時ファイルを削除する場合は、OraInstalldate_timeディレクトリを削除します。OraInstalldate_timeディレクトリには、約45MBのファイルが保持されます。このディレクトリは、TEMP環境変数に設定されている場所に作成されます。

    コンピュータを再起動しても、OraInstalldate_timeディレクトリが削除されます。

最新のパッチ・セットのインストール

Oracle Companion CDコンポーネントを正しくインストールした後、最新のパッチ・セットをインストールすることをお薦めします。パッチ・セットをインストールすることで、最新のOracle Database Companion CDに更新されます。

OracleMetaLinkを使用するには、オンラインでの登録が必要です。OracleMetaLinkにログインした後、左側の列から「Patches」を選択します。

パッチを見つけ、ダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. OracleMetaLinkのWebサイトにアクセスします。

    https://metalink.oracle.com/
    
    
  2. OracleMetaLinkにログインします。


    注意

    OracleMetaLinkの登録ユーザーでない場合は、「Register for MetaLink!」をクリックします。表示される指示に従って登録してください。 


  3. OracleMetaLinkのメイン・ページで「Patches & Updates」をクリックします。

  4. 「Simple Search」を選択します。

  5. 次の情報を指定して「Go」をクリックします。

    • 「Search By」フィールドで「Product」または「Family」を選択し、次にOracle SQLJなどのCompanion CD製品を選択します。

    • 「Release」フィールドで現行のリリース番号を指定します。

    • 「Patch Type」フィールドで、Patchset/Minipackを指定します。

    • 「Platform or Language」でプラットフォームを選択します。

  6. 「Results for Platform」の下で、OracleMetaLinkを使用してOracle Databaseの最新のパッチ・セットを検索します。

  7. 使用可能なパッチのリストから、ダウンロードするパッチ番号をクリックします。

  8. 「View Readme」をクリックし、READMEを確認してからダウンロードを実行します。

    各パッチには、インストール要件および手順を記述したREADMEファイルがあります。一部のパッチはOracle Universal Installerでインストールしますが、その他のパッチには専用の手順が必要です。作業を進める前に、必ずREADMEを読むことをお薦めします。

  9. 「Patch Set」ページに戻り、「Download」をクリックしてファイルをシステムにダウンロードして保存します。

  10. unzipユーティリティを使用してパッチzipファイルを解凍します。

Oracle Database Companion CDソフトウェアの削除

Oracle Universal Installerを使用してOracleソフトウェアを削除する手順は、次のとおりです。


注意

Oracleソフトウェアの削除には、必ずOracle Universal Installerを使用してください。Oracle Universal Installerを使用して先にソフトウェアを削除してから、Oracleホーム・ディレクトリを削除してください。 


  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle - HOME_NAME」→
    「Oracle Installation Products」「Universal Installer」を選択します。

  2. 表示された「ようこそ」ウィンドウで「製品の削除」をクリックします。

    「インベントリ」ウィンドウが表示され、システム上のすべてのOracleホームと各Oracleホームにインストールされている製品が表示されます。

  3. 「インベントリ」ウィンドウで、削除するOracleホームとOracle製品を選択します。

  4. 特定の製品を削除するには、ツリー・ウィンドウでその製品を選択します。

  5. 「削除」をクリックします。

    選択した製品と依存コンポーネントを削除してよいか、確認する画面が表示されます。

  6. 「はい」をクリックします。

    ソフトウェアの削除の進行状況が表示されます。


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