BPEL インポート/エクスポート ユーザーズ ガイド

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BPEL エクスポート ツールの使用

この節では Oracle Workshop for WebLogic で BPEL エクスポート ツールを使用して、JPD ファイルから BPEL 1.1 および 2.0 の対応コードをエクスポートする方法を説明します。

 


この節に含まれるトピック

BPEL エクスポート ツール

BPEL インポート ツール機能の概要について説明します。

BPEL ファイルの JPD へのエクスポート

Oracle Workshop for WebLogic を使用した BPEL ファイルのエクスポート方法を説明します。

確認済みの制限事項と問題

エクスポート ツールをより有効に効率的に使用するための情報を提供します。

 


BPEL エクスポート ツール

BPEL エクスポート ツールで JPD ファイルのセマンティクスを BPEL にエクスポートして、BPEL 設計環境で使用することができます。BPEL エクスポート ツールを使ってエクスポートされた BPEL コードは、BPEL 1.1 および 2.0 に準拠し、BPEL 1.1 および 2.0 準拠の設計環境で使用できます。JPD のメイン統合ロジックは BPEL にエクスポートされますが、エクスポートされた BPEL ファイルは通常ただちに対象環境で実行することはできません。

これは JPD から実行可能なコールアウトのいくつかが、エクスポートされた BPEL コードには不明瞭になるためです。一般にこれらの実行可能なユニットには、コントロール、perform ノードに記述されたコード、および XQuery トランスフォーメーションが含まれます。BPEL エクスポート ツールは BPEL の拡張ノードとして Java コードおよび XQuery コードをコピーします。結果として、JPD が BPEL により提供される機能のスーパーセットを提供するため、対象 BPEL 環境にロジックを再実装する必要があります。

1 つの Web Service Definition Language (WSDL) ファイルはビジネス プロセスの WSDL インタフェースを定義し、インタフェースのためにパートナ リンクのタイプを定義します。もう 1 つのファイルは WSDL インタフェースおよびパートナ リンクのタイプを定義します。パートナは、ビジネス プロセスと対話するアーティファクトです。これらのアーティファクトは、ビジネス プロセスに対するサービスのコンシューマかプロバイダのいずれかです。

これらの WSDL ファイルは対応する JPD またはコントロール (Java) ファイル用に Oracle Workshop for WebLogic が生成する WSDL と同じものではありません。違いについては、「確認済みの制限事項と問題」で詳しく説明しています。

関連する XSD スキーマ ファイル (Oracle WebLogic Integration アプリケーションのスキーマ フォルダ内) は WSDL および BPEL ファイルと共に、対象環境内に存在する必要があります。

 


BPEL ファイルの JPD へのエクスポート

  1. Oracle Workshop for WebLogic で、[パッケージ・エクスプローラー] ペインの JPD ファイルを右クリックして [エクスポート] を選択します。
  2. [エクスポート] ダイアログ ボックスが表示されます。[エクスポート先の選択] ペインで [その他] を展開し、図 2-1 に示すように [JPD から BPEL プロセスへ] を選択して [次へ] をクリックして次へ進みます。
  3. 図 2-1 エクスポート オプション


    エクスポート オプション

  4. 図 2-2 に示すように、BPEL エクスポート ツールが BPEL および WSDL ファイルを作成する送り先ディレクトリを選択します。
  5. 図 2-2 BPEL エクスポート ペイン


    BPEL エクスポート ペイン

  6. [終了] を選択してエクスポート プロセスを終了します。図 2-3 に示すように、エクスポートの進捗を表示できます。
  7. 図 2-3 BPEL エクスポートの進捗


    BPEL エクスポートの進捗

  8. エクスポートが完了したら、BPEL エクスポート ログにより [完了] メッセージが、Oracle Workshop for WebLogic の右下隅に表示されます。
  9. 図 2-4 に示すように、エクスポートの詳細を含むログを表示できます。このログは、エクスポートが成功したかどうかについても示します。ログは、Oracle WebLogic プロセス アプリケーションを配置する workspace を参照する %workspace%/.metadata にあります。
  10. 図 2-4 エクスポート ログ


    エクスポート ログ

 


確認済みの制限事項と問題

この節ではエクスポート プロセスについての注意事項を説明し、BPEL エクスポート ツールの確認されている制限事項について詳しく説明します。

注意 : BPEL エクスポート ツールを使用する際に覚えておく必要のある情報について詳しく説明します。

表 2-1 では、さまざまな JPD ファイル属性、ノード等がどのように BPEL ファイルに変換されるかを説明します。

表 2-1 JPD ファイルから BPEL ファイルへの変換
JPD ファイルでは
BPEL ファイルへ変換
clientRequest および controlReceive ノード
receive アクティビティ
clientCallback および controlSend ノード
invoke アクティビティ
同期 returnMethod 属性
reply アクティビティ
onMessage パス
onMessage イベント ハンドラ
onTimeout パス
onAlarm イベント ハンドラ
eventChoice ノード
pick アクティビティ
Parallel ノード
flow アクティビティ
onException ブロック
faultHandlers
perform ノード
JPD ネームスペース javaCode 要素の本体にコピーされた perform メソッドからの java コードを含む empty アクティビティ
コントロール フロー ノード :
  • decision
  • switch
  • forEach
  • doWhile
  • whileDo
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