Oracle WebLogic Integration の概要

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Oracle 製品との相互運用性

Oracle WebLogic Integration (WLI) は以下の Oracle 製品と相互運用します。

 


Oracle Service Bus との統合

Oracle Service Bus はエンタープライズ システムにおいてメッセージのルーティングとトランスフォーメーションを管理します。これらの機能をモニタおよび管理機能と組み合わせることで、Oracle Service Bus はサービス指向アーキテクチャ (SOA) を実装するための統一されたソフトウェア プラットフォームを提供します。Oracle Service Bus は、サービスの作成、消費、調整を行うために、他の Oracle 製品 (Oracle WebLogic Server や Oracle WebLogic Portal など) とシームレスに統合されます。

WLI と Oracle Service Bus を統合すると、WLI の機能と柔軟性が Oracle Service Bus の高性能でステートレスな仲介機能と結合されるため、統合されたプロセス駆動型のサービスを企業の内外で構築、接続、管理するための、コスト効果の高いソリューションが実現します。

この統合では以下の機能が提供されます。

表 1 Oracle Service Bus との統合 : 機能
機能
説明
インストールの容易性
  • WLI と Oracle Service Bus を同じ BEA_Home にインストールできる。
  • WLI アプリケーションと Oracle Service Bus アプリケーションを (統合された実行時環境で) 1 つのドメインにデプロイしたり、別々のドメインにデプロイしたりできる。
  • この機能によって、ハードウェアのコストが削減され、共通のリソース、ライブラリ、プラグインを活用できる。
統一された設計環境
  • Oracle Service Bus と WLI のプロジェクトを同じワークスペースで作成できる。
  • 開発者は Oracle Service Bus と WLI の設計パースペクティブ間を簡単に移動できる。
OSB との緊密な統合
  • WLI プロセスは Oracle Service Bus Transport コントロールを介して Oracle Service Bus プロキシ サービスを通じて、外部サービスを呼び出すことができる。
  • 外部クライアントは Oracle Service Bus ビジネス サービスとして WLI プロセスを呼び出すことができる。
  • 開発者は設計時に、RMI ベースの Oracle Service Bus プロキシを検索し、WLI プロセス内で使用できる。
  • セキュリティおよびトランザクションのコンテキストは Oracle Service Bus と WLI の間でシームレスに伝播される。
集約されたデプロイメント
  • アプリケーションをデプロイするときに、WLI プロジェクトと Oracle Service Bus プロジェクトを同じワークスペースからデプロイできる。

詳細については、Oracle Service Bus のドキュメントを参照してください。

 


Oracle Enterprise Repository との統合

注意 : WLI と Oracle Enterprise Repository の相互運用性は廃止予定のため、次のリリースからはこの機能を使うことはできません。

Oracle Enterprise Repository は、プロセスやサービスから、パターン、フレームワーク、アプリケーション、コンポーネント、データ サービスまで、あらゆるタイプのソフトウェア資産のメタデータを管理および制御するツールを備えた SOA リポジトリです。Oracle Enterprise Repository は資産同士の関係や相互依存性をマッピングすることで、影響分析の改善、資産の再利用の促進と最適化、収益に対する影響の測定などを行います。

注意 : Oracle Enterprise Repository は WebLogic Server 9.2 MP1 上でのみ動作するため、WLI と同じ BEA_HOME にインストールすることはできません。ただし、Oracle Enterprise Repository をインストールした後は、WLI IDE でその機能を使用して Oracle Enterprise Repository インスタンスに接続できます。

WLI では、次のことが可能です。

 


Oracle Enterprise Security との統合

Oracle Enterprise Security は、集中的なポリシー管理と分散型のポリシー決定および実施機能を組み合わせた、きめ細かい資格管理ソリューションです。パフォーマンスと信頼性を妥協することなく、重要なアプリケーションやリソースを管理、制御できるため、ビジネス要件の変化に迅速かつ容易に対応できます。

WLI と Oracle Enterprise Security を統合すると、ポリシー駆動型のセキュリティを実装できるため、アプリケーション レベルやシステム レベルでリソースのセキュリティを強化できます。

管理者は Oracle Enterprise Security の以下の機能を活用できます。

詳細については、Oracle Enterprise Security のドキュメントを参照してください。

 


Oracle Data Services Platform (Oracle DSP) との統合

Oracle DSP はデータ サービスの迅速な開発およびデプロイメントに必要なツールとフレームワークを提供します。データ サービスでは、情報の読み取り、書き込み、およびトランスフォームのロジックがカプセル化されるため、データの利用者は複数のデータ ソース フォーマットや接続メカニズムを扱う必要がなくなります。

WLI アプリケーションでは Oracle DSP コントロールを使用して、Oracle DSP を使ってデプロイされているデータ サービスにアクセスできます。

注意 : Oracle DSP コントロール用のプラグインを手動でインストールする必要があります。

詳細については、Oracle DSP のドキュメントを参照してください。

 


Oracle Business Process Management (Oracle BPM) との統合

Oracle BPM では、エンド ツー エンドのビジネス プロセスのモデリング、実装、実行、モニタを統合することで、ビジネス プロセスのライフ サイクル全体の継続的な最適化に対応しています。

WLI プロセス (JPD) を Web サービスとして公開し、Oracle BPM アプリケーションから呼び出すことができます。

詳細については、Oracle BPM のドキュメントを参照してください。


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