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e-docs > WebLogic Platform > コンフィグレーション ウィザードの使い方 > コンフィグレーション ウィザードについて |
コンフィグレーション ウィザードの使い方
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コンフィグレーション ウィザードについて
[コンフィグレーション] ウィザードを使用すると、独自の WebLogic Platform ドメインを作成できます。スタンドアロン サーバ、管理対象サーバを持つ管理サーバ、クラスタ化されたサーバなどのドメインをコンフィグレーションするためには、このツールを使用します。
以下の節では、ドメインを作成する前に知っておくべきコンセプトと、必要な作業について説明します。
WebLogic ドメインとは ?
WebLogic Server の基本管理単位は、ドメインです。ドメインとは、WebLogic Server リソースが相互に関連付けられたもので、1 つの単位として管理されます。1 つのドメインには、1 つ以上の WebLogic Server インスタンスがあり、WebLogic Server クラスタが含まれている場合もあります。クラスタとは、高いスケーラビリティとアプリケーションの可用性を提供するために、共に動作する WebLogic Server のグループです。
各ドメインの WebLogic Server インスタンスの 1 つは、管理サーバとしてコンフィグレーションされます。WebLogic ドメインでは、この管理サーバが管理の中心となります。ドメインの管理サーバ以外のすべての WebLogic Server インスタンスは、管理対象サーバと呼ばれます。ドメインに 1 つの WebLogic Server インスタンスしかない場合は、このサーバが、管理サーバとしても、管理対象サーバとしても機能します。
ドメインのコンテンツ、機能、コンフィグレーションの詳細については、次の URL の『WebLogic Server ドメイン管理』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/admin_domain/index.html
ドメインの一般的なタイプ
ドメインの一般的なコンフィグレーションは、以下のとおりです。
注意: プロダクション環境では、アプリケーションは管理対象サーバにデプロイし、管理サーバは管理作業にのみ使用することをお勧めします。
WebLogic ドメイン作成のためのツール
ドメインの作成は、WebLogic Platform 環境の基礎です。WebLogic ドメインを作成および管理するためのさまざまなツールと作業手順が準備されています。次の節では、ドメインを作成および管理する際に使用するさまざまなツールの概要と役割について説明します。
コンフィグレーション ウィザード
[コンフィグレーション] ウィザードは、あらかじめコンフィグレーションされたドメイン テンプレートを使用し、目的の環境に合わせてドメインを作成するための独立したツールです。テンプレートは、ドメインの一般的なタイプで説明される基本的なドメインのタイプに対応しています。[コンフィグレーション] ウィザードは、サーバに対してドメインのレイアウトを記述する config.xml ファイルの作成など、ドメインに適切なディレクトリ構造およびスクリプトもインストールします。
[コンフィグレーション] ウィザードは、グラフィカル ユーザ インタフェース (graphical user interface: GUI) とテキストベースのコマンドライン オプションの両方で使用できます。また、カスタム インストールの途中でも、インストールが終了した後でも起動できます。
注意: [コンフィグレーション] ウィザードを使用すると、新しいドメインを作成したり、管理対象サーバを追加することによって、既存のドメインを拡張できます。WebLogic Server の前のバージョンから WebLogic Platform への移行、および既存ドメインの変更についてはサポートしていません。
WebLogic Administration Console
WebLogic Administration Console の機能の 1 つとして、[コンフィグレーション] ウィザードを使用して作成したドメインの拡張があります。Administration Console を使用すると、ネットワークの定義およびデータベース接続の定義を含むようにドメインの定義を拡張したり、ドメインの状態を管理、監視することができます。WebLogic Administration Console を使用して、既存のドメインを変更することもできます。
WebLogic Administration Console の詳細については、次の URL の『Administration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html
WebLogic Integration データベース ウィザード
[コンフィグレーション] ウィザードおよび WebLogic Administration Console の使用後、[データベース] ウィザードを用いて、WebLogic Integration コンポーネントを使用するデータベースの接続をコンフィグレーションします。[データベース] ウィザードの詳細については、次の URL の『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/config/index.htm
コンフィグレーション ウィザードで何が作成されるか ?
[コンフィグレーション] ウィザードの指示に従って入力すると、ドメインのレイアウトや、追加したサーバについての基本的なネットワーク コンフィグレーションが記述された新しい config.xml ファイルが作成されます。config.xml ファイルおよび生成されたすべてのコンポーネントは、指定されるドメイン サブディレクトリに保存されます。
[コンフィグレーション] ウィザードを使用すると、config.xml ファイルを作成するほかにも、サーバの起動スクリプト、アプリケーション サブディレクトリなど、新しいドメインとそのサーバを起動して使用するためのファイルやディレクトリを作成できます。スクリプトには、[コンフィグレーション] ウィザードで入力された値が設定されます。
注意: ドメイン ディレクトリは、システム上の任意の場所に作成できます。たとえば、リファレンスをデフォルトの場所に置き、DOMAIN_HOME として参照することができます。
DOMAIN_HOME は、BEA_HOME/user_projects/domain を表します。ここで、
BEA_HOME は、WebLogic Platform がインストールされた BEA ホーム ディレクトリを示し、デフォルトでは c:¥bea です。
user_projects は、ドメインのディレクトリの場所を表します。
domain は、ドメイン ディレクトリの名前です。
次の表は、[コンフィグレーション] ウィザードによって、新しいドメインにインストールされる基本的なディレクトリおよびファイルを示します。選択するテンプレートおよび作成されるドメインのタイプによっては、ドメイン ディレクトリに、下記以外のファイルがインストールされる場合もあります。
WebLogic ドメイン作成前の作業
WebLogic Server マニュアルに書かれた WebLogic ドメインのコンセプトと手順を確認してください。[コンフィグレーション] ウィザードを使用して新しいドメインを作成する前に、次の作業を行います。
使用するコンフィグレーション ウィザード テンプレートの決定
[コンフィグレーション] ウィザードには、WebLogic ドメインを作成するためのドメイン テンプレートが必要です。[コンフィグレーション] ウィザードのテンプレートは、カスタム ドメインを新しく作成するために必要なファイルおよびスクリプトを集めた Java ARchive ファイル (JAR ファイル) です。WebLogic Platform では、製品の一部として、あらかじめコンフィグレーションされたドメイン テンプレートがインストールされます。あらかじめコンフィグレーションされたこれらのテンプレートは、WebLogic Platform がインストールされたディレクトリ (デフォルトでは weblogic700 という名前) common¥templates¥domains にあります。以下の表に、簡単な説明を示します。
注意: あらかじめコンフィグレーションされたテンプレートの使用可能なリストは、インストールされる WebLogic Platform によって異なります。テンプレートの詳細については、次の URL の『コンフィグレーション ウィザード テンプレート リファレンス』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/template/
index.html
ドメインのコンフィグレーションの決定 [コンフィグレーション] ウィザードには、ドメインに作成するサーバの数およびレイアウトを記述するためのオプションがあります。[コンフィグレーション] ウィザードのドメイン オプションは、ドメインの一般的なタイプで記述されたドメイン タイプの一覧に対応し、次のとおりです。
注意: クラスタの詳細については、次の URL の『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/cluster/index.html
注意: ドメインのノード マネージャをコンフィグレーションするなど、管理対象サーバに対してこれ以外の作業もあります。この作業は、WebLogic Administration Console を使用して行います。WebLogic Administration Console の使用方法の詳細については、次の URL の『WebLogic Server ドメイン管理』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/admin_domain/
index.html
ドメインのコンフィグレーションに必要な条件を決定したら、管理サーバおよび管理対象サーバのサーバ名、ポート、IP アドレスなど、コンフィグレーションに必要な情報を決定するための手順を確認します。
サーバ名およびリスン アドレスの決定
[コンフィグレーション] ウィザードでは、作成するサーバ インスタンスごとに名前を割り当て、リスン アドレスを識別するよう求められます。以下の節では、サーバ名およびリスン アドレスの設定に関する重要な考慮事項について説明します。
サーバ名に関する考慮事項
WebLogic 環境では、サーバが属しているドメインやクラスタ、およびそのサーバが管理サーバであるか管理対象サーバであるかに関係なく、サーバ インスタンスごとに一意の名前を割り当てる必要があります。
リスン アドレスに関する考慮事項
次の表は、リスン アドレス値の設定に関する重要な考慮事項を示しています。
新しいドメイン作成の手順
次の手順を参考にして、新しい WebLogic ドメインを作成してください。
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