WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント
この付録では、システムレベルのアプリケーションに必要な対象への総合的なリファレンスと、プロダクション デプロイメント環境における WebLogic Platform アプリケーションをサポートするためのサービスについて説明します。この情報は、トラブルシューティングに役立てることができます。ここには、次のトピックがあります。
この節で説明するプロダクション デプロイメント ドメインは、以下の想定と特性に基づきます。
次の図では、単一クラスタの WebLogic Platform ドメイン内の、システムレベルのリソース、サービス、およびアプリケーションの基本的な分散を示します。また、Platform アプリケーションのリソースの分散も示します。Platform アプリケーションは、WebLogic Portal および WebLogic Integration の複合コンポーネントになるように定義されます。
注意 : 図内のグレー領域は、ドメインのアプリケーションをサポートするために必要なアプリケーションおよびリソースを表します。
図 A-1 単一クラスタ WebLogic Platform ドメインにおける管理対象サーバへのリソースの分散
注意 : この図内の管理対象サーバ上に示されるリソース間の主な違いは、(移行可能な) 管理対象サーバ 1 に関連付けられた JMS サーバ cgJMSServer_auto_1
のみに WLI タイマー キューがあることです。これらの WLI タイマー キューは、ドメイン内の 1 つの管理対象サーバのみで JMS サーバの対象になります。
図 A-2 単一クラスタ WebLogic Platform ドメインにおける管理サーバのリソース
次の表では、単一クラスタの Platform ドメインに必要な、リソース、サービス、およびアプリケーションの割り当てに関する詳細なリファレンスを示します。以下の点に注意してください。
<MyApplication>
は、デプロイするアプリケーション EAR ファイルの名前を示す。<MyWebApp>
は、WebLogic Workshop で開発する個々の Web アプリケーションの名前を示す。<MyPortalApp>
は、WebLogic Workshop で開発する個々のポータル アプリケーションの名前を示す。#
」は、管理対象サーバ、JMS サーバ、JMS キューなどのリソース名に含まれる整数を表し、クラスタ ドメイン設定時にコンフィグレーション ウィザードや WLST Offline により自動コンフィグレーションされる。たとえば、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートにある JMS サーバは、cgJMSServer
です。したがって、1 番目の管理対象サーバに自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前は cgJMSServer_auto_1
となり、2 番目の管理対象サーバに自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前は cgJMSServer_auto_2
となります。また、管理サーバなどの特定のサーバに固定する必要のあるリソースについては、自動コンフィグレーション処理により、リソースの名前に「pinned」が指定されます。たとえば、cgJMSServer_pinned_1
は、クラスタで管理サーバに固定され、自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前です。
次の表では、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートにあるデフォルトのリソース、サービス、およびアプリケーションのリファレンスと、WebLogic Portal や WebLogic Integration などのプラットフォームの構成製品コンポーネントとの関係を示します。また、クラスタ化されたドメインを作成するためのコンフィグレーション ウィザードまたは WLST Offline の使用により自動コンフィグレーションされたリソースのリファレンスも示します。
マルチ クラスタ ドメイン内で製品に固有のクラスタを作成する場合、このリファレンスを参照して、手動でコンフィグレーションまたは割り当てる必要のあるリソースを識別します。たとえば、マルチ クラスタ Platform ドメイン内で、1 つの WebLogic Integration クラスタおよび個別の WebLogic Portal クラスタが必要な場合、クラスタごとにリソースを再度指定して、製品に固有の個々のクラスタを作成する必要があります。ほかのリソースを手動でコンフィグレーションする必要がある場合、次の表で、製品に固有のコンポーネントにコンフィグレーションする必要のあるリソースについて参照します。マルチ クラスタ Platform ドメインのコンフィグレーション例については、「例 : WLST Offline を使用して、マルチ クラスタ Platform ドメインをコンフィグレーションする方法」を参照してください。
注意 : 次の表内の「#
」は、管理対象サーバ、JMS サーバ、JMS キューなどのリソース名に含まれる整数を表し、クラスタ ドメイン設定時にコンフィグレーション ウィザードや WLST Offline により自動コンフィグレーションされます。たとえば、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートにある JMS サーバは、cgJMSServer
です。したがって、1 番目の管理対象サーバに自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前は cgJMSServer_auto_1
となり、2 番目の管理対象サーバに自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前は cgJMSServer_auto_2
となります。また、管理サーバなどの特定のサーバに固定する必要のあるリソースについては、自動コンフィグレーション処理により、リソースの名前に「pinned」が指定されます。たとえば、cgJMSServer_pinned_1
は、クラスタで管理サーバに固定され、自動コンフィグレーションされた JMS サーバの名前です。