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WebLogic Platform 8.1 へのアップグレード

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WebLogic Platform のアップグレードのロードマップ

この節では、WebLogic Platform 8.1 のすべてのリリースにアップグレードするためのロードマップを示します。

 


システムをアップグレードする前に

インストールのアップグレードに関する以下の考慮事項に留意してください。

アプリケーションとドメインのバックアップ

Service Pack をインストールする前に、次のバックアップ コピーを作成しておくことをお勧めします。

注意 : Smart Update とパッケージ アップグレード インストーラのどちらを使用した場合でも、現在のインストールのメディア状態およびアップグレード中に追加されたファイルの情報が格納されたバックアップ ファイルが作成されます。このバックアップ ファイルは、インストール中にエラーが発生した場合や、アップグレード インストールをアンインストールまたはロールバックするときに、システムの状態を復元するために使用します。ただし、これらのツールでは、ユーザ作成アプリケーション、データ、またはカスタム ドメインはバックアップされません。

ノード マネージャ ファイルのバックアップ

ノード マネージャを使用してクラスタ環境のサーバを管理している場合は、インストールをアップグレードする前に、ノード マネージャのディレクトリとスクリプトをバックアップしてください。ディレクトリ名とスクリプト名は、ご使用のオペレーティング システムによって異なります。

Windows :
WL_HOME¥common¥nodemanager
WL_HOME¥server¥bin¥startNodeManager.cmd

UNIX :
WL_HOME/common/nodemanager
WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh

注意 : 上記パス名において、WL_HOME は、WebLogic Platform のインストール先のルート ディレクトリ (例 : c:¥bea¥weblogic81) を表します。

インストールのアップグレードが完了した後、ノード マネージャのディレクトリとスクリプトを復元します。

ノード マネージャの詳細については、以下の場所にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの概要」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/nodemgr.html

インストールのアップグレード方法の選択

アプリケーションをアップグレードする前に、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアをアップグレードする必要があります。BEA では、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアをアップグレードするために、以下の 2 つの基本的な方法を用意しています。

注意 : Pentium マシン上のサポート対象 Linux システムで、WebLogic Platform 8.1 を Service Pack 5 または Service Pack 6 にアップグレードすることを計画していて、BEA JRockit 1.4.2 SDK を使用している場合は、WebLogic Platform 8.1 のアップグレード処理を開始する前に、Linux ソフトウェアのパッチ レベルをアップグレードする必要があります。

WebLogic Platform 8.1 でサポート対象の各 Linux システムについて、必要とされる具体的なパッチ レベルの情報については、次の URL にある『WebLogic Platform 8.1 でサポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs81/81_over/overview.html

アプリケーションを最新の Service Pack にアップグレードするためのアップグレード方法の選択

WebLogic Platform 8.1 には、アプリケーション環境 (ドメイン、アプリケーション、およびデータベース スキーマ) を最新の Service Pack に移行するための基本的な 2 つのアップグレード方法が用意されています。

以下の節では、これらの方法と、その方法を使用する適切な状況について説明します。

既存のドメインを最新の Service Pack にアップグレードする

この方法を使用する場合は、既存のドメインのアプリケーションとデータベース スキーマを最新の Service Pack にアップグレードします。この方法を選択した場合、一部の WebLogic Platform コンポーネントでは、スクリプトを実行するか、または特定のタスクを実行してドメインをアップグレードする必要があります。

このアップグレード方法は、通常、以下のような状況で適切です。

新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする

この方法を使用する場合は、アップグレードされた WebLogic Platform インストールを参照する新しいドメインを作成し、既存のアプリケーションをそのドメインにデプロイします。この方法では、既存のアプリケーションやデータベース スキーマのアップグレードなど、追加手順を実行しなければならない場合があります。ただし、この方法を使用した場合、ドメインは必ず最新のドメイン テンプレートに基づきます。

このアップグレード方法は、通常、以下のような状況で適切です。

 


WebLogic Platform 8.1 にバンドルされている SDK

WebLogic Platform 8.1 のインストールには、Java 2 SDK の以下のバージョンが含まれます。

表 2-1 WebLogic Platform 8.1 のインストールに含まれる SDK

WebLogic Platform 8.1 のバージョン

インストールに含まれる SDK

最初の GA リリース

  • Sun Java 2 SDK 1.4.1_03

  • BEA WebLogic JRockit 8.1 SP1 SDK

HP-UX PA-RISC 11.0 および 11i 用の WebLogic Platform 8.1 インストーラには、HP-UX SDK 1.4.1.02 が含まれている。

Service Pack 2

  • Sun Java 2 SDK 1.4.1_05

  • BEA WebLogic JRockit SDK 1.4.1_05

HP-UX PA-RISC 11.0 および 11i 用の WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) インストーラには、HP-UX SDK 1.4.1.05 が含まれている。

Service Pack 3

  • Sun Java 2 SDK 1.4.2_04

  • BEA JRockit 1.4.2_04 SDK

HP-UX PA-RISC 11.0 および 11i 用の WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) インストーラには、HP-UX SDK 1.4.2.03 が含まれている。

Service Pack 4

  • Sun Java 2 SDK 1.4.2_05

  • BEA JRockit 1.4.2_05 SDK

HP-UX PA-RISC 11.0 および 11i 用の WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) インストーラには、HP-UX SDK 1.4.2.05 が含まれている。

Service Pack 5

  • Sun Java 2 SDK 1.4.2_08

  • BEA JRockit 1.4.2_08 SDK

HP-UX PA-RISC 11.0 および 11i 用の WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 5) インストーラには、HP-UX SDK 1.4.2.08 が含まれている。

Service Pack 6

  • Sun Java 2 SDK 1.4.2_11

  • BEA JRockit 1.4.2_10 R26.3.0-32_CR283061 および 1.4.2 リリース以降のすべての JRockit

HP-UX PA-RISC 11i および 11i V2 用と、HP-UX Itanium 11i V2 用の WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 6) インストーラには、Java HotSpotTM Server VM (32-bit) を備えた HP JDK 1.4.2.10 が含まれている。


 

ドメインをアップグレードした後は、JAVA_HOME 変数の値を変更して、新しくインストールされた SDK の場所を指すようにする必要があります。この作業を行うには、次の手順を実行します。

  1. テキスト エディタで、JAVA_HOME 変数の値を設定するスクリプトを開きます。アップグレードするドメインのタイプによって、デフォルトのスクリプトは、setDomainEnv または startWebLogic のどちらかの名前が付いています。このスクリプトはドメインのルート ディレクトリにあります。
  2. JAVA_HOME 変数の値を更新します。たとえば、次のように入力します。
  3. BEA JRockit の場合

    set JAVA_HOME=C:\bea\jrockit81sp6_142_10

    Sun Java 2 SDK の場合

    set JAVA_HOME=C:\bea\jdk142_11

また、Workshop アプリケーション、アプリケーション起動スクリプト、サイレント コンフィグレーション スクリプトも、新しい Sun または JRockit SDK ディレクトリを参照するように更新することをお勧めします。Workshop アプリケーションを更新して新しい SDK を使用するための詳細については、「WebLogic Workshop」を参照してください。

注意 : WebLogic Integration を含むドメインをアップグレードする場合は、WebLogic Integration ドメイン アップグレード スクリプトによって setDomainEnv スクリプトが自動的に変更されます。このスクリプトの実行の詳細については、次の URL にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/index.html

 


サイレント コンフィグレーション スクリプトのアップグレード

Service Pack 3 以降で使用する、Service Pack 2 以前の既存のサイレント コンフィグレーション スクリプトがあり、そのスクリプトでドメインでデフォルト以外のデータベース (PointBase 以外のデータベース) を使用するようコンフィグレーションしている場合は、Service Pack 3 で導入された次の JDBC 接続プールをコンフィグレーションする必要があります。

8.1 Service Pack 3 で導入されたデフォルトの JDBC コンフィグレーションの詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform データベース リソースの管理』の「WebLogic Platform のデフォルトの JDBC コンフィグレーション」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/default_JDBC_configs.html

 


WebLogic サーバ プラグインのアップグレード

WebLogic Platform を Web サーバにインストールしている場合は、最新のセキュリティ パッチとサポートをすべて確実に利用できるように、Web サーバを最新の状態に保つことが重要です。更新された Web サーバ プラグインは、WebLogic Server のインストールをアップグレードするときに組み込まれます。必要はありませんが、Web サーバにインストールされている Web サーバ プラグインを、更新されたバージョンと置き換えることができます。

WebLogic Platform のインストールに含まれている Web サーバ プラグインのインストールの詳細については、次の URL で『WebLogic Server における Web サーバ プラグインの使い方』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/plugins/index.html

 


WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 6) へのアップグレードのロードマップ

この節では、Service Pack 6 へのアップグレードに関する以下のトピックを取り上げます。

WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 6 アップグレード手順の概要

この節では、次の情報について説明します。

WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 6 へのアップグレード

WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (特に、既存のドメインをアップグレードするか、または新しいドメインを作成してそのドメインにアプリケーションを再デプロイするか) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 6 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づくドメインにデプロイされます。

以降の節で説明する内容は、次のとおりです。

以降の節を読んだ後で、さらに詳細な情報を確認してからアップグレード処理を開始する必要がある場合は、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照してください。

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、ドメイン内の WebLogic Integration リソースが最低でも Service Pack 4 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows システム上の WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 6 にアップグレードする場合は Smart Update を選択できます。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
  5. 以下の節で説明する手順を実行します。

ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードする

ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. データベースとして PointBase を使用している場合は、PointBase サーバを起動し、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
  2. PointBase の更新が完了したら、次の手順に進みます。

    注意 : PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止してください。

  3. 環境に応じて、UNIX シェルまたは Windows コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
  4. マシンの ANT_OPTS 環境変数を -Xmx256m に設定し、ドメインのアップグレード処理の実行に十分なメモリが Ant に割り当てられるようにします。ANT_OPTS 環境変数を設定するには、オペレーティング システムに応じて次のコマンドを入力します。
  5. Windows :

    prompt> set ANT_OPTS=-Xmx256m

    UNIX :

    prompt> setenv ANT_OPTS -Xmx256m

  6. 次のディレクトリに移動します。
  7. WL_HOME/integration/upgrade

  8. 該当するドメイン環境の設定を含んだ options.properties ファイルを作成します。WL_HOME/integration/upgrade ディレクトリには、このファイルを作成する際にテンプレートとして使用できる options.properties.sample ファイルがあります。
  9. 表 2-3 に示すプロパティを定義します。

    注意 : ディレクトリ パスでは、ファイルの区切り記号に「/」を使用します。

    表 2-3 options.properties ファイルで指定する値 

    プロパティ

    指定する値

    current.version=spn

    アップグレードするドメインの Service Pack レベル。

    • Service Pack 4 からアップグレードする場合は、current.version=sp4 を指定する。

    • Service Pack 5 からアップグレードする場合は、current.version=sp5 を指定する。

    domain.path=path

    アップグレードするドメインを格納したディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea/user_projects/domains/myDomain

    beahome.path=path

    アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされている BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea

    beahome.latest.path=path

    WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 6) ソフトウェアをインストールする BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea

    os=both

    デフォルト値は both

    注意 : os=unix プロパティを指定した場合、この表に示す手順に従って、Ant スクリプト ターゲットのアップグレードの実行が省略されることがある。このため、すべてのパスが正しくアップグレードされるデフォルトの os=both プロパティが推奨される。

    os=unix プロパティを設定してアップグレードスクリプトを実行する場合は、update_paths ターゲットを手動で実行すること。

    weblogic=weblogic81

    アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされているディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81

    weblogic.latest=weblogic81

    WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 6) ソフトウェアをインストールするディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81

    db_upgrade=true

    PointBase 以外のサポート対象データベースを使用している場合は true。PointBase を使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、このプロパティを false に設定する。

    platform.hp=false

    値は false にする (options.properties.sample ファイルのデフォルト値)。ただし、HP-UX プラットフォームでは必ず true に設定すること。


     
  10. アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
  11. BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain

  12. テキスト エディタで workshop.properties ファイルを開き、wlsHome.path 変数および jdkHome.path 変数に定義されている絶対パスを相対パスに変更します。
  13. 次のディレクトリに戻ります。
  14. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

  15. domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
  16. ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
    -Dsingle.node=
    true|false -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
    -Ddb_password=
    password -Ddb_server=your_server:port
    -Ddb_name=
    database_name

    上記の構文の説明 :

    • your_options_file には、手順 5 で作成した options.properties ファイルを指定します。
    • -Dsingle.node パラメータは、単一ノードのドメインをアップグレードする場合は true に、クラスタ化されたドメインをアップグレードする場合は false に設定します。
  17. PointBase を使用している場合は、次の手順を実行します。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase

    3. 次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
    4. SP4 から SP6 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp4_sp6.sql

      SP5 から SP6 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp5_sp6.sql

  18. ドメイン サーバの .wlnotdelete サブディレクトリおよびその内容を削除します。このサブディレクトリはドメインのサーバ ディレクトリにあり、サーバのキャッシュを格納しています。次に例を示します。
  19. BEA_HOME/user_projects/domains/mydomain/examplesServer/.wlnotdelete

    .wlnotdelete サブディレクトリを削除することにより、サーバの再起動時に、ドメイン アップグレードによる変更がすべて確実に反映されるようになります。

各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」を参照してください。

ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードする

ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、ドメイン内の WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

  3. Service Pack 5 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 4 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5

    3. 『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
    4. 使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
    5. 適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
      Windows : upgrade_db_schema_to_81SP6.cmd
      UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP6.sh

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のアプリケーションのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

  4. Service Pack 6 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP6

    3. WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
    4. アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

  5. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合は、暗号化を手動で更新する必要があります。
    2. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 6) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    3. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    4. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します。ファイルを Service Pack 6 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
    5. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。

    6. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。

既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする

アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。

デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。

以上で、Service Pack 6 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。

新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合

新しい WebLogic Platform ドメインを作成し、作成したドメインに既存のアプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Service Pack 4 からアップグレードする場合は、既存の WebLogic Integration リソースが完全に Service Pack 4 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールをアップグレードする方法 (Smart Update など) を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 6 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. コンフィグレーション ウィザードと Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用して、新しいドメインを作成します。
  5. WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
  6. 以下の節で説明する手順を実行します。

新しいドメイン用に WebLogic Integration リソースをアップグレードする

新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. データベースとして PointBase を使用している場合は、PointBase サーバを起動し、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
  2. PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止します。
  3. 次のディレクトリに移動します。
  4. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory

    ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。

  5. 次のうち、適切な WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
  6. SP4 から SP6 にアップグレードする場合

    upgrade_runtime_sp4_sp6.sql

    SP5 から SP6 にアップグレードする場合

    upgrade_runtime_sp5_sp6.sql

詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」を参照してください。

新しいドメイン用に WebLogic Portal リソースをアップグレードする

新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

  3. Service Pack 5 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 4 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 5 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5

    3. 『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
    4. 使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
    5. 適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
      Windows : upgrade_db_schema_to_81SP5.cmd
      UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP5.sh

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

  4. Service Pack 6 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP6

    3. WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
    4. アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
  5. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. サードパーティのコンテンツ管理システムを使用している場合は、デプロイする前に、そのリポジトリを再コンフィグレーションします。これにより、パスワードが新しいドメイン用に暗号化し直されるようになります。
    2. WSRP ポートレットへのアクセスに使用されるすべてのパスワードを暗号化し直します。暗号化はドメインごとに異なるので、ドメインを切り替える際には更新が必要です。また、EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合も、暗号化を手動で更新する必要があります。
    3. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 6) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    4. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    5. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリの名前を右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (既存のファイルを Service Pack 6 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    6. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。

    7. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    8. サーバを再起動します。

既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html

アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする

アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。

デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。

以上で、Service Pack 6 のアップグレードの手順はすべて完了しました。

 


WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 5) へのアップグレードのロードマップ

この節では、Service Pack 5 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。

WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 5 アップグレード手順の概要

この節の内容は、以下のとおりです。

WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 5 へのアップグレード

WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (特に、既存のドメインをアップグレードするか、または新しいドメインを作成してそのドメインにアプリケーションを再デプロイするか) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 5 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づくドメインにデプロイされます。

以降の節で説明する内容は、次のとおりです。

以降の節を読んだ後で、さらに詳細な情報を確認してからアップグレード処理を開始する必要がある場合は、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照してください。

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、ドメイン内の WebLogic Integration リソースが最低でも Service Pack 3 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows システム上の WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 5 にアップグレードする場合は Smart Update を選択できます。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
  5. 以下の節で説明する手順を実行します。

ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードする

ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. データベースとして PointBase を使用している場合は、PointBase サーバを起動し、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
  2. PointBase の更新が完了したら、次の手順に進みます。

    注意 : PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止してください。

  3. 環境に応じて、UNIX シェルまたは Windows コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
  4. マシンの ANT_OPTS 環境変数を -Xmx256m に設定し、ドメインのアップグレード処理の実行に十分なメモリが Ant に割り当てられるようにします。ANT_OPTS 環境変数を設定するには、オペレーティング システムに応じて次のコマンドを入力します。
  5. Windows :

    prompt> set ANT_OPTS=-Xmx256m

    UNIX :

    prompt> setenv ANT_OPTS -Xmx256m

  6. 次のディレクトリに移動します。
  7. WL_HOME/integration/upgrade

  8. 該当するドメイン環境の設定を含んだ options.properties ファイルを作成します。WL_HOME/integration/upgrade ディレクトリには、このファイルを作成する際にテンプレートとして使用できる options.properties.sample ファイルがあります。
  9. 表 2-5 に示すプロパティを定義します。

    注意 : ディレクトリ パスでは、ファイルの区切り記号に「/」を使用します。

    表 2-5 options.properties ファイルで指定する値 

    プロパティ

    指定する値

    current.version=spn

    アップグレードするドメインの Service Pack レベル。

    • Service Pack 3 からアップグレードする場合は、current.version=sp3 を指定する。

    • Service Pack 4 からアップグレードする場合は、current.version=sp4 を指定する。

    domain.path=path

    アップグレードするドメインを格納したディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea/user_projects/domains/myDomain

    beahome.path=path

    アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされている BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea

    beahome.latest.path=path

    WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 5) ソフトウェアをインストールする BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :

    c:/bea

    os=both

    デフォルト値は both

    注意 : os=unix プロパティを指定した場合、この表に示す手順に従って、Ant スクリプト ターゲットのアップグレードの実行が省略されることがある。このため、すべてのパスが正しくアップグレードされるデフォルトの os=both プロパティが推奨される。

    os=unix プロパティを設定してアップグレードスクリプトを実行する場合は、update_paths ターゲットを手動で実行すること。

    weblogic=weblogic81

    アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされているディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81

    weblogic.latest=weblogic81

    WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 5) ソフトウェアをインストールするディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81

    db_upgrade=true

    PointBase 以外のサポート対象データベースを使用している場合は true。PointBase を使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、このプロパティを false に設定する。

    platform.hp=false

    値は false にする (options.properties.sample ファイルのデフォルト値)。ただし、HP-UX プラットフォームでは必ず true に設定すること。


     
  10. アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
  11. BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain

  12. テキスト エディタで workshop.properties ファイルを開き、wlsHome.path 変数および jdkHome.path 変数に定義されている絶対パスを相対パスに変更します。
  13. 次のディレクトリに戻ります。
  14. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

  15. domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
  16. ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
    -Dsingle.node=
    true|false -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
    -Ddb_password=
    password -Ddb_server=your_server:port
    -Ddb_name=
    database_name

    上記の構文の説明 :

    • your_options_file には、手順 5 で作成した options.properties ファイルを指定します。
    • -Dsingle.node パラメータは、単一ノードのドメインをアップグレードする場合は true に、クラスタ化されたドメインをアップグレードする場合は false に設定します。
  17. PointBase を使用している場合は、次の手順を実行します。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase

    3. 次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
    4. SP3 から SP5 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp3_sp5.sql

      SP4 から SP5 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp4_sp5.sql

  18. ドメイン サーバの .wlnotdelete サブディレクトリおよびその内容を削除します。このサブディレクトリはドメインのサーバ ディレクトリにあり、サーバのキャッシュを格納しています。次に例を示します。
  19. BEA_HOME/user_projects/domains/mydomain/examplesServer/.wlnotdelete

    .wlnotdelete サブディレクトリを削除することにより、サーバの再起動時に、ドメイン アップグレードによる変更がすべて確実に反映されるようになります。

各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」を参照してください。

ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードする

ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、ドメイン内の WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

  3. Service Pack 4 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 3 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4

    3. 『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
    4. 使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
    5. 適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
      Windows : upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd
      UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP4.sh

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

  4. Service Pack 5 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5

    3. WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
    4. アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

  5. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合は、暗号化を手動で更新する必要があります。
    2. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 5) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    3. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    4. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します。ファイルを Service Pack 5 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
    5. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。

    6. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。

既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする

アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。

デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。

以上で、Service Pack 5 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。

新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合

新しい WebLogic Platform ドメインを作成し、作成したドメインに既存のアプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Service Pack 3 からアップグレードする場合は、既存の WebLogic Integration リソースが完全に Service Pack 3 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールをアップグレードする方法 (Smart Update など) を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 5 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. コンフィグレーション ウィザードと Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用して、新しいドメインを作成します。
  5. WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
  6. 以下の節で説明する手順を実行します。

新しいドメイン用に WebLogic Integration リソースをアップグレードする

新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. データベースとして PointBase を使用している場合は、PointBase サーバを起動し、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
  2. PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止します。
  3. 次のディレクトリに移動します。
  4. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory

    ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。

  5. 次のうち、適切な WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
  6. SP3 から SP5 にアップグレードする場合

    upgrade_runtime_sp3_sp5.sql

    SP4 から SP5 にアップグレードする場合

    upgrade_runtime_sp4_sp5.sql

詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」を参照してください。

新しいドメイン用に WebLogic Portal リソースをアップグレードする

新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

  3. Service Pack 4 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 3 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4

    3. 『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
    4. 使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
    5. 適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
      Windows : upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd
      UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP4.sh

    各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

  4. Service Pack 5 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5

    3. WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
    4. アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
  5. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. サードパーティのコンテンツ管理システムを使用している場合は、デプロイする前に、そのリポジトリを再コンフィグレーションします。これにより、パスワードが新しいドメイン用に暗号化し直されるようになります。
    2. WSRP ポートレットへのアクセスに使用されるすべてのパスワードを暗号化し直します。暗号化はドメインごとに異なるので、ドメインを切り替える際には更新が必要です。また、EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合も、暗号化を手動で更新する必要があります。
    3. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 5) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    4. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    5. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリの名前を右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (既存のファイルを Service Pack 5 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    6. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。

    7. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    8. サーバを再起動します。

既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html

アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする

アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。

デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。

以上で、Service Pack 5 のアップグレードの手順はすべて完了しました。

 


WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) へのアップグレードのロードマップ

この節では、Service Pack 4 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。

WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 4 アップグレード手順の概要

この節では、次の情報について説明します。

WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 4 へのアップグレード

WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (つまり、既存のドメインをアップグレードする、または新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションを再デプロイする) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 4 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づいて作成されたドメインにデプロイされます。

以下の節では、次のトピックについて説明します。

以下の節を読み終わった後、アップグレード プロセスを開始する前に、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照して詳細について確認することをお勧めします。

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。

  1. 必要に応じて、ドメイン内の WebLogic Integration リソースが Service Pack 2 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows 上で Smart Update を使用していて、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 4 にアップグレードするとします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. データベースとして PointBase を使用している場合は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
    2. PointBase データベースをアップグレードしたら、次の手順に進みます。

    3. 次のディレクトリに移動します。
    4. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

    5. options.properties ファイルを作成します。このファイルはドメインの環境を設定します。前述のディレクトリには、このファイルを作成するためにテンプレートとして利用できるファイル options.properties.sample があります。
    6. Service Pack 2 からアップグレードする場合は、テキスト エディタで options.properties ファイルを開き、次の編集を行います。

      最初に、current.version=sp3 の行を current.version=sp2 に変更します。

      次に、PointBase を使用している場合は、db_upgrade=true の行を db_upgrade=false に変更します。

    7. アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
    8. BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain

    9. workshop.properties を編集して、wlsHome.pathjdkHome.path 変数のパスを相対パスから絶対パスに変更します。
    10. 次のディレクトリに戻ります。
    11. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

    12. domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
    13. ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
      -Dsingle.node=true -Ddb_type=
      your_db_vendor -Ddb_user=user_name
      -Ddb_password=
      password -Ddb_server=your_server:port
      -Ddb_name=
      database_name

    14. PointBase を使用している場合は、次の手順を完了します。
    15. 次のディレクトリに移動します。

      BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase

      次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。

      SP2 から SP4 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp2_sp4.sql

      SP3 から SP4 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp3_sp4.sql

      各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」を参照してください。

  5. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、必要に応じて WebLogic Portal スクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  6. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

  7. Service Pack 2 から Service Pack 4 にアップグレードする場合は、次の手順を完了して、最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 3 にアップグレードします。それ以外の場合は、手順 7に進みます。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3

    3. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    4. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    5. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    6. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
  8. ドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4

    3. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    4. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

    5. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    6. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP4.sh (UNIX 用) を実行します。
  9. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 4) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    2. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    3. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 4 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    4. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。

    5. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    6. サーバを再起動します。
    7. アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。

    既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

以上で、Service Pack 4 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。

注意 : BEA Liquid Data for WebLogic は、WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) ではまだ利用できません。Liquid Data が組み込まれた Platform ドメインでは、Liquid Data for WebLogic が WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) で利用可能になるまで、引き続き WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) を使用することをお勧めします。

新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合

新しい WebLogic Platform ドメインを作成する方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。

  1. Service Pack 2 からアップグレードする場合は、既存の WebLogic Integration リソースが完全に Service Pack 2 にアップグレードされたことを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. Smart Update の使用など、インストールをアップグレードする方法を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 4 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. コンフィグレーション ウィザードで、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用した新しいドメインを作成します。
  5. 新しいドメイン用に既存の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. データベースとして PointBase を使用している場合は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」の「PointBase のアップグレード」で説明されている手順に従います。
    2. 次のディレクトリに移動します。ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
    3. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory

    4. 次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
    5. SP2 から SP4 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp2_sp4.sql

      SP3 から SP4 にアップグレードする場合

      upgrade_runtime_sp3_sp4.sql

    6. WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Integration アプリケーションを新しいドメインに再デプロイします。

    詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」を参照してください。

  6. アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、必要に応じて WebLogic Portal スクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
  7. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

  8. Service Pack 2 から Service Pack 4 にアップグレードする場合は、次の手順を完了して、最初に既存の WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 3 にアップグレードします。それ以外の場合は、手順 8 に進みます。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3

    3. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    4. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    5. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    6. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
  9. 新しいドメイン用に既存の WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 次のディレクトリに移動します。
    2. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4

    3. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    4. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

    5. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    6. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP4.sh (UNIX 用) を実行します。
  10. 次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
    1. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 4) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    2. WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
    3. 次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 4 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    4. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。

    5. ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    6. サーバを再起動します。
    7. アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。

    既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html

以上で、Service Pack 4 のアップグレードの手順はすべて完了しました。

 


WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) へのアップグレードのロードマップ

この節では、Service Pack 3 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。

WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 3 アップグレード手順の概要

この節では、次の情報について説明します。

WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 3 へのアップグレード

WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (つまり、既存のドメインをアップグレードする、または新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションを再デプロイする) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 3 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づいて作成されたドメインにデプロイされます。

以下の節では、次のトピックについて説明します。

以下の節を読み終わった後、アップグレード プロセスを開始する前に、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照して詳細について確認することをお勧めします。

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合

既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。

  1. ドメイン内の WebLogic Integration リソースが Service Pack 2 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ」を参照してください。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows 上で Smart Update を使用していて、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 3 にアップグレードするとします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. バージョン 8.1、Service Pack 3 の『WebLogic Integration リリース ノート』を取得します。このドキュメントは ZIP ファイルの PDF 形式で利用できます。このドキュメントをダウンロードするには、次の URL にある「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページに移動します。
    2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html

      「すべての WebLogic Integration 8.1 SP3 ドキュメント (英語版)」をクリックします。WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 3) のすべてのドキュメントの PDF ファイルが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされます。ファイル relnotes.pdf を開きます。WebLogic Integration のアップグレードの際に従う必要がある手順の詳細については、「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」を参照してください。

    3. データベースに Pointbase を使用している場合は、上のドキュメントで「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」の「Pointbase のアップグレード」で説明されている手順に従ってください。
    4. 次のディレクトリに移動します。
    5. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

    6. options.properties ファイルを作成します。このファイルはドメインの環境を設定します。前述のディレクトリには、このファイルを作成するためにテンプレートとして利用できるファイル options.properties.sample があります。
    7. PointBase を使用している場合は、テキスト エディタで options.properties ファイルを開き、db_upgrade=true の行を db_upgrade=false に変更します。
    8. アップグレードするドメインのルート ディレクトリを変更します。たとえば、次のようになります。
    9. BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain

    10. workshop.properties を編集して、wlsHome.pathjdkHome.path 変数のパスを相対パスから絶対パスに変更します。
    11. 次のディレクトリに再び移動します。
    12. BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade

    13. domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
    14. ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
      -Dsingle.node=true -Ddb_type=
      your_db_vendor -Ddb_user=user_name
      -Ddb_password=
      password -Ddb_server=your_server:port
      -Ddb_name=
      database_name

    15. PointBase を使用している場合は、次の手順を完了します。
    16. 次のディレクトリに移動します。

      BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase

      次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。

      upgrade_runtime_sp2_sp3.sql

  5. ドメイン内の WebLogic Portal リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 必要に応じてスクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
    2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    3. 次のディレクトリに移動します。
    4. BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3

    5. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    6. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    7. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    8. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
    9. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 3) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    10. WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。そのためには、更新するポータル アプリケーションを開きます。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 3 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    11. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    12. サーバを再起動します。
    13. アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。

    既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

これで完了です。Service Pack 3 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。

注意 : BEA Liquid Data for WebLogic を含むプラットフォーム ドメインを Service Pack 3 にアップグレードするには、最初に Liquid Data をアンインストールしてから、ドメインを Service Pack 3 にアップグレードし、次に Liquid Data を再インストールする必要があります (プラットフォーム Service Pack 3 ドメインは、Liquid Data for WebLogic 8.1 Service Pack 3 のみをサポートします)。

新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合

新しい WebLogic Platform ドメインを作成する方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。

  1. 既存の WebLogic Integration リソースが SP2 にアップグレードされていることを確認します。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ」を参照。
  2. アプリケーション、データベース スキーマ、その他のアプリケーション データ、ドメインをバックアップします。詳細については、「アプリケーションとドメインのバックアップ」を参照してください。
  3. Smart Update の使用など、インストールをアップグレードする方法を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 3 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
  4. コンフィグレーション ウィザードで、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用した新しいドメインを作成します。
  5. 新しいドメイン用に既存の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. バージョン 8.1、Service Pack 3 の『WebLogic Integration リリース ノート』ドキュメントを取得します。このドキュメントは ZIP ファイルの PDF 形式で利用できます。このドキュメントをダウンロードするには、次の URL にある「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページに移動します。
    2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html

      「すべての WebLogic Integration 8.1 SP3 ドキュメント (英語版)」をクリックします。WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 3) のすべてのドキュメントの PDF ファイルが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされます。ファイル relnotes.pdf を開きます。WebLogic Integration のアップグレードの際に従う必要がある手順の詳細については、「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」を参照してください。

    3. データベースに Pointbase を使用している場合は、上のドキュメントで「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」の「Pointbase のアップグレード」で説明されている手順に従ってください。
    4. 次のディレクトリに移動します。ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
    5. BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory

    6. WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプト upgrade_runtime_sp2_sp3.sql を実行します。
    7. WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Integration アプリケーションを新しいドメインに再デプロイします。
  6. 新しいドメイン用に既存の WebLogic Portal リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
    1. 必要に応じてスクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
    2. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    3. 次のディレクトリに移動します。
    4. BEA_HOME/weblogic81/weblogic81/portal/upgrade/SP3

    5. 次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
    6. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

    7. 8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
    8. WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
    9. WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 3) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツールWebLogic ServerWebLogic Server の停止] を選択します。
    10. WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。そのためには、更新するポータル アプリケーションを開きます。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストールPortal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 3 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
    11. ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
    12. サーバを再起動します。
    13. アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。

    既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html

これで完了です。Service Pack 3 のアップグレードの手順はすべて完了しました。

 


WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ

以下の表に、WebLogic Platform コンポーネントベース アプリケーションのバージョン 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップを示します。Service Pack 2 にアップグレードする際には、以下の点に留意してください。

 


WebLogic Platform 8.1 へのアップグレードのロードマップ

以下の表に、WebLogic Platform コンポーネントベース アプリケーションのバージョン 8.1 へのアップグレードのロードマップを示します。

表 2-9 WebLogic Platform 8.1 へのアップグレードのロードマップ 

アップグレードするアプリケーションを構築したコンポーネント

アップグレード元のバージョン

参照先

WebLogic Platform

7.0

なし

注意 : WebLogic Platform アプリケーションではコンポーネント レベルでのみアップグレード手順が必要となる。コンポーネントレベルの情報については、この表内の該当する箇所を参照。

WebLogic Server

5.1, 6.x、または 7.0

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/upgrade/index.html にある『WebLogic Server 8.1 へのアップグレード』

内容 :

WebLogic Workshop

7.0

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/workshop/guide/migration/conMigratingWorkshopApplications.html にある WebLogic Workshop ヘルプの「Workshop アプリケーションをアップグレードする」

内容 :

WebLogic Portal

7.0 SP2

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/index.html にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』

内容 :

WebLogic Integration

2.1 (Service Pack 2)、7.0 (Service Pack 2)

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/index.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』

注意 : WebLogic Integration 8.1 のアップグレード ユーティリティは、http://dev2dev.bea.com/resourcelibrary/utilitiestools/upgrade.jsp#wliupgrade の dev2dev で入手できる。

WebLogic JRockit

7.0

なし。必要なアップグレード手順はなし。


 

 

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