http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/index.html
サイレント コンフィグレーション スクリプトのアップグレード
Service Pack 3 以降で使用する、Service Pack 2 以前の既存のサイレント コンフィグレーション スクリプトがあり、そのスクリプトでドメインでデフォルト以外のデータベース (PointBase 以外のデータベース) を使用するようコンフィグレーションしている場合は、Service Pack 3 で導入された次の JDBC 接続プールをコンフィグレーションする必要があります。
cgJMSPool-nonXA - WebLogic Workshop により提供され、WebLogic JMS 永続ファイルまたはデータベース ストアとして、WebLogic Workshop、WebLogic Portal、および WebLogic Integration で使用される。この接続プールのコンフィグレーションは、Workshop、WebLogic Portal、または WebLogic Integration を含むすべてのドメインで行う必要があります。
portalPool - ポータル フレームワーク、サービス、およびコンテンツ管理のために、WebLogic Portal で提供および使用される。この新しいプールの追加により、XA ドライバでデータベースを使用するドメインの作成を簡略化することができます。この接続プールのコンフィグレーションは、WebLogic Portal を含むドメインに対してのみ行う必要があります。
8.1 Service Pack 3 で導入されたデフォルトの JDBC コンフィグレーションの詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform データベース リソースの管理』の「WebLogic Platform のデフォルトの JDBC コンフィグレーション」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/default_JDBC_configs.html
WebLogic サーバ プラグインのアップグレード
WebLogic Platform を Web サーバにインストールしている場合は、最新のセキュリティ パッチとサポートをすべて確実に利用できるように、Web サーバを最新の状態に保つことが重要です。更新された Web サーバ プラグインは、WebLogic Server のインストールをアップグレードするときに組み込まれます。必要はありませんが、Web サーバにインストールされている Web サーバ プラグインを、更新されたバージョンと置き換えることができます。
WebLogic Platform のインストールに含まれている Web サーバ プラグインのインストールの詳細については、次の URL で『WebLogic Server における Web サーバ プラグインの使い方』を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/plugins/index.html
WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 6) へのアップグレードのロードマップ
この節では、Service Pack 6 へのアップグレードに関する以下のトピックを取り上げます。
WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 6 アップグレード手順の概要
この節では、次の情報について説明します。
WebLogic Platform 8.1 アプリケーションの各カテゴリを Service Pack 6 にアップグレードするために必要な手順の概要
詳細情報を提供しているドキュメントへのリンク
アップグレード関連情報についての重要な注意事項
WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 6 へのアップグレード
WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (特に、既存のドメインをアップグレードするか、または新しいドメインを作成してそのドメインにアプリケーションを再デプロイするか) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 6 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づくドメインにデプロイされます。
以降の節で説明する内容は、次のとおりです。
以降の節を読んだ後で、さらに詳細な情報を確認してからアップグレード処理を開始する必要がある場合は、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照してください。
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードするには、次の手順を実行します。
インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows システム上の WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 6 にアップグレードする場合は Smart Update を選択できます。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードする
ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
PointBase の更新が完了したら、次の手順に進みます。
注意 : PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止してください。
環境に応じて、UNIX シェルまたは Windows コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
マシンの ANT_OPTS 環境変数を -Xmx256m に設定し、ドメインのアップグレード処理の実行に十分なメモリが Ant に割り当てられるようにします。ANT_OPTS 環境変数を設定するには、オペレーティング システムに応じて次のコマンドを入力します。
Windows :
prompt> set ANT_OPTS=-Xmx256m
UNIX :
prompt> setenv ANT_OPTS -Xmx256m
WL_HOME/integration/upgrade
該当するドメイン環境の設定を含んだ options.properties ファイルを作成します。WL_HOME/integration/upgrade ディレクトリには、このファイルを作成する際にテンプレートとして使用できる options.properties.sample ファイルがあります。
表 2-3 に示すプロパティを定義します。
注意 : ディレクトリ パスでは、ファイルの区切り記号に「/」を使用します。
表 2-3 options.properties ファイルで指定する値
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プロパティ
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指定する値
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current.version=spn
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アップグレードするドメインの Service Pack レベル。
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domain.path=path
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アップグレードするドメインを格納したディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea/user_projects/domains/myDomain
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beahome.path=path
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アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされている BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea
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beahome.latest.path=path
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WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 6) ソフトウェアをインストールする BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea
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os=both
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デフォルト値は both。
注意 : os=unix プロパティを指定した場合、この表に示す手順に従って、Ant スクリプト ターゲットのアップグレードの実行が省略されることがある。このため、すべてのパスが正しくアップグレードされるデフォルトの os=both プロパティが推奨される。
os=unix プロパティを設定してアップグレードスクリプトを実行する場合は、update_paths ターゲットを手動で実行すること。
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weblogic=weblogic81
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アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされているディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81。
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weblogic.latest=weblogic81
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WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 6) ソフトウェアをインストールするディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81。
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db_upgrade=true
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PointBase 以外のサポート対象データベースを使用している場合は true。PointBase を使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、このプロパティを false に設定する。
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platform.hp=false
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値は false にする (options.properties.sample ファイルのデフォルト値)。ただし、HP-UX プラットフォームでは必ず true に設定すること。
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アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain
テキスト エディタで workshop.properties ファイルを開き、wlsHome.path 変数および jdkHome.path 変数に定義されている絶対パスを相対パスに変更します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
-Dsingle.node=true|false -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
-Ddb_password=password -Ddb_server=your_server:port
-Ddb_name=database_name
上記の構文の説明 :
your_options_file には、手順 5 で作成した options.properties ファイルを指定します。
-Dsingle.node パラメータは、単一ノードのドメインをアップグレードする場合は true に、クラスタ化されたドメインをアップグレードする場合は false に設定します。
PointBase を使用している場合は、次の手順を実行します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase
次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
SP4 から SP6 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp4_sp6.sql
SP5 から SP6 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp5_sp6.sql
ドメイン サーバの .wlnotdelete サブディレクトリおよびその内容を削除します。このサブディレクトリはドメインのサーバ ディレクトリにあり、サーバのキャッシュを格納しています。次に例を示します。
BEA_HOME/user_projects/domains/mydomain/examplesServer/.wlnotdelete
.wlnotdelete サブディレクトリを削除することにより、サーバの再起動時に、ドメイン アップグレードによる変更がすべて確実に反映されるようになります。
各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」を参照してください。
ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードする
ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、ドメイン内の WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
Service Pack 5 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 4 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5
『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
Windows : upgrade_db_schema_to_81SP6.cmd
UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP6.sh
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のアプリケーションのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
Service Pack 6 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP6
WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合は、暗号化を手動で更新する必要があります。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 6) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します。ファイルを Service Pack 6 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする
アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。
デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。
以上で、Service Pack 6 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。
新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合
新しい WebLogic Platform ドメインを作成し、作成したドメインに既存のアプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。
インストールをアップグレードする方法 (Smart Update など) を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 6 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
コンフィグレーション ウィザードと Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用して、新しいドメインを作成します。
WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
新しいドメイン用に WebLogic Integration リソースをアップグレードする
新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory
ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
次のうち、適切な WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
SP4 から SP6 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp4_sp6.sql
SP5 から SP6 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp5_sp6.sql
詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP4 または SP5 から WebLogic Integration 8.1 SP6 へのアップグレード」を参照してください。
新しいドメイン用に WebLogic Portal リソースをアップグレードする
新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
Service Pack 5 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 4 から Service Pack 6 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 5 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5
『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」に示す、実際のデータベースに応じた手順を実行します。
使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
Windows : upgrade_db_schema_to_81SP5.cmd
UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP5.sh
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
Service Pack 6 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP6
WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
サードパーティのコンテンツ管理システムを使用している場合は、デプロイする前に、そのリポジトリを再コンフィグレーションします。これにより、パスワードが新しいドメイン用に暗号化し直されるようになります。
WSRP ポートレットへのアクセスに使用されるすべてのパスワードを暗号化し直します。暗号化はドメインごとに異なるので、ドメインを切り替える際には更新が必要です。また、EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合も、暗号化を手動で更新する必要があります。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 6) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリの名前を右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (既存のファイルを Service Pack 6 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 6 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack5to6.html
アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする
アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。
デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。
以上で、Service Pack 6 のアップグレードの手順はすべて完了しました。
WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 5) へのアップグレードのロードマップ
この節では、Service Pack 5 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。
WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 5 アップグレード手順の概要
この節の内容は、以下のとおりです。
WebLogic Platform 8.1 アプリケーションの各カテゴリを Service Pack 5 にアップグレードするために必要な手順の概要
詳細情報を提供しているドキュメントへのリンク
アップグレード関連情報についての重要な注意事項
WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 5 へのアップグレード
WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (特に、既存のドメインをアップグレードするか、または新しいドメインを作成してそのドメインにアプリケーションを再デプロイするか) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 5 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づくドメインにデプロイされます。
以降の節で説明する内容は、次のとおりです。
以降の節を読んだ後で、さらに詳細な情報を確認してからアップグレード処理を開始する必要がある場合は、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照してください。
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードするには、次の手順を実行します。
インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows システム上の WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 5 にアップグレードする場合は Smart Update を選択できます。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードする
ドメインの WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
PointBase の更新が完了したら、次の手順に進みます。
注意 : PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止してください。
環境に応じて、UNIX シェルまたは Windows コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
マシンの ANT_OPTS 環境変数を -Xmx256m に設定し、ドメインのアップグレード処理の実行に十分なメモリが Ant に割り当てられるようにします。ANT_OPTS 環境変数を設定するには、オペレーティング システムに応じて次のコマンドを入力します。
Windows :
prompt> set ANT_OPTS=-Xmx256m
UNIX :
prompt> setenv ANT_OPTS -Xmx256m
WL_HOME/integration/upgrade
該当するドメイン環境の設定を含んだ options.properties ファイルを作成します。WL_HOME/integration/upgrade ディレクトリには、このファイルを作成する際にテンプレートとして使用できる options.properties.sample ファイルがあります。
表 2-5 に示すプロパティを定義します。
注意 : ディレクトリ パスでは、ファイルの区切り記号に「/」を使用します。
表 2-5 options.properties ファイルで指定する値
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プロパティ
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指定する値
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current.version=spn
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アップグレードするドメインの Service Pack レベル。
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domain.path=path
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アップグレードするドメインを格納したディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea/user_projects/domains/myDomain
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beahome.path=path
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アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされている BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea
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beahome.latest.path=path
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WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 5) ソフトウェアをインストールする BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。例 :
c:/bea
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os=both
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デフォルト値は both。
注意 : os=unix プロパティを指定した場合、この表に示す手順に従って、Ant スクリプト ターゲットのアップグレードの実行が省略されることがある。このため、すべてのパスが正しくアップグレードされるデフォルトの os=both プロパティが推奨される。
os=unix プロパティを設定してアップグレードスクリプトを実行する場合は、update_paths ターゲットを手動で実行すること。
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weblogic=weblogic81
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アップグレード前の WebLogic Integration 8.1 ソフトウェアがインストールされているディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81。
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weblogic.latest=weblogic81
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WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 5) ソフトウェアをインストールするディレクトリの名前。デフォルト値は weblogic81。
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db_upgrade=true
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PointBase 以外のサポート対象データベースを使用している場合は true。PointBase を使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、このプロパティを false に設定する。
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platform.hp=false
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値は false にする (options.properties.sample ファイルのデフォルト値)。ただし、HP-UX プラットフォームでは必ず true に設定すること。
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アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain
テキスト エディタで workshop.properties ファイルを開き、wlsHome.path 変数および jdkHome.path 変数に定義されている絶対パスを相対パスに変更します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
-Dsingle.node=true|false -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
-Ddb_password=password -Ddb_server=your_server:port
-Ddb_name=database_name
上記の構文の説明 :
your_options_file には、手順 5 で作成した options.properties ファイルを指定します。
-Dsingle.node パラメータは、単一ノードのドメインをアップグレードする場合は true に、クラスタ化されたドメインをアップグレードする場合は false に設定します。
PointBase を使用している場合は、次の手順を実行します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase
次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
SP3 から SP5 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp3_sp5.sql
SP4 から SP5 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp4_sp5.sql
ドメイン サーバの .wlnotdelete サブディレクトリおよびその内容を削除します。このサブディレクトリはドメインのサーバ ディレクトリにあり、サーバのキャッシュを格納しています。次に例を示します。
BEA_HOME/user_projects/domains/mydomain/examplesServer/.wlnotdelete
.wlnotdelete サブディレクトリを削除することにより、サーバの再起動時に、ドメイン アップグレードによる変更がすべて確実に反映されるようになります。
各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」を参照してください。
ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードする
ドメインの WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、ドメイン内の WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
Service Pack 4 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 3 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4
使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
Windows : upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd
UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP4.sh
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
Service Pack 5 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5
WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のポータル フレームワーク データのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合は、暗号化を手動で更新する必要があります。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 5) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します。ファイルを Service Pack 5 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする
アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。
デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。
以上で、Service Pack 5 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。
新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合
新しい WebLogic Platform ドメインを作成し、作成したドメインに既存のアプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。
インストールをアップグレードする方法 (Smart Update など) を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 5 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
コンフィグレーション ウィザードと Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用して、新しいドメインを作成します。
WebLogic Server の実行中のインスタンスすべてを確実に停止します。
新しいドメイン用に WebLogic Integration リソースをアップグレードする
新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Integration リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
PointBase 以外のデータベースを使用するようにドメインがコンフィグレーションされている場合は、手順を進める前に、該当するデータベースを確実に停止します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory
ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
次のうち、適切な WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
SP3 から SP5 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp3_sp5.sql
SP4 から SP5 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp4_sp5.sql
詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/roadmap.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 または SP4 から WebLogic Integration 8.1 SP5 へのアップグレード」を参照してください。
新しいドメイン用に WebLogic Portal リソースをアップグレードする
新しいドメイン内のアプリケーションで使用する WebLogic Portal リソースをアップグレードするには、次の手順を実行します。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、WebLogic Portal スクリプトを必要に応じて更新してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
Service Pack 4 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、手順 3 に進みます。Service Pack 3 から Service Pack 5 にアップグレードする場合は、まず最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。その手順は次のとおりです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4
使用している 8.1 データベースの設定を反映するように db_settings.properties ファイルを更新します (必要とされる具体的な設定内容については、このファイルの冒頭に説明があります)。
適切な WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
Windows : upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd
UNIX : upgrade_db_schema_to_81SP4.sh
各手順の詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
Service Pack 5 の新しいライブラリやデータベース モジュールを使用するようにドメインをアップグレードします。これは、高度にカスタマイズしたドメイン (LDAP 設定など) を保持する必要がある場合に実行します。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP5
WebLogic Portal データベース更新スクリプト pf_update_system_data.sql を実行します。
アップグレードしたデータベースのバックアップ コピーを作成します。
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
サードパーティのコンテンツ管理システムを使用している場合は、デプロイする前に、そのリポジトリを再コンフィグレーションします。これにより、パスワードが新しいドメイン用に暗号化し直されるようになります。
WSRP ポートレットへのアクセスに使用されるすべてのパスワードを暗号化し直します。暗号化はドメインごとに異なるので、ドメインを切り替える際には更新が必要です。また、EAR ファイルとして格納されたアプリケーションをアップグレードする場合も、暗号化を手動で更新する必要があります。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 5) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリの名前を右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (既存のファイルを Service Pack 5 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、更新の対象とするアプリケーション内の Web プロジェクトを選択するダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 5 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack4to5.html
アップグレードしたアプリケーションを再デプロイする
アップグレードの最後の手順として、サーバ上にアプリケーションを再デプロイします。
デプロイメントの手順については、次のドキュメントを参照してください。
以上で、Service Pack 5 のアップグレードの手順はすべて完了しました。
WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) へのアップグレードのロードマップ
この節では、Service Pack 4 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。
WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 4 アップグレード手順の概要
この節では、次の情報について説明します。
WebLogic Platform 8.1 アプリケーションの各カテゴリを Service Pack 4 にアップグレードするために必要な手順の概要
詳細情報を提供しているドキュメントへのリンク
アップグレード関連情報についての重要な注意事項
表 2-6 WebLogic Platform 8.1 から Service Pack 4 へのアップグレード
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アップグレードするアプリケーションを構築したコンポーネント
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アップグレード元のバージョン
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作業内容
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WebLogic Platform
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8.1 SP2 または SP3
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参照先 :
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/default_JDBC_configs.html
パッケージ化された WebLogic Platform コンフィグレーション テンプレートのデフォルトの JDBC コンフィグレーションが変更された。新しいデフォルトの JDBC コンフィグレーションに対応するようにパッケージ化されたテンプレートを使用する既存のサイレント コンフィグレーション スクリプトの更新が必要な場合がある。
それ以外の場合は、WebLogic Platform アプリケーションではコンポーネント レベルでのみアップグレード手順が必要となる。
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WebLogic Server
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8.1 SP2 または SP3
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新しい 1.4.2 SDK を参照するように、各ドメインの startWebLogic スクリプトを変更する (「WebLogic Platform 8.1 にバンドルされている SDK」を参照)。それ以外は、WebLogic Server アプリケーションのアップグレード手順は必要ない。
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WebLogic Workshop
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8.1 SP2 または SP3
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WebLogic Portal
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8.1 SP2 または SP3
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WebLogic Integration
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8.1 SP2 または SP3
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http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」を参照。
注意 : 1.4.2 SDK、Oracle 10g ドライバ、SQL Server、Sybase、または DB2 データベースを使用している場合、WebLogic Platform 8.1 SP2 では、SDK1.4.2/Oracle10gdriver/データベース パッチをインストールする必要がある。Service Pack 2 からアップグレードする場合、ドメインが上記データベースでコンフィグレーションされている場合、Service Pack 4 のアップグレード手順では、このパッチをインストールしていることを前提としている。このパッチの詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ」を参照。
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WebLogic JRockit
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8.1 SP2 または SP3
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なし。必要なアップグレード手順はなし。
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WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 4 へのアップグレード
WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (つまり、既存のドメインをアップグレードする、または新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションを再デプロイする) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 4 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づいて作成されたドメインにデプロイされます。
以下の節では、次のトピックについて説明します。
以下の節を読み終わった後、アップグレード プロセスを開始する前に、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照して詳細について確認することをお勧めします。
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。
インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows 上で Smart Update を使用していて、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 4 にアップグレードするとします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
PointBase データベースをアップグレードしたら、次の手順に進みます。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
options.properties ファイルを作成します。このファイルはドメインの環境を設定します。前述のディレクトリには、このファイルを作成するためにテンプレートとして利用できるファイル options.properties.sample があります。
Service Pack 2 からアップグレードする場合は、テキスト エディタで options.properties ファイルを開き、次の編集を行います。
最初に、current.version=sp3 の行を current.version=sp2 に変更します。
次に、PointBase を使用している場合は、db_upgrade=true の行を db_upgrade=false に変更します。
アップグレードするドメインのルート ディレクトリに移動します。次に例を示します。
BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain
workshop.properties を編集して、wlsHome.path と jdkHome.path 変数のパスを相対パスから絶対パスに変更します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
-Dsingle.node=true -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
-Ddb_password=password -Ddb_server=your_server:port
-Ddb_name=database_name
PointBase を使用している場合は、次の手順を完了します。
次のディレクトリに移動します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase
次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
SP2 から SP4 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp2_sp4.sql
SP3 から SP4 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp3_sp4.sql
各手順の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」を参照してください。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、必要に応じて WebLogic Portal スクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
Service Pack 2 から Service Pack 4 にアップグレードする場合は、次の手順を完了して、最初にドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 3 にアップグレードします。それ以外の場合は、手順 7に進みます。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
ドメインの WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP4.sh (UNIX 用) を実行します。
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 4) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 4 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
以上で、Service Pack 4 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。
注意 : BEA Liquid Data for WebLogic は、WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) ではまだ利用できません。Liquid Data が組み込まれた Platform ドメインでは、Liquid Data for WebLogic が WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 4) で利用可能になるまで、引き続き WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) を使用することをお勧めします。
新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合
新しい WebLogic Platform ドメインを作成する方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。
Smart Update の使用など、インストールをアップグレードする方法を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 4 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
コンフィグレーション ウィザードで、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用した新しいドメインを作成します。
新しいドメイン用に既存の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
次のディレクトリに移動します。ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory
次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトの 1 つを実行します。
SP2 から SP4 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp2_sp4.sql
SP3 から SP4 にアップグレードする場合
upgrade_runtime_sp3_sp4.sql
WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Integration アプリケーションを新しいドメインに再デプロイします。
詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/upgrade/upgradetosp4.html にある『WebLogic Integration 8.1 へのアップグレード』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 または SP3 から WebLogic Integration 8.1 SP4 へのアップグレード」を参照してください。
アップグレードの一部として、完全な新規インストールを実行する場合は、必要に応じて WebLogic Portal スクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
Service Pack 2 から Service Pack 4 にアップグレードする場合は、次の手順を完了して、最初に既存の WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 3 にアップグレードします。それ以外の場合は、手順 8 に進みます。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
新しいドメイン用に既存の WebLogic Portal データベース スキーマを Service Pack 4 にアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP4
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP4.sh (UNIX 用) を実行します。
次の手順を完了して、ドメインの WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 4) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、更新するポータル アプリケーションを開きます。
次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 4 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。
ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 4 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack3to4.html
以上で、Service Pack 4 のアップグレードの手順はすべて完了しました。
WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) へのアップグレードのロードマップ
この節では、Service Pack 3 へのアップグレードに関する次のトピックについて説明します。
WebLogic Platform 8.1 の必要な Service Pack 3 アップグレード手順の概要
この節では、次の情報について説明します。
WebLogic Platform 8.1 アプリケーションの各カテゴリを Service Pack 3 にアップグレードするために必要な手順の概要
詳細情報を提供しているドキュメントへのリンク
アップグレード関連情報についての重要な注意事項
表 2-7 WebLogic Platform 8.1 から Service Pack 3 へのアップグレード
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アップグレードするアプリケーションを構築したコンポーネント
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アップグレード元のバージョン
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作業内容
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WebLogic Platform
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8.1 SP2
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参照先 :
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/default_JDBC_configs.html
パッケージ化された WebLogic Platform コンフィグレーション テンプレートのデフォルトの JDBC コンフィグレーションが変更された。新しいデフォルトの JDBC コンフィグレーションに対応するようにパッケージ化されたテンプレートを使用する既存のサイレント コンフィグレーション スクリプトの更新が必要な場合がある。
それ以外の場合は、WebLogic Platform アプリケーションではコンポーネント レベルでのみアップグレード手順が必要となる。
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WebLogic Server
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8.1 SP2
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新しい 1.4.2 SDK を参照するように、各ドメインの startWebLogic スクリプトを変更する (「WebLogic Platform 8.1 にバンドルされている SDK」を参照)。それ以外は、WebLogic Server アプリケーションのアップグレード手順は必要ない。
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WebLogic Workshop
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8.1 SP2
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WebLogic Portal
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8.1 SP2
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WebLogic Integration
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8.1 SP2
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バージョン 8.1、Service Pack 3 の『WebLogic Integration リリース ノート』の「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」を参照。このドキュメントは、ZIP ファイルの PDF 形式で利用できる。このドキュメントを取得するには、次の手順に従う。
1. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html で、「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページを表示する。
2. 「すべての WebLogic Integration 8.1 SP3 ドキュメント (英語版)」をクリックする。
WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 3) のすべてのドキュメントの PDF ファイルが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされる。ファイル relnotes.pdf を開く。
注意 : 1.4.2 SDK、Oracle 10g ドライバ、SQL Server、Sybase、または DB2 データベースを使用している場合、WebLogic Platform 8.1 SP2 では、SDK1.4.2/Oracle10gdriver/データベース パッチをインストールする必要がある。ドメインが上記データベースでコンフィグレーションされている場合、Service Pack 3 のアップグレード手順では、このパッチをインストールしていることを前提としている。このパッチの詳細については、「WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ」を参照。
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WebLogic JRockit
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8.1 SP2
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なし。必要なアップグレード手順はなし。
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WebLogic Platform アプリケーションの Service Pack 3 へのアップグレード
WebLogic Platform 環境に適したアップグレード方法 (つまり、既存のドメインをアップグレードする、または新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションを再デプロイする) に応じて、WebLogic Integration および WebLogic Portal のリソースを含むアプリケーションの Service Pack 3 アップグレード プロセスを完了させるための基本手順を、以下の節で説明します。このようなアプリケーションは、通常、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートに基づいて作成されたドメインにデプロイされます。
以下の節では、次のトピックについて説明します。
以下の節を読み終わった後、アップグレード プロセスを開始する前に、「WebLogic Platform のアップグレードに関する FAQ」を参照して詳細について確認することをお勧めします。
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする場合
既存の WebLogic Platform ドメインをアップグレードする方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。
インストールのアップグレード方法を選択します。たとえば、Windows 上で Smart Update を使用していて、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 3 にアップグレードするとします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
バージョン 8.1、Service Pack 3 の『WebLogic Integration リリース ノート』を取得します。このドキュメントは ZIP ファイルの PDF 形式で利用できます。このドキュメントをダウンロードするには、次の URL にある「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページに移動します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html
「すべての WebLogic Integration 8.1 SP3 ドキュメント (英語版)」をクリックします。WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 3) のすべてのドキュメントの PDF ファイルが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされます。ファイル relnotes.pdf を開きます。WebLogic Integration のアップグレードの際に従う必要がある手順の詳細については、「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」を参照してください。
データベースに Pointbase を使用している場合は、上のドキュメントで「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」の「Pointbase のアップグレード」で説明されている手順に従ってください。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
options.properties ファイルを作成します。このファイルはドメインの環境を設定します。前述のディレクトリには、このファイルを作成するためにテンプレートとして利用できるファイル options.properties.sample があります。
PointBase を使用している場合は、テキスト エディタで options.properties ファイルを開き、db_upgrade=true の行を db_upgrade=false に変更します。
アップグレードするドメインのルート ディレクトリを変更します。たとえば、次のようになります。
BEA_HOME/user_projects/domains/your_domain
workshop.properties を編集して、wlsHome.path と jdkHome.path 変数のパスを相対パスから絶対パスに変更します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/upgrade
domain_upgrade.xml スクリプトを実行して、ドメイン内の WebLogic Integration リソースをアップデートします。次の構文を使用します。
ant -f domain_upgrade.xml upgrade -Doptions.properties=your_options_file
-Dsingle.node=true -Ddb_type=your_db_vendor -Ddb_user=user_name
-Ddb_password=password -Ddb_server=your_server:port
-Ddb_name=database_name
PointBase を使用している場合は、次の手順を完了します。
次のディレクトリに移動します。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/pointbase
次の WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプトを実行します。
upgrade_runtime_sp2_sp3.sql
ドメイン内の WebLogic Portal リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
必要に応じてスクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
BEA_HOME/weblogic81/portal/upgrade/SP3
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 3) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。そのためには、更新するポータル アプリケーションを開きます。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 3 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
これで完了です。Service Pack 3 のドメイン アップグレードの手順はすべて完了しました。
注意 : BEA Liquid Data for WebLogic を含むプラットフォーム ドメインを Service Pack 3 にアップグレードするには、最初に Liquid Data をアンインストールしてから、ドメインを Service Pack 3 にアップグレードし、次に Liquid Data を再インストールする必要があります (プラットフォーム Service Pack 3 ドメインは、Liquid Data for WebLogic 8.1 Service Pack 3 のみをサポートします)。
新しいドメインを作成し、作成したドメインにアプリケーションをデプロイする場合
新しい WebLogic Platform ドメインを作成する方法を選択した場合は、次の手順を実行して更新処理を完了します。
Smart Update の使用など、インストールをアップグレードする方法を選択し、WebLogic Platform 8.1 ソフトウェアを Service Pack 3 にアップグレードします。詳細については、「インストールのアップグレード方法の選択」を参照してください。
コンフィグレーション ウィザードで、Basic WebLogic Platform Domain テンプレートを使用した新しいドメインを作成します。
新しいドメイン用に既存の WebLogic Integration リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
バージョン 8.1、Service Pack 3 の『WebLogic Integration リリース ノート』ドキュメントを取得します。このドキュメントは ZIP ファイルの PDF 形式で利用できます。このドキュメントをダウンロードするには、次の URL にある「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページに移動します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html
「すべての WebLogic Integration 8.1 SP3 ドキュメント (英語版)」をクリックします。WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 3) のすべてのドキュメントの PDF ファイルが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされます。ファイル relnotes.pdf を開きます。WebLogic Integration のアップグレードの際に従う必要がある手順の詳細については、「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」を参照してください。
データベースに Pointbase を使用している場合は、上のドキュメントで「WebLogic Integration 8.1 SP3 へのアップグレード」の「Pointbase のアップグレード」で説明されている手順に従ってください。
次のディレクトリに移動します。ここで db_directory は、そのドメイン用にコンフィグレーションされたデータベース ディレクトリの名前を表します (sybase など)。
BEA_HOME/weblogic81/integration/dbscripts/db_directory
WebLogic Integration データベース スキーマ アップグレード スクリプト upgrade_runtime_sp2_sp3.sql を実行します。
WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Integration アプリケーションを新しいドメインに再デプロイします。
新しいドメイン用に既存の WebLogic Portal リソースをアップグレードします。次の手順は、必要な操作をまとめたものです。
必要に応じてスクリプトを更新します。詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「WebLogic Portal の完全なインストーラ」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
BEA_HOME/weblogic81/weblogic81/portal/upgrade/SP3
次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」の「手順 2 : 既存のデータベース スキーマのアップグレード」の手順を完了します。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
8.1 のデータベース設定を使用して、ファイル db_settings.properties を更新します (必要とされる具体的な設定内容については、db_settings.properties ファイルの冒頭に説明があります)。
WebLogic Portal データベース スキーマ アップグレード スクリプト、upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd (Windows 用) または upgrade_db_schema_to_81SP3.sh (UNIX 用) を実行します。
WebLogic Workshop 8.1 (Service Pack 3) を起動します。サーバが起動している場合は、サーバを停止します。WebLogic Workshop で [ツール|WebLogic Server|WebLogic Server の停止] を選択します。
WebLogic Workshop で、既存の WebLogic Portal アプリケーションをアップグレードします。そのためには、更新するポータル アプリケーションを開きます。次に [アプリケーション] ウィンドウで、アプリケーション ディレクトリを右クリックし、[インストール|Portal ライブラリの更新] を選択します (実行すると、これらのファイルを新しい Service Pack 3 バージョンで上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。[OK] をクリックします)。
ポータル アプリケーション ライブラリが更新されると、ダイアログ ボックスが表示され、更新の対象となるアプリケーション内の Web プロジェクトを選択できるようになります。ライブラリを更新する Web プロジェクトを選択し、[OK] をクリックします。
アップグレードされたアプリケーションを再デプロイします。
既存ドメインにおける WebLogic Portal のリソースとアプリケーションのアップグレードに関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 3 へのアップグレード」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepack2to3.html
これで完了です。Service Pack 3 のアップグレードの手順はすべて完了しました。
WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ
以下の表に、WebLogic Platform コンポーネントベース アプリケーションのバージョン 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップを示します。Service Pack 2 にアップグレードする際には、以下の点に留意してください。
アプリケーション起動スクリプトを更新して、新しい SDK または JRockit ディレクトリを参照することをお勧めします。詳細については、「WebLogic Platform 8.1 にバンドルされている SDK」を参照してください。ただし、アップグレード時には既存の Java 2 SDK が保持されるため、この更新は必須ではありません。
Sun Java 2 1.4.2 SDK とともに WebLogic Platform 8.1 SP2 を使用している場合、あるいは Oracle 10g ドライバ、または SQL Server、Sybase、DB2 のいずれかのデータベースとともに WebLogic Platform 8.1 SP2 を使用している場合は、WebLogic Platform 8.1 SP2 SDK1.4.2/Oracle10gdriver/データベース パッチをインストールしなければならないことがあります。このパッチ、およびそのパッチを必要とする特定のコンフィグレーションについての説明は、次の dev2dev Web サイトで入手します。
http://dev2dev.bea.com/products/wlplatform81/patch/wlplat81sp2_patch.jsp
表 2-8 WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 2) へのアップグレードのロードマップ
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アップグレードするアプリケーションを構築したコンポーネント
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アップグレード元のバージョン
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参照先
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WebLogic Platform
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8.1
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なし
注意 : WebLogic Platform アプリケーションではコンポーネント レベルでのみアップグレード手順が必要となる。コンポーネントレベルの情報については、この表内の該当する箇所を参照。
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WebLogic Server
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8.1 または 8.1 SP1
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なし。必要なアップグレード手順はなし。
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WebLogic Workshop
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8.1
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なし。必要なアップグレード手順はなし。
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WebLogic Portal
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8.1
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http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/upgrade/servicepacks.html にある『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』の「Service Pack 2 へのアップグレード」を参照。
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WebLogic Integration
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8.1
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バージョン 8.1、Service Pack 2 の『WebLogic Integration リリース ノート』の「WebLogic Integration 8.1 SP2 へのアップグレード」を参照。このドキュメントは、ZIP ファイルの PDF 形式で利用できる。
このドキュメントを取得するには、次の手順に従う。
1. http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/interm/prevreleases.html で、「WebLogic Integration 8.1 の旧リリースの PDF ドキュメントのダウンロード」ページを表示する。
2. 「すべての WebLogic Integration 8.1 SP2 ドキュメント (英語版)」をクリックします。
WebLogic Integration 8.1 (Service Pack 2) のすべてのドキュメントが含まれた ZIP ファイルがダウンロードされる。ファイル relnotes.pdf を開く。
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WebLogic JRockit
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8.1
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なし。必要なアップグレード手順はなし。
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WebLogic Platform 8.1 へのアップグレードのロードマップ
以下の表に、WebLogic Platform コンポーネントベース アプリケーションのバージョン 8.1 へのアップグレードのロードマップを示します。