page-number
情報を表示するページを指定します。現在のページがデフォルトです。*(アスタリスク)
ページ全体を表示します。STORAGE_AREA
2バイトの記憶領域IDを表示します。CHECKSUM
4バイトのページ・チェックサム・フィールドを表示します。COUNT
行索引エントリの数を示す2バイトのフィールドを表示します。この数が1の場合、ページにはSYSTEMレコードしか含まれません。DATA offset
指定されたバイト数を表示します。HEXADECIMALまたはDECIMAL修飾子を指定しない場合、デフォルトの基数とみなされます。RADIXコマンドでデフォルトの基数を設定する方法は、第2.18節を参照してください。nに指定する値は、表示するバイト数です。nに指定できる最大値は、ページ・サイズからオフセットを引いたものです。nを指定しない場合は、1バイトが表示されます。
BYTE、LONGWORDおよびWORD修飾子を、ASCII修飾子と一緒に使用することはできません。
FREE_SPACE
ページに残っている空き領域の容量を示す2バイトのフィールドを表示します。HEADER
ページ・ヘッダー全体を表示します。ENTRY (n|*)
データベース・ページの領域インベントリ・ページ(AIP)エントリを参照します。nに値を指定する場合は、0とAIPエントリ数の間の数を指定する必要があります。アスタリスク(*)をパラメータに指定すると、他のDISPLAY ENTRYパラメータでリクエストする情報がデータベース・ページの各AIPエントリについて表示されます。アスタリスク(*)
ABM、LOGICAL_AREA、PHYSICAL_AREA、ALENGTH、ANAME、TSN、RECORD_LENGTHおよびINUSEパラメータを指定したときに表示されるのと同じ情報を表示します。ABM
指定した領域インベントリ・ページ(AIP)エントリの最初の領域ビットマップ(ABM)ページを表示します。この値はlongwordで格納されます。LOGICAL_AREA
AIPエントリの論理領域の番号を表示します。この値はwordで格納されます。PHYSICAL_AREA
AIPエントリの物理領域の番号を表示します。この値はwordで格納されます。ALENGTH
AIPエントリの論理領域の名前の長さを表示します。この値は1バイトで格納されます。論理領域名の長さは1〜31バイトです。ANAME
AIPエントリの論理領域の名前を表示します。この値は、31文字のテキスト・フィールドに格納されます。TSN
AIPエントリの論理領域に対してスナップショットを有効にするための、最後のトランザクション順序番号(TSN)の値を表示します。
注意
Oracle Rdbリリース7.0以降では、Oracle Rdbによって、longwordよりも大きいすべてのトランザクション順序番号がページのTSNフィールドとページTSNベースの両方を使用して格納されます。Oracle Rdbは、これら2つの値に計算式を適用して実際のTSNを計算します。longwordよりも大きいTSN値は変更しないことをお薦めします。TSNがlongwordよりも大きいとき、0以外の数がページTSNベース(ページ・テール)に格納されます。次の例に、ページTSNとページTSNベースの場所を示します。
000A 00000003 0000 page 3, physical area 10 9D091204 0006 checksum = 9D091204 009A2C0F ED786D2E 000A time stamp = 23-MAY-1996 09:08:53.36 0000 03C4 0012 964 free bytes, 0 locked 0001 0016 1 line 0005 03E4 0018 line 0: offset 03E4, 5 bytes page TSN -----> 00000000 001C line 0: TSN 0 . . . 2001 03E4 line 0 (10:3:0) SYSTEM record 00 0001 03E6 1 byte in 0 sets/dynamic items 0000000000 03E9 padding '.....' FFFFFFFF 03EE snap page pointer -1 00000000 03F2 snap pointer TSN 0 0000 03F6 MBZ '..' 00000000 03F8 page sequence number 0 page TSN base -------> 0000 03FC page TSN base 0 0000 03FE MBZ '..'
RECORD_LENGTH
AIPエントリに対するレコード・サイズの長さの値を表示します。長さはバイト単位で表されます。RECORD_LENGTH値はwordで格納されます。INUSE
AIPエントリの使用中フラグを表示します。この値は1バイトで格納されます。
注意
次の2つのパラメータでは、INDEXおよびLINEを表す整数は0ベースです。たとえば、INDEX 0が最初の索引、LINE 3が4行目を指します。整数nはオプションです。対応するポインタの現在の値がデフォルトです。
現在のページが領域管理(SPAM)ページの場合、INDEXおよびLINEへの参照は無効です。
INDEX n
nで指定する行索引のオフセット・フィールドまたは長さフィールド(あるいは両方)を表示します。たとえば、DISPLAY INDEX 3 OFFSETと入力すると、第4行の索引のオフセット・アドレス・フィールドが表示されます。DISPLAY INDEX 3 LENGTHと入力すると、第4行の索引の長さフィールドが表示されます。DISPLAY INDEX 3またはDISPLAY INDEX 3 *と入力すると、第4行の索引のオフセット・フィールドと長さフィールドの両方が表示されます。INDEX *
ページのすべての索引ノードのオフセット・フィールドと長さフィールドを表示します。LINE n
個々の記憶セグメントの情報を表示します。nで指定するRECORD_TYPEフィールドまたは記憶セグメント行の内容全体を表示します。LINE *
ページのすべての記憶セグメントの情報を表示します。LOCKED_SPACE
リカバリ・ユニットによる排他的使用のために割り当てられている空き領域の容量を示す2バイトのフィールドを表示します。NUMBER
4バイトのページ番号フィールドを表示します。SPACE range
SPAMエントリを表示します。これは現在のページがSPAMページの場合のみ有効です。(SPACEパラメータのみが、SPAMページにアクセスするDISPLAYおよびDEPOSITコマンドで使用できるオプションです。)オプションであるrangeの値には、すべてのエントリを参照するアスタリスク(*)か、次のように連続する一連のエントリを指定することができます。
lower-data-page-number[:higher-data-page-number]
範囲を指定すると出力表示が少なくなります。指定した範囲のSPAMエントリが表示に含まれます。指定範囲外の他のSPAMエントリを指定に含めることもできます。
SPAMページの各エントリは2ビットで構成され、使用率のしきい値を表す値0〜3を含みます。たとえば、n番目のSPAMエントリに2が含まれる場合、該当範囲のn番目のデータ・ページで、領域が使用率の2番目のしきい値を超えたが、3番目のしきい値以下であることを意味します。
TIME_STAMP
8バイトのタイムスタンプ・フィールドを表示します。NEXT_AIP
次の領域インベントリ・ページ(AIP)のページ番号を表示します。AIP_ENTRIES
現在の領域インベントリ・ページにおける領域インベントリ・ページ(AIP)エントリ数の値を表示します。
例1次の例は、領域1のページ94を表示します。
RdbALTER> AREA 1 RdbALTER> DISPLAY 94 0001 0000005E 0000 page 94, physical area 1 7B429FB0 0006 checksum = 7B429FB0 0093249F 9EBDB820 000A time stamp = 14-FEB-1990 10:42:35.81 0000 0004 0012 4 free bytes, 0 locked FFFFFFFF 0016 next area bit map page -1 00000000 001A max set bit index 0 00000000 001E MBZ '....' 00001E60 0022 bitvector count 7776 00000000000000000000000000000000 0026 bitvector '................' :::: (59 duplicate lines) 000000000000000000000000 03E6 bitvector '............' 00000000 03F2 MBZ '....' 801F 03F6 bitmap page for logical area 31 0000000000000000 03F8 MBZ '........'
例2
次の例は、現在の記憶領域の番号を表示します。
RdbALTER> DISPLAY STORAGE_AREA 0001 0000 area 1
例3
次の例は、mf_personnelデータベースの領域1、ページ2のAIPエントリ数、およびAIPエントリ14のスナップショット対応の最も高いTSN値を表示します。この例では現在の記憶領域の次のAIPの数も表示されます。
RdbALTER> AREA 1 PAGE 2 RdbALTER> DISPLAY AIP_ENTRIES 0010 0022 16 logical area entries RdbALTER> DISPLAY ENTRY 14 TSN entry #14 00000001 0386 snaps enabled TSN 1 RdbALTER> DISPLAY NEXT_AIP 00000003 0016 next area inventory page 3
その他のDISPLAYコマンドの使用例は、『Oracle Rdb Guide to Database Maintenance』を参照してください。