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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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2.21 VERIFYコマンド

現在のページを確認します。VERIFYコマンドを発行すると、現在のページについてページ・ヘッダーとページ・チェックサムが確認されます。ヘッダーまたはチェックサムの破損が見つかると、エラー・メッセージが発行されます。

形式



例1

次の例は、領域3、ページ100を確認します。


RdbALTER> AREA 3 PAGE 100
RdbALTER> VERIFY

付録A
RMU Loadレコード定義ファイル言語

RMU Load、RMU UnloadおよびRMU Analyzeコマンドで使用されるレコード定義ファイル(.rrd)は、バイナリ・データ・ファイルやデリミタ付きテキスト・データ・ファイルのフィールドのデータ型やフィールドの順序を記述するために使用されます。.rrdファイルには、Oracle CDD RepositoryのCDOインタフェースで受け入れられる言語と似た単純な言語が含まれます。RMU Unloadコマンドは、データベースの表定義からレコード定義ファイルを自動的に生成します。

この付録では、RMU Loadコマンドによって使用される.rrd言語について説明します。RMUでサポートされる言語の便利なサブセットを示します。RMUによって受け入れられるが無視されるCDOの句については説明しません。

A.1 DEFINE FIELD文

各レコード定義ファイルには、アンロードされるレコードの1フィールドのデータ型を指定する少なくとも1つのDEFINE FIELD文が必要です。この文の形式は次の2つです。

RMU Unloadでは、DATATYPE句のみを含むDEFINE FIELD文が生成されます。詳細な構文を「図A-1」に示します。

図A-1 DEFINE FIELD文


次に、さらに詳しいDEFINE FIELD文の例を示します。注釈(DESCRIPTION句)やbased-onフィールドも使用されています。


define field name_string
    description is
        /* This a generic string type to be used for based on */
    datatype is text size is 20 characters.
define field first_name
    based on name_string.
define field last_name
    based on name_string.

define record PERSON
    description is
        /* Record which describes the PERSON.DAT RMS file */.
    first_name.
    last_name.
end.

A.2 DEFINE RECORD文

DEFINE RECORD文では、ファイル内のフィールドの順序が定義されます。1つのフィールドは1回しか使用できません。Corresponding修飾子をRMU Loadコマンドで使用しないかぎり、フィールドの名前は列名の照合に使用されません。

図A-2 DEFINE RECORD文



ALIGNED ON句を使用して、ホスト言語アプリケーションによって明示的または暗黙的に加えられた位置合せを調整します。たとえば、OpenVMS Alphaでは、データの位置が適切な場合に効率よく実行されるAlphaプロセッサ・ハードウェアを活用するために、多くの3GL言語コンパイラがフィールドの位置合せを自然に行います。デフォルトはBYTE位置合せです。

次の例では、フィールドCがquadword境界から開始すると想定されるため、Aに最初のlongwordが割り当てられ、次のlongwordが無視され、その後、Cに最後のlongword値が割り当てられます。


define field A datatype is signed longword.
define field C datatype is signed longword.
define record RMUTEST.
   A .
   C aligned on quadword boundary.
end RMUTEST record.

A.2.1 使用上の注意

A.3 その他のデータ型

Oracle Rdbでサポートされるデータ型は『Oracle Rdb SQLリファレンス・マニュアル』に記載しています。

図A-3 データ型






cset-nameは、Oracle Rdbによってサポートされる任意のキャラクタ・セットです。これらのキャラクタ・セットはリリースごとに拡張されています。新しいキャラクタ・セットや次に示すキャラクタ・セットの詳細は、『Oracle Rdb SQLリファレンス・マニュアル』を参照してください。

同一の言語で複数のキャラクタ・セットを利用できますが(KanjiとHanyuなど)、それぞれは形式や構造が異なるローカル標準または国際標準に基づきます。たとえば、日本ではSHIFT_JISがMicrosoft Windowsシステムでよく使用されていますが、Hewlett Packard CompanyのDECWindows製品でサポートされるDEC_KANJIキャラクタ・セットとは形式が異なります。

表A-1 Oracle RMU Loadでサポートされるキャラクタ・セット
キャラクタ・セット 説明
ARABIC ASMO 449およびISO9036標準で定義されたアラビア語文字
BIG5 台湾情報産業で使用されているキャラクタ・セット
DEC_HANYU 標準CNS11643:1986で定義され台湾で使用されている繁体字中国語文字(Hanyu)、DTSCCで定義されている補足文字、ASCII
DEC_HANZI 標準GB2312:1980で定義された中国語(Bopomofo)文字およびASCII文字
DEC_KANJI JIS X0208:1990標準で定義された日本語文字、JIS X0201:1976で定義された半角カタカナ文字(接頭辞SS2(8E hex)付き)、ユーザー定義文字、ASCII文字
DEC_KOREAN 標準KS C5601:1987で定義された韓国語文字およびASCII文字
DEC_MCS 発音区別符号付きの文字を含むアルファベットと数字の国際キャラクタ・セット
DEC_SICGCC 標準CNS11643:1986で定義され台湾で使用されている繁体字中国語文字(Hanyu)およびASCII
DEVANAGARI ISCII:1988標準で定義されたDevanagari文字
DOS_LATIN1 DOS Latin 1コード
DOS_LATINUS DOS Latin USコード
HANYU 標準CNS11643:1986で定義され台湾で使用されている繁体字中国語文字(Hanyu)
HANZI 標準GB2312:1980で定義された中国語(Bopomofo)文字
HEX テキスト・データと16進データ間での変換
ISOLATINARABIC ISO/IEC 8859-6:1987標準で定義されたアラビア語文字
ISOLATINCYRILLIC ISO/IEC 8859-5:1987標準で定義されたキリル語文字
ISOLATINGREEK ISO/IEC 8859-7:1987標準で定義されたギリシャ語文字
ISOLATINHEBREW ISO/IEC 8859-8:1987標準で定義されたヘブライ語文字
KANJI JIS X0208:1990標準で定義された日本語文字およびユーザー定義文字
KATAKANA 標準JIS X0201:1976で定義された日本語音標文字(半角カタカナ)
KOREAN 標準KS C5601:1987で定義された韓国語文字
SHIFT_JIS Shift_JIS固有のコード体系を使用するJIS X0208:1990標準で定義された日本語文字、JIS X0201:1976で定義された半角カタカナ文字、ASCII文字
TACTIS ISO 646-1983およびTIS 620-2533標準の組合せであるTACTIS(Thai API Consortium/Thai Industrial Standard)に基づくタイ語文字
UNICODE Unicode標準およびISO/IEC 10646変換形式UTF-16によって記述されるUnicode文字
UTF8 Unicode標準およびISO/IEC 10646 UTFエンコード形式によって記述されるUnicode文字
WIN_ARABIC MS Windowsコード・ページ1256
8-Bit Latin/Arabic
WIN_CYRILLIC MS Windowsコード・ページ1251
8-Bit Latin/Cyrillic
WIN_GREEK MS Windowsコード・ページ1253
8-Bit Latin/Greek
WIN_HEBREW MS Windowsコード・ページ1255
8-Bit Latin/Hebrew
WIN_LATIN1 MS Windowsコード・ページ1252
8-Bit West European