1.44 RMU Server After_Journal Reopen_Outputコマンド

指定したデータベースの現在のAIJログ・サーバー（ALS）出力ファイルを閉じて、新しいファイルを開くことができます。これにより、オリジナルのALS出力ファイルの現在の内容を確認できるようになります。

形式

説明

RMU Server After_Journal Reopen_Outputコマンドを使用すると、Output修飾子を付けたRMU Server After_Journal Startコマンドで前に作成されたALS出力ファイルを再び開くことができます。（ALS出力ファイルは、ALSプロセスによって排他アクセスで開かれます。）
出力ファイルを再び開くと、現在の出力ファイルが閉じ、新しい出力ファイルが作成されます。新しい出力ファイルのファイル名はオリジナルの出力ファイルと同じになりますが、バージョン番号が1つ増分されます。
ALSは、ログ・データをアフター・イメージ・ジャーナル（.aij）ファイルにフラッシュするオプション・プロセスです。すべてのデータベース・サーバーは、トランザクション・ログ・データをデータベース・グローバル・セクションに存在するキャッシュに保持します。ALSがアクティブな場合は、ログ・データを継続的にディスクにフラッシュします。そうでない場合、グローバル・セクションのキャッシュがいっぱいになると、サーバー・プロセスによって一時的にブロックされることがあります。

パラメータ

root-file-spec
再び開くALS出力ファイルのデータベース・ルート・ファイルを指定します。

使用上の注意

データベースに対してRMU Server After_Journal Reopen_Outputコマンドを使用するには、そのデータベースのルート・ファイルのアクセス制御リスト（ACL）にRMU$OPEN権限が必要です。あるいは、OpenVMS WORLD権限が必要です。
RMU Server After_Journal Reopen_Outputコマンドを正常に発行するには、データベースが開いていることが必要です。このコマンドを発行するとき、他のユーザーがデータベースにアタッチしていてかまいません。
ALSが実行しているかどうかを判別するには、RMU Show Usersコマンドを使用します。

例

例1
次の例では、最初のOracle RMUコマンドがログ・サーバーを起動し、出力ファイルを指定します。2つ目のOracle RMUコマンドがALS出力ファイルを再び開くため、ALS出力ファイルにこれまでに含まれたデータを表示できます。
$ RMU/SERVER AFTER_JOURNAL START MF_PERSONNEL/OUT=ALS $ ! Database updates occur $ RMU/SERVER AFTER_JOURNAL REOPEN_OUTPUT MF_PERSONNEL $ ! View the ALS.OUT;-1 file: $ TYPE ALS.OUT;-1 -------------------------------------------------------------------- 16-OCT-1995 13:02:05.21 - Oracle Rdb V7.0-00 database utility started --------------------------------------------------------------------- . . .