このコマンドを使用して、Oracle RdbデータベースのLogMiner操作を有効または無効にします。LogMinerを有効にすると、データベースでレコードの追加、変更および削除が行われるときに、Oracle Rdbデータベース・ソフトウェアによってアフター・イメージ・ジャーナル・ファイルに追加情報が書き込まれます。この情報はアンロード操作の際に使用されます。
root-file-spec
データベースのルート・ファイル指定。デフォルトのファイル拡張子は.rdbです。
Continuous
NoContinuous
Enable修飾子と一緒に使用して、データベースがContinuous LogMiner機能に対応するようにします。NoContinuous修飾子をEnable修飾子と一緒に使用すると、Continuous LogMiner機能を使用できなくなります。RMU Set Logminer /Disableコマンドによって、基本のLogMiner機能とContinuous LogMiner機能が明示的に無効になります。Continuous LogMiner機能を再び有効にするには、RMU Set Logminer /Enable /Continuousコマンド全体を使用する必要があります。
Disable
データベースでLogMiner操作を無効にすることを指定します。LogMinerを無効にすると、LogMiner操作で必要な情報がOracle Rdbソフトウェアによってジャーナル処理されません。データベースでLogMinerが無効な場合、そのデータベースではRMU Unload After_Journalコマンドが機能しません。Enable
データベースでLogMiner操作を有効にすることを指定します。LogMinerを有効にすると、Oracle Rdbデータベース・ソフトウェアによって追加情報がアフター・イメージ・ジャーナル・ファイルに記録されます。この情報を利用してLogMinerがレコードを抽出できます。データベースでは、アフター・イメージ・ジャーナルがあらかじめ有効になっている必要があります。Log
Nolog
データベースのLogMiner状態の設定をSYS$OUTPUTに報告することを指定します。デフォルトでは、DCL VERIFYフラグの設定が使用されます。このフラグはDCL SET VERIFYコマンドによって制御されます。
- RMU Set Logminerコマンドを使用するには、データベースのルート・ファイルのアクセス制御リスト(ACL)にRMU$BACKUP、RMU$RESTOREまたはRMU$ALTER権限が必要です。または、OpenVMS SYSPRVまたはBYPASS権限が必要です。
- RMU Set Logminerコマンドでは、データベースへのオフライン・アクセスが必要です。データベースが閉じている必要があります。他のユーザーはデータベースにアクセスできません。
- RMU Set Logminerコマンドを発行してRMU-W-DOFULLBCK警告メッセージが表示されたら、全体データベース・バックアップ操作を実行します。LogMinerを有効にした直後に、RMU Backup After_Journalコマンドを使用してデータベースのアフター・イメージ・ジャーナル・バックアップを実行する必要があります。
例1次の例では、データベースをLogMiner for Rdb操作に対応するようにします。
$ RMU /SET LOGMINER /ENABLE OLTPDB.RDB