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Oracle Rdb SQLリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06178-01
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2.10 データベース・オプション

デフォルトでは、SQLモジュール言語プロセッサまたはSQLプリコンパイラにより、プログラムのコンパイル時に指定されたデータベースの型からアタッチ先となるデータベースの型が決まります。プログラムのコンパイルに使用されたデータベースがない場合は、最新バージョンのOracle Rdbを使用して作成されたデータベースについてプログラムが処理されます。

DECLARE ALIAS文でデータベース・オプションを指定すると、プリコンパイラまたはモジュール・プロセッサのコマンドラインで設定されたデフォルトがオーバーライドされます。

表2-37は、OpenVMSの対話型SQL、SQLモジュール言語プロセッサおよびSQLプリコンパイラ用のデータベース・オプションを示しています。

表2-37 データベース・オプション
SQLモジュールおよびSQLプリコンパイラ 説明
RDBVMS 最新バージョンのOracle Rdbで作成されたデータベースにアクセスする。
RDB030 Oracle Rdbバージョン3.0のデータベースにアクセスする。
RDB031 Oracle Rdbバージョン3.1のデータベースにアクセスする。
RDB040 Oracle Rdbバージョン4.0のデータベースにアクセスする。
RDB041 Oracle Rdbバージョン4.1のデータベースにアクセスする。
RDB042 Oracle Rdbバージョン4.2のデータベースにアクセスする。
RDB050 Oracle Rdbバージョン5.0のデータベースにアクセスする。
RDB051 Oracle Rdbバージョン5.1のデータベースにアクセスする。

ほとんどの場合、データベース・オプションの指定は必要ありません。たとえば、Oracle Rdbバージョン7.0のデータベースにアタッチする場合、SQLではV7.0の機能が提供されます。

ただし、コンパイルまたはプリコンパイル時にアタッチするデータベースの機能がプログラムの実行対象となるデータベースの機能と異なる場合は、データベース・オプションを指定する必要があります。プログラムの実行時に使用するすべてのデータベースに対して、最小公分母となる機能を提供するデータベース・オプションを指定する必要があります。

プログラムのコンパイル時にデータベースが使用されない場合は、最新バージョンのOracle Rdbを使用して作成されたデータベースに対してプログラムが処理されます。したがって、コンパイル後のプログラムを最新バージョンのOracle Rdb以外のデータベースに対して実行する場合は、そのバージョンのデータベース・オプションをコンパイル時に指定する必要があります。

表2-37に示す任意の修飾子を使用して、デフォルトのデータベース・オプションをオーバーライドできます。