表E-1は、SQLで特殊用途のものとして識別される論理名を示しています。
論理名 | 機能 |
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RDB$LIBRARY | 外部ファンクションなど、外部ルーチン・イメージの格納に使用する保護ライブラリを指定する。公開またはセンシティブ外部ルーチン・イメージを管理するには、論理名RDB$LIBRARYで参照される保護ライブラリの使用を推奨。RDB$LIBRARYは、システム論理名表で、実行モード論理名として定義する必要がある。外部ルーチン・イメージが保護領域にある場合は、CREATE FUNCTION文のLOCATION句とWITH SYSTEM LOGICAL_NAME TRANSLATION句で、明示的なファイル名とRDB$LIBRARY論理名を指定して、目的のイメージが使用されていることを確認できる。 |
RDB$ROUTINES | 外部ルーチン・イメージの保管場所を指定する。 CREATE FUNCTION文、CREATE PROCEDURE文またはCREATE MODULE文でlocation句を指定しない場合、あるいはDEFAULT LOCATION句を指定する場合、SQLではRDB$ROUTINES論理名がデフォルトのイメージの保管場所として使用される。 |
RDMS$BIND_OUTLINE_MODE | ある問合せに複数のアウトラインがある場合、使用するアウトラインを選択するために、この論理名が定義される。 |
RDMS$BIND_QG_CPU_TIMEOUT | 問合せの実行を最適化するために必要なCPUタイムの合計を指定する。 |
RDMS$BIND_QG_REC_LIMIT | 問合せガバナーが出力を停止するまでのSQLフェッチ行数を指定する。 |
RDMS$BIND_QG_TIMEOUT | 問合せガバナーが問合せを中断するまでの、SQLでの問合せのコンパイル時間(秒数)を指定する。 |
RDMS$BIND_SEGMENTED_STRING_BUFFER | セグメント化された文字列を操作する際、実行時のI/O操作のオーバーヘッドを削減できる。 |
RDMS$DEBUG_FLAGS | プログラムの実行時に、データベース・アクセス計画とこれらの計画の推定コストについて調べることができる。 |
RDMS$SET_FLAGS | プログラムの実行時に、データベース・アクセス計画とこれらの計画の推定コストについて調べることができる。この論理名で使用できる有効なキーワードの詳細は、「SET FLAGS文」を参照。 |
RDMS$DIAG_FLAGS | Lに定義すると、リストのオンライン形式が連鎖になった場合に、スクロール可能リストのカーソル・オープン処理を防止する。 |
RDMS$RTX_SHRMEM_PAGE_CNT | サーバー側バウンド、外部ルーチン・パラメータ・データおよび制御データの操作に使用される共有メモリー領域のサイズを指定する。 |
RDMS$USE_ OLD_CONCURRENCY |
V4.1で有効な分離レベル動作を、アプリケーションに使用できる。 |
RDMS$USE_OLD_SEGMENTED_STRING | YESに定義すると、リスト(セグメント化された文字列)のデフォルトのオンライン形式が連鎖になる。 |
RDMS$VALIDATE_ROUTINE | ルーチンの検証を制御する。 |
SQL$DATABASE | データベースを明示的に宣言しない場合はSQLが宣言するデータベースを指定する。 |
SQL$DISABLE_CONTEXT | 2フェーズ・コミットのプロトコルを無効にする。バッチ更新トランザクションの実行時に、分散トランザクションをオフにする場合に役立つ。 |
SQL$EDIT | 対話型SQLでEDIT文を発行する際に、SQLによって起動されるエディタを指定する。詳細は、「EDIT文」を参照。 |
SQLINI | 対話型SQLを起動する際に、SQLによって実行されるコマンド・ファイルを指定する。 |
SYS$CURRENCY | 列またはドメイン定義のEDIT STRING句、またはSELECT文のEDIT USING句で、ドル記号($)の代替としてSQLで使用される文字を指定する。 |
SYS$DIGIT_SEP | 列またはドメイン定義のEDIT STRING句、またはSELECT文のEDIT USING句で、カンマ記号(,)の代替としてSQLで使用される文字を指定する。 |
SYS$LANGUAGE | SQLで日時の入力および表示に、またはSELECT文のEDIT USING句に使用される言語を指定する。 |
SYS$RADIX_POINT | 列またはドメイン定義のEDIT STRING句、またはSELECT文のEDIT USING句で、小数点記号(.)の代替としてSQLで使用される文字を指定する。 |
表E-2は、論理名RDB$CHARACTER_SETの有効な等価名を示します。
キャラクタ・セット | キャラクタ・セット名 | 等価名 |
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MCS | DEC_MCS | 未定義 |
韓国語およびASCII | DEC_KOREAN | DEC_HANGUL |
繁体およびASCII | DEC_HANYU | DEC_HANYU |
簡体およびASCII | DEC_HANZI | DEC_HANZI |
漢字およびASCII | DEC_KANJI | DEC_KANJI |
これらおよび他の論理名の詳細は、『Oracle Rdb7 Guide to Database Performance and Tuning』を参照してください。