用途
lscheckpointコマンドは、現行チェックポイントのIDと属性をリストする場合に使用します。
前提条件
lscheckpointコマンドを使用するには、デバイス情報の問合せおよび表示(query and display information about devices)権を備えている必要があります。
構文
lscheckpoint::=
lsch•eckpoint [ --short/-s | --long/-l ] [ --host/-h hostname[,hostname]... ]... [ job-id ]...
意味
チェックポイントのあるジョブのIDのみを表示します。
エントリごとに複数の行を表示します。そこでは、各チェックポイントのユーザー可視情報がすべて記述されています。
hostnameによって指定されたホストのチェックポイントのみをリストします。
チェックポイント情報を表示する、Oracle Secure Backupで割り当てられたジョブIDを指定します。指定がない場合は、obtoolにより、すべてのチェックポイントか、または--host/-hオプションで指定された名前を持つホストのチェックポイントすべてが表示されます。
出力
表2-5で、lscheckpointコマンドの出力について説明します。
表2-5 lscheckpointの出力
| ラベル | 意味 |
|---|---|
|
Job ID |
スケジュールされたバックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブの一意のID。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。 |
|
Host |
ホストの名前。 |
|
Operation |
実行される操作のタイプ。 |
|
Checkpoint created |
チェックポイントが作成された日時。 |
|
Restartable |
バックアップ・ジョブを再開する機能。設定は |
|
Current context ID |
現在アクティブなチェックポイントのID。 |
例
例2-50では、ジョブadmin/8.1のジョブ情報を表示してから、このジョブのチェックポイント情報を表示しています。
例2-50 チェックポイント情報のリスト
ob> lsjob --long admin/8.1
admin/8.1:
Type: backup br_filer
Level: full
Family: (null)
Restartable: yes
Scheduled time: none
State: running since 2005/05/18.17:45
Priority: 100
Privileged op: no
Run on host: (administrative server)
Attempts: 1
ob> lscheckpoint --long admin/8.1
Job ID: admin/8.1
Host: br_filer
Operation: backup
Checkpoint created: 05/18.17:48
Restartable: yes
Current context ID: 18