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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.1
B28441-02
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mkpni

用途

mkpniコマンドは、既存ホストの優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を定義する場合に使用します。1つのホストに対して指定可能なPNIの数に制限はありません。

PNIはバックアップまたはリストアするデータの送信に使用するネットワーク・インタフェースです。1つのネットワークにおいて、クライアントと、そのクライアントのかわりにバックアップまたはリストアを実行するサーバーとの間で、複数の物理接続が可能です。たとえば、2つのホストの間を結ぶ1つのネットワークで、イーサネット接続と光ファイバ分散データ・インタフェース(FDDI)接続の両方を使用できます。PNIを使用すると、クライアントごとに、サーバーのどのネットワーク・インタフェースを使用するかを指定できます。


関連項目:

関連コマンドについては、「優先ネットワーク・インタフェース用コマンド」を参照してください。

前提条件

mkpniコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkpni::=

mkpn•i --interface/-i server-ipname
{ --client/-c client-hostname[,client-hostname]... }
server-hostname

意味

--interface/-i server-ipname

指定したクライアントが、server-hostnameで指定したサーバーと通信を行うときに使用するIPアドレスまたはDNS名を指定します。

--client/-c client-hostname[,client-hostname]...

server-hostnameと通信を行うときにserver-ipnameを使用するクライアントを1つ以上指定します。client-hostnameには、サーバーから見たクライアントのホスト名またはインターネット・アドレスを指定します。ホスト名は、mkhostコマンドで作成したホスト名である必要があります。

server-hostname

サーバー・ホストの名前を指定します。

例2-91では、クライアント・ホストstadv07およびbrhost3がサーバーbrhost2との通信でIPアドレス126.1.1.2を使用するよう指定する優先ネットワーク・インタフェースを定義します。

例2-91 優先ネットワーク・インタフェースの定義

ob> mkpni --interface 126.1.1.2 --client stadv07,brhost3 brhost2
ob> lspni
brhost2:
    PNI 1:
        interface:          126.1.1.2
        clients:            stadv07, brhost3