用途
resdev
コマンドは、デバイスを排他使用のために予約する場合に使用します。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスしません。
前提条件
resdev
コマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。
使用方法
通常操作中は、Oracle Secure Backupはそのプロセスおよびジョブに共有リソースの排他使用を一時的に割り当てます。この排他使用は、管理サーバーのサービス・デーモンで管理されている組込みリソース予約システムで割り当てられます。
デバイスを排他的および明示的に使用することが必要な場合があります。このような場合は、Oracle Secure Backupに指示してデバイスの使用を予約させ、作業が終了したらunresdevコマンドを介して予約をリリースさせます。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスできません。
resdev
コマンドは、予約済のデバイスを予約しようとすると、エラーを表示して失敗します。ライブラリのドライブを選択しようとして、すべてのデバイスが予約済の場合またはドライブが構成されていない場合も、このコマンドが失敗します。
構文
resdev::=
resd•ev [ --nowarn/-W ] { --in/-i libraryname ... | devicename ... }
意味
稼働していないデバイスに関する警告を出しません。
指定したライブラリから予約可能なデバイスを検索し、予約します。
予約するテープ・デバイスまたはライブラリの名前を指定します。
デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。
例
例2-117では、ライブラリlib1
のすべてのテープ・ドライブを予約します。この例では、lib1
に含まれるドライブは1基のみです。この例では、予約済ドライブの予約試行で警告が表示されています。
例2-117 デバイスの予約
ob> lsdev library lib1 in service drive 1 tape1 in service library lib2 in service drive 1 tape2 in service ob> lsdev --reserved ob> resdev --in lib1 Drive tape1 reserved. ob> resdev --in lib1 Error: no drive is available in library lib1. ob> resdev tape1 Error: you already have drive tape1 reserved.