用途
rmsection
コマンドは、バックアップ・セクションが削除されたことをOracle Secure Backupに通知するために使用します。Oracle Secure Backupはセクションをボリュームから物理的に削除せず、セクションが削除されたことをバックアップ・セクション・カタログに記録します。セクションのステータスを表示するには、lssectionコマンドを実行します。通常、rmsection
はバックアップ・セクション・カタログの手動での更新が必要な場合のみ使用します。
前提条件
rmsection
コマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。
構文
rmsection::=
rmse•ction [ --nq ] [ --oid/-o oid-list ]...[ --vid/-v vid { --file/-f filenumber-list }... ]
意味
確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。
oid-listで指定したオブジェクト識別子を持つバックアップ・セクションを選択します。oid-listプレースホルダの詳細は、「oid-list」を参照してください。
vidで指定したボリュームに含まれるバックアップ・セクションを選択します。vidプレースホルダの詳細は、「vid」を参照してください。
このリストに指定したファイル番号を持つバックアップ・セクションが選択されます。filenumber-listプレースホルダの詳細は、「filenumber-list」を参照してください。
例
例2-140では、RMANバックアップ・ピースを含むセクションを削除しています。バックアップ・セクション・カタログの問合せに対しては、バックアップ・セクションの属性がdeleted
であることが示されています。
例2-140 バックアップ・セクションの削除
ob> lssection --short BSOID 106 107 ob> rmsection --nq --oid 107 ob> lssection --long Backup section OID: 106 Containing volume: VOL000003 Containing volume OID: 110 File: 1 Section: 1 Backup level: 0 Client: brhost2 Created: 2005/04/19.11:36 Attributes: never expires Backup section OID: 107 Containing volume: RMAN-DEFAULT-000002 Containing volume OID: 112 File: 1 Section: 1 Backup level: 0 Client: stadv07 Created: 2005/04/19.11:37 Attributes: deleted