接続されたデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するために使用するポリシーを定義します。ポリシーは、alwaysまたはmanualのいずれかです。このポリシーは、排他モードのデータ・ストアでは設定できません。
アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。
ttCachePolicyには、次のパラメータがあります。
パラメータ | データ型 | 説明 |
newPolicy | VARCHAR(10) NOT NULL | データ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するために使用するポリシーを指定します。有効な値は、次のとおりです。 always: エージェントはデータ・ストアに対して常時実行されます。このオプションによって、TimesTenキャッシュ・エージェントはただちに起動されます。TimesTenデーモンが再起動されると、自動的にキャッシュ・エージェントが再起動されます。 manual: (デフォルト)ttCacheStart組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStartコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを手動で起動する必要があります。ttCacheStop組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStopコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを明示的に停止する必要があります。 |
ttCachePolicyは結果を返しません。
TimesTenキャッシュ・エージェントのポリシーをalwaysに設定するには、次のように実行します。
このプロシージャは、TimesTenのキャッシュ接続機能がサポートされるプラットフォームにおいてのみ使用できます。
ポリシーをmanualからalwaysに変更することによって、相対パスを使用してデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとすると、TimesTenはTimesTen Data Managerが起動している場所に対する相対パスでデータ・ストアを検索し、失敗します。たとえば、Windows上でデータ・ストアのパスにDataStore=./payrollを指定し、このプロシージャでTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとしても、TimesTen Data Managerはデータ・ストアをinstall_dir\srvディレクトリで検索するため、起動しません。UNIXの場合は、/var/TimesTen/instance/ディレクトリを検索します。
ポリシーの設定をalwaysに設定すると、キャッシュ・エージェントが停止している場合は自動的に起動されます。