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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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ttCachePolicy

説明

接続されたデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するために使用するポリシーを定義します。ポリシーは、alwaysまたはmanualのいずれかです。このポリシーは、排他モードのデータ・ストアでは設定できません。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。

構文
ttCachePolicy (newPolicy) 
パラメータ

ttCachePolicyには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
newPolicy
VARCHAR(10) NOT NULL
データ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するために使用するポリシーを指定します。有効な値は、次のとおりです。
always: エージェントはデータ・ストアに対して常時実行されます。このオプションによって、TimesTenキャッシュ・エージェントはただちに起動されます。TimesTenデーモンが再起動されると、自動的にキャッシュ・エージェントが再起動されます。
manual: (デフォルト)ttCacheStart組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStartコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを手動で起動する必要があります。ttCacheStop組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStopコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを明示的に停止する必要があります。

結果セット

ttCachePolicyは結果を返しません。

TimesTenキャッシュ・エージェントのポリシーをalwaysに設定するには、次のように実行します。

CALL ttCachePolicy (`always'); 
注意

このプロシージャは、TimesTenのキャッシュ接続機能がサポートされるプラットフォームにおいてのみ使用できます。

ポリシーをmanualからalwaysに変更することによって、相対パスを使用してデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとすると、TimesTenはTimesTen Data Managerが起動している場所に対する相対パスでデータ・ストアを検索し、失敗します。たとえば、Windows上でデータ・ストアのパスにDataStore=./payrollを指定し、このプロシージャでTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとしても、TimesTen Data Managerはデータ・ストアをinstall_dir\srvディレクトリで検索するため、起動しません。UNIXの場合は、/var/TimesTen/instance/ディレクトリを検索します。

ポリシーの設定をalwaysに設定すると、キャッシュ・エージェントが停止している場合は自動的に起動されます。

関連項目

ttCacheStart
ttCacheStop
ttCacheUidGet
ttCacheUidPwdSet
ttAdmin