グローバリゼーション・サポート属性の設定
次の表に、グローバリゼーション・サポート属性の概要を示します。
パラメータ
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説明
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DatabaseCharacterSet
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データ・ストアで使用される文字コードを示します。
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ConnectionCharacterSet
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接続用の文字コードを指定します。データベース・キャラクタ・セットとは異なる文字コードを指定することができます。
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NLS_SORT | 言語比較に使用する照合順序を示します。 |
NLS_LENGTH_SEMANTICS | デフォルトの長さセマンティクスを設定します。 |
NLS_NCHAR_CONV_EXCP | NCHAR/NVARCHAR2データとCHAR/VARCHAR2データ間の暗黙的または明示的なデータ型変換時にデータが失われた場合にエラーをレポートするかどうかを指定します。 |
DatabaseCharacterSetは、データ・ストアの作成時に設定する必要があります。デフォルトはありません。「データベース・キャラクタ・セットの選択」を参照してください。
残りの属性は、データ・ストアとの接続時に設定されます。ConnectionCharacterSetの詳細は、「接続キャラクタ・セット」を参照してください。
ALTER SESSION文を使用すると、セッション中に次の属性を変更できます。
- NLS_SORT
- NLS_LENGTH_SEMANTICS
- NLS_NCHAR_CONV_EXCP
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド』のALTER SESSIONに関する説明、および『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のデータ・ストア属性に関する説明を参照してください。
TIMESTEN8を使用した後方互換性
TIMESTEN8は、7.0より前のリリースのTimesTenの動作を指定する制限付きデータベース・キャラクタ・セットです。後方互換性のためにのみサポートされています。
TIMESTEN8には、次の制限があります。
- 次に示す例を含めて、すべての種類のキャラクタ・セット変換がサポートされていません。
- アプリケーションとデータベースの間の変換。DatabaseCharacterSetがTIMESTEN8の場合は、ConnectionCharacterSetもTIMESTEN8である必要があります。
- CHAR/VARCHAR2データとNCHAR/NVARCHAR2データ間の変換。
- CHARおよびVARCHARデータ型のソートはバイナリ順にのみ制限されています。使用できるソートは、
NLS_SORT=BINARY
のみです。 - TIMESTEN8は、Cache Connect to Oracleではサポートされていません。
ユーザーは、データベース作成時、可能な場合常に、CHARおよびVARCHAR2列に格納されるデータの実際のエンコーディングと一致するデータベース・キャラクタ・セットを選択する必要があります。TIMESTEN8は、既存のTimesTenデータに対する後方互換性が必要な場合にのみ選択します。