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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-03
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ttIsqlのコマンド履歴の使用方法

ttIsqlユーティリティでは、現行のttIsqlセッションで最後に実行した100個のコマンドのリストが保存されます。このリスト内のコマンドは、コマンド全体を入力せずに再度参照または実行できます。履歴リストには、SQL文およびttIsql組込みコマンドの両方が保存されます。historyコマンド(短縮形h)を使用すると、以前に実行したコマンドを参照できます。

例5.8

Command> h;

8     INSERT INTO T3 VALUES (3)

9     INSERT INTO T1 VALUES (4)

10    INSERT INTO T2 VALUES (5)

11    INSERT INTO T3 VALUES (6)

12    autocommit 0

13    showplan

14    SELECT * FROM T1, t2, t3 WHERE A=B AND B=C AND A=B

15    trytbllocks 0

16    tryserial 0

17    SELECT * FROM T1, t2, t3 WHERE A=B AND B=C AND A=B

Command>

historyコマンドによって、最後に実行された10個のSQL文またはttIsql組込みコマンドが表示されます。この最後10個以外のコマンドを表示するには、historyコマンドに引数として表示最大数を指定します。

履歴リストの各エントリは、一意の番号で識別されています。コマンド番号を!の後に指定すると、そのコマンドを再度実行できます。

次に例を示します。

例5.9

Command>

Command> ! 12;

autocommit 0

Command>

最後のコマンドを実行するには、2つの!を連続して入力します。

Command> !!;

autocommit 0

Command>

特定の文字列で始まっている最後のコマンドを実行するには、そのコマンドの最初の数文字を!の後に入力します。次に例を示します。

例5.10

Command> ! auto;

autocommit 0

Command>

ttIsqlのコマンド履歴の保存および消去

savehistoryコマンドを使用すると、ttIsqlによって保存されるコマンドのリストを保存できます。

例5.11

Command> savehistory history.txt;

出力ファイルがすでに存在している場合は、-aオプションを使用してこのファイルに新しいコマンド履歴を追加するか、または-fオプションを使用してこのファイルを上書きします。次の例では、既存のファイルに新しいコマンド履歴を追加する方法を示します。

例5.12

Command> savehistory -a history.txt;

clearhistoryコマンドを使用すると、ttIsqlによって保存されるコマンドのリストを消去できます。

例5.13

Command> clearhistory;