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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-03
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ttIsqlのeditline機能の使用方法(UNIXのみ)

UNIXシステムでは、editlineライブラリを使用して、emacs(デフォルト)またはviバインディングを設定できます。これらのバインディングを設定すると、前のttIsqlコマンドをスクロールしたり、編集して再送信することができます。この機能は、Windowsでは使用不可(不要)です。

ttIsqlのeditline機能を無効にするには、ttIsqlコマンドのset editline offを使用します。

設定およびキーストロークに関する情報を、エディタのタイプごとに説明します。

emacsバインディング

現行の設定を取得するには、~/.editrc ファイルを作成し、そのファイルの最後の行に"bind"を挿入してttIsqlを実行します。editline libによって、現行のバインディングが表示されます。

emacsバインディングでttIsqlを使用する場合のキーストロークは、次のとおりです。

キーストローク
アクション
[←]
挿入点を左に移動(後退)します。
[→]
挿入点を右に移動(前進)します。
[↑]
表示されているコマンドの1つ前のコマンドにスクロールします。カーソルは行末に移動します。
[↓]
最新のコマンド履歴項目までスクロールします。カーソルは行末に移動します。
[Ctrl] + [A]
挿入点を行の先頭まで移動します。
[Ctrl] + [E]
挿入点を行末まで移動します。
[Ctrl] + [K]
コマンドライン上の現在の位置から行末までの文字を保存して削除("Kill")します。
[Ctrl] + [Y]
以前保存した文字をリストア("Yank")して現在の挿入点に挿入します。
[Ctrl] + [F]
カーソルを右に1文字移動します([→]を参照)。
[Ctrl] + [B]
カーソルを左に1文字移動します([←]を参照)。
[Ctrl] + [P]
前の履歴に移動します([↑]を参照)。
[Ctrl] + [N]

次の履歴に移動します([↓]を参照)。

viバインディング

viバインディングを使用するには、${HOME}/.editrcファイルを作成し、そのファイルに"bind-v"を挿入してttIsqlを実行します。現在の設定を取得するには、${HOME}/.editrc ファイルを作成し、そのファイルの最後の行に"bind"を挿入します。ttIsqlを実行すると、editline libによって現在のバインディングが表示されます。

viバインディングでttIsqlを使用する場合のキーストロークは、次のとおりです。

キーストローク
アクション
[←]、h
挿入点を左に移動(後退)します。
[→]、l
挿入点を右に移動(前進)します。
[↑]、k
履歴内の前のコマンドにスクロールします。カーソルは行末に移動します。
[↓]、j
履歴内の次のコマンドにスクロールします。カーソルは行末に移動します。
[Esc]
viコマンド・モードです。
0、$
挿入点を行の先頭に移動します。カーソルは行末に移動します。
i、I
モードを行の先頭に挿入します。
a、A
モードを行末に追加(後に挿入)します。
R
モードを置換します。
C
行末まで変更します。
B
前の単語まで移動します。
e
単語末まで移動します。
[Ctrl] + [P]
前の履歴に移動します([↑]を参照)。
[Ctrl] + [N]
次の履歴に移動します([↓]を参照)。