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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-03
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索引の処理

この項の内容は次のとおりです。

索引の作成

索引を作成するには、SQL文CREATE INDEXを実行します。TimesTenでは、索引名は大文字に変換されます。

索引には所有者が存在します。索引の所有者は、基礎となる表を作成したユーザーです。TimesTenによって作成される索引(システム表の索引など)のユーザー名はSYSですが、レプリケーション時に作成される場合はTTREPになります。

例6.5

表NameIDの列CustIDに対して索引IxIDを作成します。

CREATE INDEX IxID ON NameID (CustID);

CREATE TABLEにUNIQUE HASH ON句を使用して主キーを作成することによって、ハッシュ索引を作成することもできます。ただし、TimesTenでは、問合せの実行を高速化する問合せの処理中に一時ハッシュ索引または一時Tツリー索引が自動的に作成されます。

索引の変更

ALTER TABLE文のUSE TREE INDEXを使用して、ハッシュ索引をTツリー索引に変更できます。

ALTER TABLE文のUSE HASH INDEXを使用して、Tツリー索引をハッシュ索引に変更できます。

索引の破棄

索引を一意に参照するには、アプリケーションで所有者および名前の両方を指定する必要があります。アプリケーションで所有者を指定しなかった場合、TimesTenは、コール元のユーザー名の下にある索引を検索し、次にユーザー名SYSの下にある索引を検索します。

TimesTen索引を破棄するには、SQL文DROP INDEXを実行します。表を破棄すると、その表のすべての索引が自動的に破棄されます。

例6.6

次の例では、IxIDという索引を破棄します。

DROP INDEX IxID;

索引サイズの見積り

TimesTenデータ・ストアのサイズの増加は、最初の接続時に行うことができます。データ・ストアのサイズを変更する必要をなくすには、データ・ストアの最終的なサイズを少なく見積もらないようにする必要があります。データ・ストアのサイズの見積りには、ユーティリティttSizeを使用します。