アクティブ・スタンバイ・ペアを設定するには、次の手順を実行します。AUTOREFRESHが設定されたREADONLYキャッシュ・グループまたはASYNCHRONOUS WRITETHROUGH(AWT)キャッシュ・グループをレプリケートする場合は、イタリック体で示されている手順も実行する必要があります。
-cacheStart
ユーティリティ(『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・エージェントの起動と停止に関する説明を参照)を使用して、データ・ストアのキャッシュ・エージェントを起動します。次に、CREATE CACHE GROUP文を使用してキャッシュ・グループを作成します。AUTOREFRESHキャッシュ・グループを作成した場合は、次の手順に進む前に、AUTOREFRESH STATEをPAUSEDに設定する必要があります。 master1
およびmaster2
をマスター・データ・ストアとして指定し、sub3
およびsub4
をサブスクライバ・データ・ストアとして指定します。これらのデータ・ストアは、node1
、node2
、node3
およびnode4
に存在しています。レプリケーション・モードはRETURN RECEIPTです。
FullStoreName(master1 ON
"node1
")はオプションの形式です。データ・ストア名としてmaster1
のみを指定する方法も正しい指定方法です。次に例を示します。
CREATE ACTIVE STANDBY PAIR master1 ON "node1", master2 ON "node2"
RETURN RECEIPT
SUBSCRIBER sub1 ON "node3", sub2 ON "node4"
STORE master1 ON "node1" PORT 21000 TIMEOUT 30
STORE master2 ON "node2" PORT 20000 TIMEOUT 30;
master1
にレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、レプリケーション・エージェントを起動します。詳細は、「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。master1
)で、ttRepStateSet('ACTIVE')
を実行します。master1
)をスタンバイ・マスター・データ・ストア(master2
)に複製します。データ・ストアを複製するには、ttRepAdmin -duplicate
ユーティリティまたはttRepDuplicateEx C関数のいずれかを使用できます。AUTOREFRESHまたはAWTキャッシュ・グループをレプリケートしている場合は、キャッシュ・グループを保持するために、ttRepAdminで-keepCG
コマンドライン・オプションを使用する必要があります。master2
にレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、レプリケーション・エージェントを起動します。詳細は、「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。master2
がSTANDBY状態になるまで待機します。master2
の状態を確認するには、ttRepStateGetプロシージャを使用します。-cacheStart
ユーティリティを使用して、master2
のキャッシュ・エージェントを起動します。sub1
およびsub2
)をスタンバイ・マスター・データ・ストア(master2
)から複製します。詳細は、「サブスクライバへのマスター・データ・ストアのコピー」を参照してください。AUTOREFRESHまたはAWTキャッシュ・グループをレプリケートしている場合は、サブスクライバでキャッシュ・グループを通常のTimesTen表に変換するために、ttRepAdminで-noKeepCG
コマンドライン・オプションを使用する必要があります。