この項の内容は次のとおりです。
この項では、スタンバイ・マスター・データ・ストアが使用可能で、アクティブ・マスター・データ・ストアと同期されている場合にアクティブ・マスター・データ・ストアをリカバリする方法について説明します。内容は次のとおりです。
次のタスクを実行します。
('ACTIVE')
を実行します。これによって、データ・ストアのロールがSTANDBYからACTIVEに変更されます。AUTOREFRESHキャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、データ・ストアのAUTOREFRESH STATEがPAUSEDからONに自動的に変更されます。('FAILED', '
failed_store', '
host_name')
を実行します。ここで、failed_storeは、障害が発生する前のアクティブ・マスター・データ・ストアです。この手順は、新しいアクティブ・マスター・データ・ストアがサブスクライバ・データ・ストアに直接レプリケートされるようにするために必要です。-duplicate
ユーティリティまたはttRepDuplicateEx C関数のいずれかを使用できます。AUTOREFRESHまたはAWTキャッシュ・グループをレプリケートしている場合は、キャッシュ・グループを保持するために、ttRepAdminで-keepCG -recoveringNode
コマンドライン・オプションを使用する必要があります。スタンバイ・マスター・データ・ストアは、アクティブ・マスター・データ・ストアに通信します。アクティブ・マスター・データ・ストアは、サブスクライバへの更新の送信を停止します。スタンバイ・マスター・データ・ストアがアクティブ・マスター・データ・ストアと完全に同期している場合、スタンバイ・マスター・データ・ストアはSTANDBY状態になり、サブスクライバへの更新の送信を開始します。AWTキャッシュ・グループをレプリケートしている場合、新しいスタンバイ・マスター・データ・ストアは、STANDBY状態になると自動的にキャッシュ・グループの処理を引き継ぎます。
注意: | スタンバイ・マスター・データ・ストアがSTANDBY状態になったことは、ttRepStateGetプロシージャを使用して確認できます。 |
次のタスクを実行します。
('ACTIVE')
を実行します。これによって、データ・ストアのロールがSTANDBYからACTIVEに変更されます。AUTOREFRESHキャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、データ・ストアのAUTOREFRESH STATEがPAUSEDからONに自動的に変更されます。('FAILED', '
failed_store', '
host_name')
を実行します。ここで、failed_storeは、障害が発生する前のアクティブ・マスター・データ・ストアです。この手順は、新しいアクティブ・マスター・データ・ストアがサブスクライバ・データ・ストアに直接レプリケートされるようにするために必要です。スタンバイ・マスター・データ・ストアと完全に同期されているとアクティブ・マスター・データ・ストアで判断された場合、スタンバイ・マスター・データ・ストアはSTANDBY状態になり、サブスクライバへの更新の送信を開始します。AWTキャッシュ・グループをレプリケートしている場合、新しいスタンバイ・マスター・データ・ストアは、STANDBY状態になると自動的にキャッシュ・グループの処理を引き継ぎます。
注意: | スタンバイ・マスター・データ・ストアがSTANDBY状態になったことは、ttRepStateGetプロシージャを使用して確認できます。 |
次の例を考えてみます。
両方の例で、スタンバイ・マスター・データ・ストアの場合より多くの変更がサブスクライバに適用されている可能性があります。
アクティブ・マスター・データ・ストアで障害が発生し、アクティブ・マスター・データ・ストアから最後に送信された変更の一部のみがスタンバイ・マスター・データ・ストアで適用された場合、リカバリの方法として次の2つの方法があります。
いずれのデータ・ストアが使用可能かまたはいずれのデータ・ストアがより新しいかに応じて、使用する方法を選択します。
('ACTIVE')
を実行します。AUTOREFRESHキャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、データ・ストアのAUTOREFRESH STATEがPAUSEDからONに自動的に変更されます。('ACTIVE')
を実行して、そのデータ・ストアにACTIVEロールを割り当てます。AUTOREFRESHキャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、データ・ストアのAUTOREFRESH STATEがPAUSEDからONに自動的に変更されます。フェイルオーバーに成功した後、アクティブ・マスター・データ・ストアおよびスタンバイ・マスター・データ・ストアが元のノードに存在するようにフェイルバックする必要がある場合があります。詳細は、「アクティブ・マスター・データ・ストアとスタンバイ・マスター・データ・ストアの役割の入替え」を参照してください。