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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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ttXactLog

説明

TimesTenトランザクション・ログのコンテンツの形式が整えられたダンプを表示します。これは、ログまたはデータ・ストア内の問題を診断するために、Oracleサポート・サービスによって使用されるように設計されています。-trなどの特定のオプションの使用によりデータを失う可能性があるため、このツールはOracleサポート・サービスの担当者に指示された場合にのみ使用してください。

構文

ttXactLog  [-h | -help | -?]

ttXactLog [-V | -version]

ttXactLog [-v verbosity] [-m maxChars] [-s] [-t] [-b blkID]

[-l1 lfn.lfo [-l2 lfn.lfo]] [-r recType][...] [-tr dir] 
[-at dir] [-af file] [-lb] [-headers recs] [-logdir dir]
{-connStr connection_string | DSN | dspath} 

オプション

ttXactLogには次のオプションがあります。

オプション
説明

-af file

ファイルfileに自動切捨てステータスを書き込みます。-atが指定されない場合は無視されます。
ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。

-at dir

自動切捨てモード。最初のエラー発生時にログ・ファイルを切り捨てます。古いログ・ファイルをディレクトリdirに移動し、そのディレクトリにあったファイルを上書きします。データを失う可能性があるため、Oracleサポート・サービスの指示があった場合にのみ使用してください。
ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。

-b blkID

ログ・レコードを、このブロックにアクセスするものとトランザクション・レコードに制限します。

-connStr

connection_string

データ・ストア名、サーバー名とDSN(必要に応じて)および関連する接続属性を含むODBC接続文字列。

DSN

表示するトランザクション・ログに対するデータ・ストアのODBCソース名。

dspath

データ・ストアの完全修飾名。これは接続に関連付けられたDSNではなく、データ・ストアのODBC定義でDataStore=パラメータに指定した、データ・ストアに関連付けられた完全修飾データ・ストア・パス名です。
たとえば、ファイル/home/payroll/1997.ds0/home/payroll/1997.ds1およびいくつかのログ・ファイル/home/payroll/1997.lognからなるデータ・ストアの場合、dspath/home/payroll/1997です。

-h

-help

-?

使用方法のメッセージを出力して終了します。

-headers records

recordsごとのレコードに対して1つのヘッダーを出力します。0(ゼロ)を指定すると、ヘッダーは完全に無効になります。

-lb

データ・ストアに接続して、ログ・バッファを出力します。
ログ・ファイルのコンテンツは出力されません。SELECT権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。

lfn.lfo

ログ・レコードのログ・ファイル番号(lfn)およびログ・ファイル・オフセット(lfo)。

-l1

引数-l2が存在しないかぎり、このログ・レコードのみを考慮します。

-l2

-l1から-l2のレコードを考慮します。

-logdir dir

データ・ストアのログ・ファイルが存在するディレクトリを指定します。-logdirを指定しない場合は、ttXactLogはdspathに指定されている値のディレクトリ・パス部分を使用します。

-m maxChars

-v 3のbinary項目のみについて出力される最大文字数。デフォルトは1000です。

-r recType

指定したタイプのレコードのみを考慮します。このオプションは必要なログ・レコード・タイプのリストを指定するために、一度以上使用される場合があります。recTypeでは大/小文字が区別されます。

-s

サマリー情報を出力します。SELECT権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。

-t

ログ・ファイルの下部(最後のチェックポイント・ログ・ファイル、またはチェックポイントがない場合は最新のログ・ファイルの始まりから)のみ読み取ります。

-tr dir

-l1で指定したレコード以降のレコードがすべて削除されます。元のログ・ファイルはディレクトリdirに移動されます。

-V | -version

ttXactLogのリリース番号を出力し、終了します。

-v verbosity

冗長レベルを指定します。冗長レベルは、次のいずれかになります。
0: サマリー・ログ情報のみを出力します(-sが指定されている場合)。
1: (デフォルト)ログ・レコード・ヘッダーも出力します。
2: 長いデータを除いて、ログ・レコード本体も出力します。
3: ログ・レコード全体を出力します(-mオプションを参照)。

ttXactLog -v 3 -m 100 /users/pat/TimesTen/Daily/F112697SS 

注意

このユーティリティは、TimesTen Data Managerがインストールされている場合にのみサポートされます。