Oracle TimesTen In-Memory Databaseトラブルシューティング・プロシージャ・ガイド

キャッシュ・エージェントを起動または停止できない


考えられる原因	対処
キャッシュ・エージェントがすでに稼働している	「キャッシュ・エージェントのステータスを確認する」を参照。
Cache Connect to Oracleの設定が正しくない	「キャッシュ・エージェントのステータスを確認する」および「ORACLE_HOME環境変数を確認する」を参照。
Oracleライブラリが見つからない	「ライブラリ・パス環境変数を確認する」を参照。
Oracleクライアント・ライブラリのバージョンが間違っている	32ビットのTimesTenは、32ビットのOracleクライアント・ライブラリを使用する必要がある。64ビットのTimesTenは、64ビットのOracleクライアント・ライブラリを使用する必要がある。
TimesTenデータ・ストアのアクセス制御が有効になっている	データ・ストアのアクセス制御が有効な場合にキャッシュ・エージェントを起動または停止するには、ADMIN権限が必要。

キャッシュ・エージェントのステータスを確認する

キャッシュ・エージェントのステータスの確認は、ttStatusユーティリティ（「ttStatusユーティリティの使用」を参照）を使用して行います。

キャッシュ・エージェントが稼働していない場合は、起動します（『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・エージェントの起動と停止に関する説明を参照）。キャッシュ・エージェントを起動できない場合は、考えられる原因を調査し、マシンを再起動してから起動してください。

Oracleデータベースのバージョンを確認する

マシンに正しいバージョンのOracleデータベースがインストールされていることを確認します。

AIXマシンでは、次のことを確認します。

リンクinstall_dir/lib/libttor.soが次の場所を指している。

Oracle9i の場合: install_dir/lib/libttor_9i.so

Oracle Database 10g の場合: install_dir/lib/libttor_10g.so

リンクinstall_dir/bin/timestenoradが次の場所を指している。

Oracle9i の場合: install_dir/bin/timestenorad_9i

Oracle Database 10g の場合: install_dir/bin/timestenorad_10g

ORACLE_HOME環境変数を確認する

UNIXプラットフォームでは、キャッシュ・エージェントおよびTimesTenデーモンを起動しているシェルにORACLE_HOME環境変数が正しく設定されていることを確認します。詳細は、『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のTimesTenおよびOracleの設定に関する説明を参照してください。