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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-03
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GRANT

GRANT文は、1つ以上の権限をユーザーに割り当てます。

アクセス制御

TimesTenインスタンスでアクセス制御が有効な場合、この文を実行するにはインスタンス管理者権限が必要です。TimesTenインスタンスでアクセス制御を使用しない場合は、この処理を使用できません。アクセス制御が有効でない場合にこの文をコールすると、エラーが返されます。

SQL構文

GRANT {Privilege [,...] | ALL [PRIVILEGES]} TO {User |PUBLIC} [,...]

パラメータ

GRANT文には、次のパラメータがあります。

パラメータ
説明
Privilege

Privilegeに使用できる値は、次のとおりです。

ADMIN
CONNECT
CREATE DATASTORE
DDL
WRITE
SELECT
TimesTenのアクセス制御権限の詳細は、「アクセス制御権限」を参照してください。
ALL [PRIVILEGES]

ユーザーにすべてのTimesTen権限を割り当てます。

User
権限を付与するユーザーの名前です。ユーザー名は、CREATE USER文を使用してTimesTenインスタンスに設定しておく必要があります。
PUBLIC
TimesTenインスタンスで現在定義されているすべてのユーザー名、および今後定義されるすべてのユーザー名に権限を付与することを指定します。

説明

例5.109

ユーザーTerryに権限がない場合に管理権限を付与するには、次の文を使用します。

GRANT ADMIN TO terry;

例5.110

ユーザーTerryに権限がない場合に読取り処理のみを実行できるように制限するには、次の文を使用します。

GRANT SELECT TO terry;