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簡易設定

BEA Jolt および BEA Tuxedo を既に使用したことがある場合は、この「簡易設定」で説明する、BEA Jolt のコンフィギュレーション方法に関するガイドラインを参照してください。Jolt を初めて使用する場合は、「Jolt に関する背景情報」を読んでから設定を始めてください。

簡易設定では、Jolt サーバ・リスナ (JSL) を BEA Tuxedo に設定するために必要な次の手順を説明します。

UBBCONFIG ファイルを編集する

  1. MACHINES セクションで、MAXWSCLIENTS=number を指定します (必須)。

    注記 MAXWSCLIENTS が設定されていないと、JSL は起動しません。

  2. GROUPS セクションで、GROUPNAME に必須パラメータとオプション・パラメータ を設定します。

  3. SERVERS セクションを設定します (必須)。

    このセクション内にある各行の形式は次のとおりです。

    JSL 必須パラメータ [オプション・パラメータ] 

    JSL は、tmboot(1) で実行されるファイル (string_value) を指定します。

  4. JSL の必須パラメータを設定します。

    必須パラメータは以下のとおりです。

    SVRGRP=string_value

    SRVID=number

    CLOPT="-A...-n...//host port"

  5. JSL にその他のパラメータを設定します。

    JSL には次のパラメータを使用できますが、これらのパラメータを設定するとアプリケーションにどのような影響が及ぶかを考慮してください。詳細については、「JSL で使用できるパラメータ」を参照してください。

    MAX # of JSHs

    MIN # of JSHs

Jolt リポジトリを設定する

Groups セクションの設定

  1. MACHINES セクションの LMID パラメータに指定されている値と同じ識別子を指 定します。

  2. GRPNO に 1 〜 30,000 の範囲の値を指定します。

Servers セクションの設定

BEA Jolt リポジトリ・サーバ (JREPSVR) には、リポジトリにアクセスしたり、リポジトリを編集するためのサービスが格納されています。JREPSVR インスタンスが複数ある場合は、共有ファイルにより、リポジトリの情報が共有されます。UBBCONFIG ファイルの SERVERS セクションに JREPSVR を入れてください。

  1. SRVID パラメータを使用して、新しいサーバの識別子を指定します。

  2. JREPSVR -W フラグを指定し、リポジトリを編集可能にしておきます (この設 定は 1 つの JREPSVR だけに対して行います)。このフラグを設定しないと、リポ ジトリは読み取り専用になります。

  3. -P フラグを指定して、リポジトリ・ファイルへのパスを設定します。-P フラグ に対する引数が指定されていないと、BEA Tuxedo の ULOG ファイルにエラー・ メッセージが表示されます。

  4. リポジトリ・ファイルのファイル・パス名を追加します (例: /app/jrepository)。

  5. tmloadcf コマンドと tmboot コマンドを使用して、BEA Tuxedo システムを起動 します。

BEA Tuxedo およびリポジトリ・エディタを使用するサービスを初期化する

BEA Tuxedo および BEA Jolt を使用する BEA Tuxedo サービスを定義し、クライアントが Jolt サービスを利用できるようにします。

  1. サービスを格納した BEA Tuxedo サーバを作成します。

  2. BEA Jolt リポジトリ・エディタにアクセスします。

リポジトリ・エディタを使用する

リポジトリ・エディタを起動する前に、必要な BEA Jolt ソフトウェアがすべてインストールされているかどうかを確認してください。

注記 JREPSVRJSL が実行されていないと、リポジトリ・エディタは使用できません。

リポジトリ・エディタを使用するには、次の手順に従います。

  1. リポジトリ・エディタを起動します。

    リポジトリ・エディタは、JavaSoft の appletviewer または Web ブラウザから起動できます。これらの手順は、次の節でさらに詳しく説明します。

  2. リポジトリ・エディタにログオンします。

Java Applet Viewer を使用してリポジトリ・エディタを起動する

  1. CLASSPATH に、Jolt クラスのディレクトリか、または*.jar ファイルが置かれた ディレクトリを指定します。

  2. アプレットをローカル・ディスクからロードする場合は、URL に次のように入力 してください。
    appletviewer full-pathname/RE.html

    Web サーバからアプレットをロードする場合は、URL に次のように入力してください。

    http://www.server/URL path/RE.html

  3. Enter キーを押します。

    図の「BEA Jolt リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ」に示すようなウィンドウが表示されます。

Web ブラウザを使用してリポジトリ・エディタを起動する

次のいずれかの方法を使用して、Web ブラウザからリポジトリ・エディタを起動してください。

ローカル・ファイルからリポジトリ・エディタを起動する場合

  1. CLASSPATHに Jolt クラスのディレクトリを指定します。

  2. 次を入力します。
    file:full-pathname/RE.html

  3. Enter キーを押します。

    図の「BEA Jolt リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ」に示すようなウィンドウが表示されます。

Web サーバからリポジトリ・エディタを起動する場合

  1. CLASSPATHに Jolt クラスのディレクトリが含まれていないことを確認します。

  2. CLASSPATH から Jolt クラスを削除します。

  3. 次を入力します。
    http://www.server/URL path/RE.html

    注記 jolt.jar および admin.jarRE.html と同じディレクトリに置かれている場合は、Web サーバ側がクラスを作成します。RE.html とは異なるディレクトリに置かれている場合は、アプレットのコードを変更します。

  4. Enter キーを押します。

    図の「BEA Jolt リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ」 に示すようなリポジトリ・エディタのログオン・ウィンドウが表示されます。

リポジトリ・エディタにログオンする

Jolt リポジトリ・エディタを起動したら、以下の手順に従ってログオンします。

注記 ログオンする前に、図の「BEA Jolt リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ」が表示されている必要があります。この画面が表示されたことを確認してから以下の手順に進んでください。

  1. [Logon] ウィンドウに、BEA Tuxedo アプリケーションへの「アクセス・ポイント」 として指定されているサーバ・マシン名を入力し、Tab キーを押します。

  2. ポート番号を入力して Enter キーを押します。

    システムにより、サーバとポートの情報が検証されます。

    注記 Jolt リレー経由でログオンしない限り、ここで指定したポート番号と同じ番号が Jolt リスナの設定時に使用されます。詳細については、UBBCONFIG ファイルを参照してください。

  3. BEA Tuxedo 用のアプリケーション・パスワードを入力して Enter キーを押します。

    認証レベルに応じて、手順 4 と 手順 5 を実行します。

  4. BEA Tuxedo 用のユーザ名を入力して Tab キーを押します。

  5. BEA Tuxedo 用のユーザ・パスワードを入力して Enter キーを押します。

    [Packages] ボタンと [Services] ボタンが有効になります。

    注記 BEA Jolt のリポジトリ・エディタでは、ユーザ・ロールにハードコーディングされた joltadmin が使用されます。

    BEA Jolt リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ


     

次の「リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウの説明」では、このウィンドウにあるフィールドとボタンについて説明します。

リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウの説明

リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウの説明

オプション

説明

Server

サーバ名を入力します。

Port Number

10 進値でポート番号を入力します。

注記 サーバ名とポート番号が入力されると、[User Name] フィールドと [User Password] フィールドがアクティブになります。これらのフィールドがアクティブになるかどうかは BEA Tuxedo アプリケーションの認証レベルに基づきます。

User Role

BEA Tuxedo ユーザ・ロールを入力します。BEA Tuxedo の認証レベルが USER_AUTH 以上の場合にのみ入力します。

Application Password

BEA Tuxedo の管理パスワードを入力します。

User Name

BEA Tuxedo ユーザを識別するための名前を入力します。名前の先頭には英字を指定します。

User Password

BEA Tuxedo のパスワードを入力します。

Packages

[Packages] ウィンドウにアクセスします(ログオンすると利用可能になります)。

Services

[Services] ウィンドウにアクセスします(ログオンすると利用可能になります)。

Log Off

サーバとの接続を切断します。

リポジトリ・エディタを終了する

パッケージ、サービス、およびパラメータの追加、編集、テスト、削除が完了したらリポジトリ・エディタを終了します。終了する前に、図の「BEA Jolt リポジトリ・エディタを終了する前の [Logon] ウィンドウ」に示すようなウィンドウが表示されます。

BEA Jolt リポジトリ・エディタを終了する前の [Logon] ウィンドウ


 

使用できるのは、[Packages]、[Services]、および [Log Off] のみです。文字入力フィールドは利用できません。

リポジトリ・エディタを終了するには、以下の手順に従います。

  1. 前のウィンドウで [Back] をクリックして、リポジトリ・エディタの [Logon] ウィ ンドウに戻ります。

  2. [Log Off] をクリックしてサーバとの接続を切断します。

    リポジトリ・エディタの [Logon] ウィンドウ内のフィールドが入力できない状態になります。

  3. ブラウザのメニューの [Close] をクリックしてウィンドウを閉じます。

イベント・サブスクリプション用に BEA Tuxedo の TMUSREVT サーバを設定する

Jolt のイベント・サブスクリプション機能では、BEA Tuxedo サービスまたは別の BEA Tuxedo クライアントからイベント通知を受信します。BEA Tuxedo の TMUSREVT サーバを設定し、アプリケーション用の UBBCONFIG ファイルを編集してください。次のリストの「UBBCONFIG ファイル内の TMUSREVT パラメータ」は、UBBCONFIG ファイル内の TMUSREVT パラメータを示しています。


 

UBBCONFIG ファイル内の TMUSREVT パラメータ

TMUSREVT        SRVGRP=EVBGRP1  SRVID=40        GRACE=3600
ENVFILE="/usr/tuxedo/bankapp/TMUSREVT.ENV"
CLOPT="-e tmusrevt.out -o tmusrevt.out -A --
-f /usr/tuxedo/bankapp/tmusrevt.dat"
SEQUENCE=11

UBBCONFIG ファイルの SERVERS セクションで、SRVGRPSRVID を指定してください。

Jolt リレーを設定する

UNIX の場合

システム・プロンプトで次のコマンドを入力し、UNIX での JRLY プロセスを開始します。

jrly -f <config_file_path>

コンフィギュレーション・ファイルが存在しないか開けない場合、JRLY は標準エラーにメッセージを書き込み、起動時のエラーをエラー・ログに記録してから終了します。

UNIX および Windows 2000 の場合

コンフィギュレーション・ファイルは、「タグ=値」の形式で記述されています。空白行または「#」で始まる行は無視されます。次の「正式なコンフィギュレーション・ファイルの形式」の例を参照してください。

正式なコンフィギュレーション・ファイルの形式

LOGDIR=<LOG_DIRECTORY_PATH>
ACCESS_LOG=<ACCESS_FILE_NAME in LOGDIR>
ERROR_LOG=<ERROR_FILE_NAME in LOGDIR>
LISTEN=<IP:Port combination where JRLY will accept comma-separated connections>
CONNECT=<IP:Port1, IP:Port2...IP:PortN:Port(List of IP:Port combinations associated with JRADs: can be 1...N)>

Windows 2000 のみの場合 (省略可能)

SOCKETTIMEOUT は、JRLY の Windows 2000 サービスが、ネットワーク・アクティビティ (新しい接続、読み込み対象のデータ、クローズされた接続など) を実現するためにソケット接続をブロックする期間を示す時間 (秒単位) を指定します。SOCKETTIMEOUT の値はサービス・コントロール・マネージャ (SCM: Service Control Manager) にも影響します。サービス・コントロール・マネージャは、Windows 2000 サービスの停止を要求する場合には少なくとも SOCKETTIMEOUT で指定した秒数を待つ必要があります。

注記 ディレクトリ名とファイル名の形式は、オペレーティング・システムによって異なります。UNIX システムではスラッシュ (/) を使用します。Windows 2000 システムでは円記号 (¥) を使用します。LOGDIRACCESS_LOG、または ERROR_LOG で指定されたファイルを開けない場合、JRLY は stderr にエラー・メッセージを記録してから終了します。

次の表は、ホスト名とポート番号の形式を示しています。

ホスト名とポート番号の形式

ホスト名/ポート番号

説明

//Hostname:Port

Hostname は文字列で指定し、Port は 10 進数で指定します。

IP:Port

IP にはドット区切りの IP アドレスを指定し、Port には 10 進数値を指定します。

Jolt リレー・アダプタ (JRAD: Jolt Relay Adapter) を起動する

  1. tmloadcf -y <UBBFILE> と入力します。

  2. tmboot と入力します。

Jolt リレー・アダプタを設定する

1 つの JRLY に接続できる JRAD プロセスは 1 つだけです。JRAD は、1 つの JSL および関連する JSH とだけ通信するように設定できます。複数の JRAD を 1 つの JSL と通信するように設定することもできます。UBBCONFIG ファイルには、BEA Tuxedo サービス用の CLOPT パラメータを含める必要があります。

  1. -l hexadecimal format (JRLY がクライアントの代わりに接続する JSL ポート ) と入力します。

  2. -c hexadecimal format (JRAD が接続する JSL のアドレス)と入力します。

    注記 形式は、「0x0002PPPNNN」、またはドット区切りの「100.100.10.100」です。

  3. ネットワーク接続されたコンポーネントを設定します。

    これで、Jolt が設定されました。

 

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