主な特徴


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主な特徴

BEA Jolt により、既存の BEA Tuxedo サービスを利用して、トランザクション環境を企業のイントラネットや世界中のインターネットにまで拡張できます。Jolt アーキテクチャの特徴は、その簡便さにあります。Jolt を使うと、インターネット上で動く、堅牢でモジュール化され、スケーラブルな電子商業システムを構築、運用、管理することができます。

BEA Jolt には以下のような特徴があります。

開発を容易にする Java に基づく API―Java に基づいた API により、優れた設計のオブジェクト・インターフェイスを提供することで、BEA Jolt はアプリケーションの設計を簡単にします。Jolt は Java 2 SDK (Software Development Kit) をサポートし、Java スレッドとは完全に互換性があります。Jolt により、Java プログラマは、詳細なトランザクション情報を理解したり、既存の BEA Tuxedo アプリケーションを書き直したりしなくても、BEA Tuxedo のアプリケーション・サービスやトランザクション・サービスを使用するグラフィカルなフロントエンドを構築することができます。
純粋な Java クライアントの開発―Java 対応ブラウザであればどんなブラウザでも実行できる純粋な Java クライアントを構築することができます。Jolt は、Java のデータ型を BEA Tuxedo のネイティブなデータ型およびバッファに自動的に変換します。また、その逆の変換も自動的に行います。純粋な Java クライアントであるので、作成されたアプレットまたはアプリケーションはクライアント側に常駐のライブラリやインストールを必要としません。そのため、クライアント・アプリケーションはネットワーク経由でダウンロードできます。
Jolt リポジトリによる BEA Tuxedo サービスへの容易なアクセス―BEA Jolt のリポジトリにより、Java クライアント側から利用する BEA Tuxedo サービスの定義が管理されるため、Java アプリケーションの開発が容易になります。Jolt リポジトリのバルク・ロード・ユーティリティを使うと、既存の BEA Tuxedo サービスを Jolt 開発環境にすばやく統合することができます。Jolt と BEA Tuxedo は、ネットワークとアプリケーションの拡張性の確保を簡単にする一方、アプリケーション・コンポーネントの再利用を促進します。
GUI ベースでの BEA Tuxedo サービスの管理と配布―Jolt リポジトリ・エディタを使って、サービス名や入出力などの BEA Tuxedo サービスの定義を管理することができます。Jolt リポジトリ・エディタでは、Jolt リポジトリで定義されたサービスに対する異なる入出力名の使用をサポートします。
トランザクション処理を安全に行うための暗号化―BEA Jolt では、Jolt クライアントと JSL/JSH の間で送受信されるデータを暗号化することができます。Jolt の暗号化により、インターネット・トランザクション処理の安全性が向上します。
インターネット・リレーによるセキュリティ機能の追加―BEA Jolt で提供されているインターネット・リレーを使うと、ネットワーク管理者は Web サーバと BEA Tuxedo アプリケーション・サーバを分離することができます。Web サーバは、企業のファイアウォール外にあることが多いため、一般的には安全性が低いと考えられています。Jolt インターネット・リレーにより、Jolt クライアント側からのトランザクション処理をインターネット上で実現しつつ、BEA Tuxedo サーバをネットワーク上の安全な場所や環境に配置できるようになりました。
イベント・サブスクリプションのサポート―Jolt のイベント・サブスクリプションを使って、BEA Tuxedo サービスや他の BEA Tuxedo クライアントからイベント通知を受け取ることができます。Jolt イベント・サブスクリプションで扱うことのできる BEA Tuxedo アプリケーション・イベントは次の 2 種類です。
- 任意通知型メッセージ・イベント通知。Jolt クライアントがこれらの通知を受信するのは、Jolt クライアントが任意通知型メッセージ・イベントをサブスクライブしており、BEA Tuxedo クライアントがブロードキャスト・メッセージまたは直接 Jolt クライアントに宛てたメッセージを送信するときです。
- ブローカ経由イベント通知。Jolt クライアントは、BEA Tuxedo イベント・ブローカ経由でこれらの通知を受信します。Jolt クライアントがこれらの通知を受信するのは、それがあるイベントをサブスクライブしており、任意の BEA Tuxedo クライアントまたはサーバがイベントを通知するときに限られます。