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ロード・バランシング
ロード・バランシングとは、同じサービスを提供するサーバ間でサービス要求を均等に分散する BEA Tuxedo システムの機能です。この機能を使用すると、負荷の重いサーバがある一方で、アイドル状態または使用頻度の低いサーバが生じる状態を防ぐことができます。要求をサービス・ルーチンに送信する前に、その要求を処理できるすべてのサーバがシステムで識別され、コンフィギュレーション内のすべてのサーバで負荷を均衡化するために最も適したサーバが選択されます。
ロード・ファクタの割り当て
ロードとは、サービスの実行に必要な時間に基づいて、サービス要求に割り当てられた数値のことです。ロードはサービスに割り当てられるので、BEA Tuxedo システムで要求間の関係を識別できるようになります。コンフィギュレーション内の各サーバによって実行されている処理量、つまり負荷の合計をトラッキングするために、管理者はすべてのサービスとサービス要求にロード・ファクタを割り当てます。ロード・ファクタとは、あるサービスまたは要求を実行するために必要な時間を示す数値です。これらの数値に基づいて、各サーバに対して統計が生成され、各マシンの掲示板で維持されます。各掲示板では、各サーバの負荷が累積されます。そのため、すべてのサーバがビジー状態になった場合に、最も負荷の低いサーバを選択できます。
システム全体に対して、ロード・バランシング・アルゴリズムを使用するかどうかを制御できます。たとえば、必要な場合のみ、つまり複数のキューを使用する複数のサーバによってサービスが提供される場合のみ、このアルゴリズムを使用するように設定できます。1 つのサーバだけで提供されるサービス、または MSSQ (複数サーバ、単一キュー) にある複数のサーバによって提供されるサービスは、ロード・バランシングを必要としません。これらのサービスの LDBAL パラメータは N に設定します。それ以外の場合は LDBAL に Y を設定します。
ロード・ファクタの割り当て (UBBCONFIG の SERVICES セクション) を決定する場合は、アプリケーションを長時間実行し、各サービスの実行に要する平均時間を記録します。平均値に近い時間を要するサービスには、LOAD 値に 50 (LOAD=50) を指定します。平均値より長い時間がかかるサービスには LOAD>50、短い時間のサービスには LOAD<50 を指定します。
ロード・バランシング
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