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タイムアウト・エラー
BEA Tuxedo システムでは、タイムアウト・エラーがサポートされており、アプリケーションがサービス要求またはトランザクションを待つ時間に制限があります。BEA Tuxedo システムでサポートされている設定可能なタイム・アウト機構は、ブロッキング・タイムアウトとトランザクション・タイムアウトの 2 種類です。
ブロッキング・タイムアウトは、アプリケーションがサービス要求に対する応答を待つ時間の上限値を指定します。アプリケーション管理者は、コンフィギュレーション・ファイルにシステムのブロッキング・タイムアウトを設定します。
トランザクション・タイムアウトは、トランザクション (サービス要求が行われる場合もあり) の有効期間を定義します。アプリケーションのトランザクション・タイムアウトを定義するには、TPBEGIN に T-OUT 引数を渡します。
通信呼び出しでは、ブロッキング・タイムアウトまたはトランザクション・タイムアウトのいずれかが返され、TPCOMMIT ではトランザクション・タイムアウトだけが返されます。いずれの場合も、トランザクション・モードのプロセスで呼び出しが失敗して TPETIME が返された場合は、トランザクション・タイムアウトが発生しています。
デフォルトでは、プロセスがトランザクション・モードではない場合、ブロッキング・タイム・アウトが実行されます。
プロセスがトランザクション・モードではない場合に、非同期呼び出しでブロッキング・タイムアウトが発生すると、ブロックされている通信呼び出しは失敗します。ただし、呼び出し記述子は有効なままであり、再度呼び出しを行う場合に使用できます。ほかの通信には影響ありません。
トランザクション・タイムアウトが発生すると、非同期トランザクション応答の通信ハンドル (TPNOTRAN フラグが指定されていないもの) は無効になり、参照できなくなります。
呼び出しがトランザクション・モードで行われていない場合、または TPNOBLOCK が設定されていない場合、TPETIME は通信呼び出しでブロッキング・タイムアウトが発生したことを示します。
注記 TPNOBLOCK が設定されている場合、ブロッキング状態が存在すると呼び出しは直ちに戻るので、ブロッキング・タイムアウトは発生しません。
タイムアウト・エラーの処理の詳細については、「トランザクションについて」を参照してください。
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