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XML 型バッファ
XML 型バッファを使用すると、BEA Tuxedo アプリケーションで XML を使用して、アプリケーション内やアプリケーション間でデータを交換できるようになります。BEA Tuxedo アプリケーションでは、単純な XML 型バッファの送受信や、それらのバッファを適切なサーバにルーティングできます。解析など、XML 文書のすべての処理ロジックはアプリケーション側にあります。
XML 文書は、次の要素から構成されます。
XML 型バッファのプログラミング・モデルは、CARRAY 型バッファのモデルと類似しています。つまり、tpalloc() 関数を使用して、バッファの長さを指定する必要があります。最大 4 GB の XML 文書がサポートされます。
イベント処理で行われるフォーマット処理とフィルタ処理は、STRING 型バッファが使用されている場合はサポートされますが、XML 型バッファではサポートされません。そのため、XML 型バッファのバッファ・タイプ・スイッチ内の _tmfilter 関数と _tmformat 関数のポインタは、NULL に設定されます。
BEA Tuxedo システムの XML パーサは、次の操作を行います。
XML 型バッファでは、データ依存型ルーティングがサポートされています。XML 文書のルーティングは、エレメントの内容、またはエレメントのタイプと属性値に基づいて行われます。使用される文字符号化は XML パーサによって判別されます。符号化が BEA Tuxedo のコンフィギュレーション・ファイル (UBBCONFIG と DMCONFIG) で使用されるネイティブな文字セット (US-ASCII または EBCDIC) と異なる場合、エレメントと属性名は US-ASCII または EBCDIC に変換されます。
XML 文書には、ルーティング用に設定する属性を含めなければなりません。属性がルーティング基準として設定されていても XML 文書に含まれていない場合、ルーティング処理は失敗します。
エレメントの内容と属性値は、ルーティング・フィールド値の構文とセマンティクスに従っていることが必要です。また、ルーティング・フィールド値のタイプも指定しなければなりません。XML でサポートされるのは文字データだけです。範囲フィールドが数値の場合、そのフィールドの内容や値はルーティング処理時に数値に変換されます。
関連項目
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