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グローバル・トランザクションの暗黙的な定義
アプリケーションでは、次のいずれかの方法でグローバル・トランザクションを開始できます。
この節では、2 番目の方法について説明します。
サービス・ルーチンのトランザクションの暗黙的な定義
コンフィギュレーション・ファイルのシステム・パラメータ AUTOTRAN を設定すると、サービス・ルーチンがトランザクション・モードになります。AUTOTRAN に Y を設定すると、別のプロセスから要求を受信したときに、サービス・サブルーチン内でトランザクションが自動的に開始されます。
暗黙的にトランザクションを定義する場合は、以下の規則に従います。
flags 引数に TPNOTRAN が設定されていない場合、呼び出されたプロセスは「伝達の規則」によってトランザクション・モードになります。システムによって AUTOTRAN パラメータは確認されません。
flags 引数に TPNOTRAN が設定されている場合、呼び出されたプロセスによって実行されるサービスは、現在のトランザクションに含まれません。つまり、「伝達の規則」は適用されません。システムによって AUTOTRAN パラメータが確認されます。
注記 サービスは自動的にトランザクション・モードにできるので、TPNOTRAN フラグが設定されたサービスから、AUTOTRAN パラメータが設定されたサービスを呼び出すことができます。そのようなサービスが別のサービスを要求した場合、サービスのデータ構造体の flags メンバは照会を行ったときに TPTRAN を返します。たとえば、flags に TPNOTRAN | TPNOREPLY を設定して呼び出しを行い、サービスが呼び出されたときに (そのサービスによって) トランザクションが自動的に開始された場合、データ構造体の flags メンバは、TPTRAN | TPNOREPLY に設定されます。
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