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マルチスレッドおよびマルチコンテキスト・アプリケーションのプログラミング開始前のガイドライン
コーディングを開始する前に、次の内容や条件を満たしていることを確認してください。
マルチスレッド・アプリケーションに必要な条件
開発プロジェクトを開始する前に、開発環境が次の条件を満たしていることを確認します。
BEA Tuxedo システムには、スレッド生成用のツールは提供されていません。ただし、ほかのオペレーティング・システムで提供される各種のスレッド・パッケージがサポートされています。スレッドを生成して同期するには、オペレーティング・システム固有の関数を使用する必要があります。オペレーティング・システムでサポートされているスレッド・パッケージを確認するには、『BEA Tuxedo システムのインストール』の「BEA Tuxedo 8.0 プラットフォーム・データ・シート」を参照してください。
マルチスレッド・アプリケーションのプログラミングでの一般的な検討事項
マルチスレッド・プログラムは、十分に経験を持つプログラマがコーディングします。特に、次のようなマルチスレッド固有の設計に関する基本的な知識があることが必要です。
これらは検討事項の一部にすぎず、ここに記せないほど多くの検討事項があります。マルチスレッド・プログラムをコーディングするプログラマは、それらの検討事項を熟知していることが前提となります。これらの検討事項については、マルチスレッド・アプリケーションのプログラミングに関する書籍を参照してください。
並列性に関する検討事項
マルチスレッドを使用すると、1 つのアプリケーションの異なるスレッドが同じ会話で並列処理を行うことができるようになります。この方法はお勧めしませんが、BEA Tuxedo システムで禁止されているわけではありません。異なるスレッドによって同じ会話で並列処理が行われると、システムは同時呼び出しが任意の順序で行われたように動作します。
複数のスレッドを使ってプログラミングする場合、ミューテックスなどの同時実行制御関数を使用して、スレッド間の並列処理を管理する必要があります。以下は、同時実行制御が必要になる 3 つの例です。
ほとんどのアプリケーションで最良の方法は、1 つの会話のすべての処理を 1 つのスレッドにまとめてコーディングすることです。また、同時実行制御を使用して、これらの処理を連続して行う方法もあります。
関連項目
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