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マルチスレッドおよびマルチコンテキスト・アプリケーションの設計上の検討事項
マルチスレッドおよびマルチコンテキスト・アプリケーションは、一部の BEA Tuxedo ドメインでは正しく動作しますが、すべてのドメインで正しく動作するとは限りません。そのようなアプリケーションを作成するかどうかは、次の基本事項を検討してから決定します。
環境の要件
マルチスレッド・アプリケーションまたはマルチコンテキスト・アプリケーションの開発では、開発環境と実行時環境に関して次の内容を検討します。
すべての RM で混在モードがサポートされているわけではありません。プロセス内のすべてのスレッドが同じ RM との対応付けにマップされなければならない場合もあります。アプリケーション生成のスレッド内でトランザクションに関与する RM アクセスを使用するアプリケーションを設計する場合は、RM で混在モードがサポートされていることを確認します。
設計の要件
マルチスレッド・アプリケーションやマルチコンテキスト・アプリケーションの設計では、次の内容を検討します。
マルチスレッドやマルチコンテキストに適するアプリケーションのタスク
次の表は、アプリケーションをマルチスレッドまたはマルチコンテキストにすべきかどうかを判断するための参考となる検討事項を示しています。この表だけでは十分ではないので、個々の要件に基づいてほかの事項も検討してください。
そのほかの検討事項については、マルチスレッド・アプリケーションやマルチコンテキスト・アプリケーションのプログラミングに関する書籍を参照してください。
必要なアプリケーションと接続の数
アクセスするアプリケーションの数と、確立する接続の数を決定します。
いずれの場合も、マルチスレッドおよびマルチコンテキスト・サーバを使用できます。
同期に関する検討事項
これは設計段階での重要な検討事項です。このマニュアルでは、この内容について取り上げていません。マルチスレッド・アプリケーションやマルチコンテキスト・アプリケーションのプログラミングに関する書籍を参照してください。
アプリケーションの移植
後でアプリケーションを移植する必要がある場合、オペレーティング・システムに応じて異なる関数が使用されていることに注目してください。あるプラットフォームで作成した初期バージョンのアプリケーションを後で移植する場合、異なる関数でコードを書き直すためにどれだけのリソース時間が必要なのかを考慮する必要があります。
最適なスレッド・モデル
現在使用されているマルチスレッド・プログラムには、次のようなモデルがあります。
スレッド・モデルについては、このマニュアルでは取り上げていません。アプリケーションのプログラミング・モデルを選択する場合は、利用できるすべてのモデルを調べて、設計の要件を慎重に検討してください。
ワークステーション・クライアントの相互運用性に関する制約
リリース 7.1 の Workstation クライアントと 7.1 以前の BEA Tuxedo システムに基づくアプリケーションとの相互運用性は、次のどの場合でもサポートされています。
BEA Tuxedo リリース 7.1 のワークステーション・クライアントで、1 つのコンテキストに複数のスレッドがある場合は、リリース 7.1 より前の BEA Tuxedo システムとは相互運用しません。
関連項目
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