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管理者のタスク

BEA Tuxedo の管理者は、サーバを定義し、「キュー・サービスの呼び出し」 で縦の 2 本の破線の間に示されているキュー・スペースおよびキューを作成する必要があります。

キュー・サーバ・グループは、最低 1 つ定義します。その場合、TMS_QM をトランザクション・マネージャ・サーバにします。

このほかに、システムで提供される 2 つのサーバをコンフィギュレーション・ファイルに定義する必要があります。この 2 つのサーバは、次の処理を行います。

また、管理者は、キュー管理プログラム qmadmin(1) または APPQ_MIB(5) 管理情報ベース (MIB) を使用して、キュー・スペースを作成する必要があります。キュー・スペースには、キューが格納されます。たとえば、「キュー・サービスの呼び出し」では、APP キュー・スペース内に 4 つのキューが存在しています。各キュー・スペースはリソース・マネージャ・インスタンスであり、1 つのグループに単一のリソース・マネージャ (RM) だけが存在できるため、キュー・スペースとキュー・サーバ・グループは 1 対 1 のマッピングです。

キュー・スペースの概念では、次に示す方法で、キュー間でオーバヘッドを共有することにより、キューに対応する管理オーバヘッドを減少させることができます。

管理者は、キュー・スペースに対して、アプリケーション・コンフィギュレーション内に単一のサーバ・グループを定義できます。その場合、UBBCONFIG にグループを指定するか、または tmconfig(1) を使用して (tmconfig、wtmconfig(1) を参照)、グループを動的に追加します。

キューを定義する作業の 1 つに、キューのメッセージの順序を指定することがあります。キューの順序付けは、メッセージの可用期間、有効期限、優先順位、FIFOLIFO のいずれか、またはこれらの組み合わせで決定します。

管理者は、この中から 1 つ以上の基準を指定します。その場合、最上位の基準から先に指定します。FIFO および LIFO の値は、最後に指定します。メッセージは、指定された順序付け基準に従ってキューに登録され、キューの先頭から取り出されます。管理者は、必要な数だけメッセージ・キュー・サーバを設定して、クライアントが安定キューに生成する要求に対応できるようにします。

データ依存型ルーティングは、同じサービスを提供するサーバが存在する複数のサーバ・グループ間でルーティングを行うために使用します。

管理上の目的から、定期的に取り出されないキューがしきい値に達したときに実行されるコマンドを設定できます。これは、キューに使用されるキュー・スペースのバイト数、ブロック数、または割合、あるいはキューのメッセージの数に基づいて設定します。このコマンドでは、TMQFORWARD サーバを起動してキューを取り出すか、または管理者にメールを送信して手動で処理します。

BEA Tuxedo システムでは、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキュー・イング・サービス・コンポーネントを使用して、いくつかの操作が行われます。BEA Tuxedo インフラストラクチャは、セキュリティ、スケーラビリティ、キュー処理、トランザクションなどのサービスを提供します。たとえば、共用メモリの管理操作は、キュー・イング・サービス・コンポーネントで提供されます。BEA Tuxedo アプリケーションで現在使用できない関数もあります。それらについては、その関数の説明で注記してあります。

キュー機能をクライアント間のピア・ツー・ピア通信で使用すると、クライアントは転送サーバを使用せずに、ほかのクライアントと通信できます。次の図は、ピア・ツー・ピア通信モデルを示しています。

ピア・ツー・ピア通信


 

 

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