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tpchkunsol(3c)
名前
tpchkunsol()-任意通知型メッセージを検査するルーチン
形式
#include <atmi.h>
int tpchkunsol(void)
機能説明
tpchkunsol() は、クライアントが任意通知型メッセージの検査を行うときに使用します。クライアントでシグナル・ベースの通知方法を使用してこのルーチンを呼び出しても、何も行われず、ただちに終了します。この呼び出しには引数はありません。このルーチンを呼び出すと、アプリケーションで定義された任意通知型メッセージ処理ルーチンへの呼び出しが BEA Tuxedo ATMI システム・ライブラリによって行われることがあります。
マルチスレッドのアプリケーションの場合、TPINVALIDCONTEXT 状態のスレッドは tpchkunsol() の呼び出しを発行できません。
戻り値
正常終了の場合、tpchkunsol() は、ディスパッチされた任意通知型メッセージの番号を返します。異常終了すると、tpchkunsol() は -1 を返し、tperrno() を設定してエラー条件を示します。
エラー
異常終了時には、tpchkunsol() は tperrno() を次のいずれかの値に設定します。
移植性
tpnotify(3c) で説明したインターフェイスはすべて、ネイティブ・サイトの UNIX システムベースのプロセッサ上で利用できます。さらに、ルーチン tpbroadcast() と tpchkunsol() は、関数 tpsetunsol() ともとに、UNIX システムおよび MS-DOS ベースのプロセッサ上で利用することができます。
シグナル・ベースの通知方法を選択したクライアントは、シグナルに関する制約から、システムによるシグナルを受け取ることはできません。このような状態で通知がなされた場合、システムは、選択されたクライアントに対する通知方法をディップインに切り替えることを示すログ・メッセージを生成し、以後、クライアントにはディップイン方式で通知が行われることになります(通知方法の詳細については、UBBCONFIG(5) の RESOURCES セクションの NOTIFY パラメータの説明を参照してください)。
クライアントのシグナル通知は、必ずシステムによって行われるので、通知呼び出しの起動元がどこであっても、通知の動作は一貫しています。したがって、シグナル・ベースの通知を使うには以下の条件が必要です。
ID は、アプリケーション管理者のアプリケーションのコンフィギュレーションの一部として識別されます。
あるクライアントに対してシグナル・ベースの通知方法を選択すると、いくつかの ATMI 呼び出しは異常終了します。TPSIGRSTRT の指定がなければ任意通知型メッセージを受け取るため、TPGOTSIG を返します。通知方法の選択の仕方については、UBBCONFIG(5) および tpinit(3c) を参照してください。
関連項目
tpbroadcast(3c)、tpinit(3c)、 tpnotify(3c)、 tpsetunsol(3c)
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