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UBBCONFIG(5)
名前
UBBCONFIG-テキスト形式の BEA Tuxedo コンフィギュレーション・ファイル
機能説明
BEA Tuxedo アプリケーションが起動するとき、tmboot コマンドは TUXCONFIG というバイナリ・コンフィギュレーション・ファイルを参照して、アプリケーション・サーバの起動処理と掲示板の初期化処理を順番に行うために必要な情報を取得します。このバイナリ・ファイルは直接作成できるものではなく、UBBCONFIG と呼ばれるテキスト・ファイルから作成する必要があります。アプリケーションを環境設定するには、管理者はテキスト・エディタで UBBCONFIG ファイルを作成し、次に tmloadcf(1) コマンドを実行してそのファイルをバイナリ形式の TUXCONFIG にロードします。アプリケーションが実行されている間、TUXCONFIG ファイルはさまざまな BEA Tuxedo 管理ツールによって使用されます。tmadmin(1) は、システムの監視活動時にコンフィギュレーション・ファイル (またはそのコピー) を使用します。また、tmshutdown(1) はコンフィギュレーション・ファイルを参照して、アプリケーションをシャットダウンするために必要な情報を調べます。UBBCONFIG ファイル全体に関する追加情報については、「UBBCONFIG(5) に関する追加情報」を参照してください。
定義
サーバとは要求を受け入れ、その応答をクライアントや別のサーバに送信するプロセスです。一方、クライアントは要求を送り、その応答を受け取ります。
リソース・マネージャとは、情報やプロセス (あるいはその両方) の集まりへのアクセスを提供するインターフェイス (および関連するソフトウェア) です。リソース・マネージャの例としては、データベース管理システムがあります。リソース・マネージャのインスタンスとは、DBMS によって制御される、特定のデータベースのインスタンスのことです。分散トランザクションとは、複数のリソース・マネージャのインスタンスにまたがるトランザクションのことで、tpbegin() によって開始され、tpcommit() または tpabort() によって終了されます。
サーバ・グループは、リソース・マネージャのインスタンスであり、特定のマシン上に配置されたこのリソース・マネージャ・インスタンスへのアクセスを提供するサーバやサービスの集合です。このサーバ・グループに関連付けられている XA インターフェイスは、トランザクション管理に使用されます。サーバがリソース・マネージャのインスタンスにアクセスしないか、または分散型トランザクションの一部としてリソース・マネージャのインスタンスにアクセスしない場合は、そのサーバはサーバ・グループにあって、空の XA インターフェイスをもつ必要があります。同様に、クライアントは GROUPS セクションで指定する必要のない、特別なクライアント・グループ内で動作します。このクライアント・グループはリソース・マネージャには関連していません。
リモート・ドメインは、この BEA Tuxedo システムコンフィギュレーションの掲示板が使用できない環境として定義されます。リモート・ドメインは UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルには指定せず、ホスト固有のマニュアル・ページに指定されているホスト固有の環境変数を介して定義します。
コンフィギュレーション・ファイルのフォーマット
UBBCONFIG ファイルは、9 つの指定セクションから構成されます。先頭にアスタリスク (*) が付いている行は、指定セクションの始まりを示します。このような行にはそれぞれ、* のすぐ後にセクション名が含まれています。使用可能なセクションは、RESOURCES、MACHINES、GROUPS、NETGROUPS、NETWORK、SERVERS、SERVICES、INTERFACES、および ROUTING です。RESOURCES および MACHINES セクションは、この順序で最初に置く必要があります。GROUPS セクションは、SERVERS、SERVICES、および ROUTING セクションの前になければなりません。NETGROUPS セクションは NETWORK セクションの前になければなりません。
RESOURCES セクション以外のパラメータは、一般に KEYWORD = value という形式で指定します。等号記号 (=) の両側で、空白類 (スペースやタブ文字) を使用することができます。この形式により、KEYWORD が value に設定されます。有効なキーワードについては、セクションごとに説明します。
予約されているワード DEFAULT: で始まる行には、その行があるセクションのその行の後のすべての行に適用されるパラメータ指定が含まれています。省略時の指定は RESOURCES セクション以外のすべてのセクションで使用することができ、また 1 つのセクションで複数回使用することもできます。これらの行の形式は次の通りです。これらの行のフォーマットは次のとおりです。
DEFAULT: [optional KEYWORD=value pairs]
この行で設定した値は、ほかの DEFAULT: 行によって再設定されるか、またはセクションが終わるまで有効です。これらの値は、DEFAULT: 行以外の行のオプション・パラメータによって上書きされる場合もあります。DEFAULT: 行以外の場合は、省略時設定に戻ります。DEFAULT: が行頭に表示されると、それ以前に設定されたすべてのデフォルト値はクリアされ、システムのデフォルト値に戻ります。
値が numeric の場合は、C の標準表記法を使用して基数を示します (基数 16 (16 進) の接頭辞は 0x、基数 8(8 進)の接頭辞は 0、基数 10 (10 進) には接頭辞が付きません)。数値パラメータに指定できる値の範囲は、そのパラメータの説明の下に示されています。
値が identifier (SECURITY パラメータの APP_PW などのように BEA Tuxedo システムで既に認識されている文字列値) の場合、一般には標準 C 規則が適用されます。標準 C の identifier では、先頭にアルファベットまたは下線を使用し、英数字または下線以外の文字を使用することはできません。識別子に使用できる最大文字数は 30 文字です (最後のヌルを除く)。
注記 識別子を二重引用符で囲む必要はありません。
整数でも識別子でもない値は、二重引用符で囲む必要があります。この値はユーザ定義の文字列です。ユーザ定義の文字列では、最後のヌル文字を除き、最大 78 文字まで使用できます。この規則には、以下のような例外事項があります。
ROUTING の RANGES パラメータでは、特定の文字はバックスラッシュを用いることによって文字列の中でエスケープすることができます。
"\\" は 1 つのバックスラッシュ
"\"" は二重引用符に変換
"\n" は復帰改行に変換
"\t" はタブ
"\f" は用紙送り
"\O+" は、8 進数の値が 0+ である文字と解釈
O+ は 1 桁、2 桁、または 3 桁の 8 進文字を表します。"\0" は、埋め込みヌル文字と解釈されます。"\xH+" または "\XH+" は、16 進数の値が H+ である文字と解釈されます。H+ は 1 桁または複数桁の 16 進文字です。"\y" ('y' は上記以外のすべての文字) は、'y' と解釈されます。これにより警告メッセージを生成します。
"#" はコメントを示します。復帰改行でコメントを終了します。
識別子または数値定数には、常に空白類 (スペースまたはタブ文字)、復帰改行文字、または句読文字 (シャープ記号、等号、アスタリスク、コロン、カンマ、バックスラッシュ、またはピリオド) が付加されます。
空白行とコメントは無視されます。
コメントは任意の行の最後に自由に入力できます。
行は、復帰改行の後に最低 1 つのタブを置いて継続できます。コメントを継続することはできません。
RESOURCES セクション
サーバ数やサービス領域に存在できるサービス数などのシステム規模の指定を行うセクション。このセクションの行は次のような形式をとります。RESOURCES セクションの行の形式は、KEYWORD value です。KEYWORD はパラメータの名前で、value はそれに対応する値です。有効な KEYWORDs には以下のものがあります。
注記 SIGNAL 通知方法は、MS-DOS クライアント、およびマルチスレッド・クライアントまたはマルチコンテキスト・クライアントに対しては使用できません。
MACHINES セクション
コンフィギュレーションの物理マシンの論理名を指定する MACHINES セクション。また、このセクションは指定マシン固有のパラメータも指定します。MACHINES セクションには、アプリケーションが使用する各物理プロセッサに対するエントリが必要です。エントリの形式は次のとおりです。
ADDRESS required_parameters [optional_parameters]
ADDRESS はプロセッサの物理名。たとえば、UNIX システムの uname -n コマンドで生成される値です。Windows NT システムの場合、この値は [コントロール パネル] にあるネットワークのコンピュータ名の値で設定できますが、大文字で指定する必要があります。ADDRESS のエントリの長さは、30 文字以下でなければなりません。この名前が識別子でない場合は、二重引用符で囲まなければなりません。
LAN オプションが指定されていない場合は、このセクションにはマシン名は 1 つしか指定できません。必須 KEYWORD の 1 つに LMID があります。これは、物理マシンに割り当てられる論理マシン string_value です。LMID string_value は、コンフィギュレーション・ファイルの MACHINES セクション内で一意である必要があります。
以下のパラメータは必須です。
注記 このパラメータに指定するパス名は、TUXCONFIG 環境変数に指定されているパス名と、大文字/小文字を含め正確に一致していなければなりません。そうでない場合、tmloadcf(1) は正常に実行されません。
以下は、オプション・パラメータです。
注記 SERVERS セクションで対応する属性とは異なり、このパラメータでは文字列 DEFAULT を有効な値としては使用できません。
*GROUPS セクション
サーバ・グループを記述するセクション。このセクションには、最低 1 つのサーバ・グループが定義されている必要があります。サーバ・グループは、TUXCONFIG を作成した後で、tmconfig、wtmconfig(1) を使用して追加することができます。サーバ・グループ・エントリは、マシン上のサーバまたはサービス (あるいはその両方) の集合の論理名です。この論理名は、SERVERS セクションの SRVGRP パラメータの値として使用され、 1 つのサーバをこのグループのメンバとして識別します。SRVGRP はまた、サービスの特定のインスタンスをそのグループ内でのオカレンスで識別するために、SERVICES セクションでも使用されます。他の GROUPS パラメータはこのグループを特定のリソース・マネージャ・インスタンス (たとえば、従業員データベース) と関連付けます。GROUPS セクション内の行の形式は、次の通りです。
GROUPNAME required_parameters [optional_parameters]
ここで、GROUPNAME は、グループの論理名 (string_value) です。グループ名は、GROUPS セクションのすべてのグループ名と MACHINES セクションの LMID 値を通して一意でなければなりません。グループ名の中にアスタリスク (*)、カンマ、コロンを入れることはできません。このパラメータは 30 文字以下でなければなりません。
以下のパラメータは必須です。
以下は、オプション・パラメータです。
OPENINFO = "TUXEDO/QM:qmconfig:qspace"
OPENINFO = "TUXEDO/QM:qmconfig;qspace"
OPENINFO = "TUXEDO/QM:qmconfig;qspace"
OPENINFO = "TUXEDO/QM,[a.b.c]qmconfig,qspace"
Oracle_XA+Acc=P/Scott/*****+SesTm=30+LogDit=/tmp"
Password for OPENINFO (SRVGRP=BANKB3):
password
Oracle_XA+Acc=P/Scott/@@A0986F7733D4@@+SesTm=30+LogDit=/tmp"
NETGROUPS セクション
NETGROUPS セクションでは、LAN 環境で使用可能なネットワーク・グループについて説明します。ネットワークの複数のグループには、複数のペア・マシンがあることがあります。グループ間のエレメントの通信方法を決定するために、2つの通信ノードが優先度メカニズムを使用します。
LMID はそれぞれ、デフォルトのネットワーク・グループである DEFAULTNET のメンバーでなければなりません。リリース 6.4 (NETGROUPS が使用可能)以前にリリースされた BEA Tuxedo を実行するマシンは、DEFAULTNET ネットワーク・グループにのみ属することができます。DEFAULTNET のネット・グループ番号 (NETGRPNO) は、0 (ゼロ) で、変更しません。しかし、DEFAULTNET のデフォルト優先順位は、変更されることがあります。
このセクションのエントリの一般的な形式は次の通りです。
NETGROUP required_parameters [optional_parameters]
ここで、NETGROUP は 、ネットワーク・グループ名のことです。NETGROUP が DEFAULTNET と同じ場合、エントリは、デフォルトのネットワーク・グループを表します。
以下のパラメータは必須です。
以下は、オプション・パラメータです。
注記 並列データ回線は、優先グループ番号のネットワーク・グループ番号 (NETGRPNO) で優先付けされます。
NETWORK セクション
LAN 環境のネットワーク・コンフィギュレーションを記述する NETWORK セクション。BRIDGE サーバが位置している各プロセッサごとに、ネットワーク・セクションにエントリを入れて、BRIDGE プロセスのネットワーク・アドレスを指定しなければなりません。このセクションが存在し、RESOURCES セクションの OPTIONS パラメータに LAN が指定されていない場合、エラーが発生します。
このセクションのエントリの一般的な形式は次の通りです。
LMID required_parameters [optional_parameters]
ここで、LMID は、BRIDGE プロセスが位置している論理マシンです。LMID には、使用されるネットワーク・デバイスへの直接アクセス権が必要です (BRIDGE パラメータで指定される)。
以下のパラメータは必須です。
"//#.#.#.#:port_number"
注記 一部のポート番号は、お使いのシステムで使用される基本トランスポート・プロトコル (TCP/IP など) のために予約されている場合があります。予約されているポート番号を確認するには、トランスポート・プロトコルのマニュアルを調べてください。
以下は、オプション・パラメータです。
注記 リンク・レベル暗号化の値の 40 ビットは、下位互換性を維持するために提供されています。
注記 リンク・レベル暗号化の値の 40 ビットは、下位互換性を維持するために提供されています。
*SERVERS セクション
システム内で起動されるサーバの初期条件についての情報を提供するセクション。特定のリモート環境に対しては、サーバを、連続的に動作していて、プロセスへのサーバ・グループのサービス要求を待機しているプロセスであるとする考え方を適用できる場合とできない場合があります。多くの環境では、オペレーティング・システムあるいはリモート・ゲートウェイが、サービスの唯一のディスパッチャになります。どちらの場合でも、SERVICE テーブル・エントリ (次のセクションを参照) のみと、SERVER テーブル・エントリなしをリモート・プログラムのエントリ・ポイントに対して指定する必要があります。BEA Tuxedo システム・ゲートウェイ・サーバは、リモート・ドメイン・サービス要求を宣言し、キューに入れます。ホスト独自のマニュアル・ページには、UBBCONFIG サーバ・テーブル・エントリが特定の環境に適用されるかどうか、また適用される場合は、対応する構文が明示されていなければなりません。
AOUT required_parameters [optional_parameters]
ここで、AOUT は tmboot(1) により実行されるファイル (string_value) を指定します。tmboot は、サーバが属するサーバ・グループ用に指定されたマシン上で AOUT を実行します。tmboot(1) はそのターゲット・マシン上で AOUT ファイルを検索します。したがって、AOUT がそのマシンのファイル・システムに存在していなければなりません(もちろん、AOUT へのパスには、別のマシンのファイル・システムへの RFS 接続を含めることができます)。サーバの相対パス名が指定されると、まずディレクトリ APPDIR、次にディレクトリ TUXDIR/bin、/bin、/usr/bin、それから <path>の順番に ( <path>はマシン環境ファイル上の始めの PATH= 行です。) AOUT が検索されます。APPDIR と TUXDIR の値は、TUXCONFIG ファイルの適切なマシン・エントリからとられます。詳細は MACHINES セクションの ENVFILE を参照してください。
以下のパラメータは必須です。
省略可能パラメータは、ブート・オプションと実行時オプションという 2 つのカテゴリに分けられます。ブート・オプションは、サーバの実行時に tmboot(1) が使用します。サーバは実行されると、コンフィギュレーション・ファイルからそのエントリを読み取り、実行時オプションを決定します。一意のサーバ ID を使用して正しいエントリを見つけることができます。
省略可能なブート・パラメータには以下のものがあります。
省略可能な実行時パラメータには次のようなものがあります。
SERVICES セクション
アプリケーションが使用するサービスに関する情報を提供するセクション。SERVICES セクション内の行の形式は次の通りです。
SVCNM [optional_parameters]
ここで、SVCNM はサービスの (string_value) 名です。SVCNM は、15 文字以下でなければなりません。
このセクションには必須パラメータはありません。パラメータが必要ない場合は、サービスをリストする必要はありません。以下は、オプション・パラメータです。
BUFTYPE=VIEW: * は、サービスが FML VIEW のすべてのサブタイプを取ることを示します。
以下のパラメータはDTPアプリケーションのみのものです。
INTERFACES セクション
このセクションは、アプリケーションで使用する CORBA インターフェイスに対してアプリケーション全体のデフォルト・パラメータを定義するための情報を提供します。ファクトリ・ベースのルーティング (特定のサーバ・グループに処理を分散する機能) を実行しない場合には、CORBA インターフェイスに必要なパラメータはありません。ファクトリ・ベースのルーティングを実行する場合は、以下のパラメータを指定する必要があります。
セクション名 |
指定する値 |
---|---|
INTERFACES |
|
ROUTING |
ルーティング基準 |
GROUPS |
サーバ・グループの名前 |
ファクトリ・ベース・ルーティングおよびそれに関連するパラメータの詳細については、後述の「ROUTING セクション」を参照してください。 指定するパラメータがない場合は、CORBA インターフェイスを記述する必要はありません。 以下のオプション・パラメータを使用できます。
ROUTING セクション
このセクションでは、FML バッファ、XML バッファ、および VIEW を使用するサービス要求のデータ依存型ルーティングに関する情報を提供します。ここで指定するルーティング基準は、デフォルトのルーティング関数 _froute、_xroute、および _vroute が使用される場合にのみ使用されます。tuxtypes(5) を参照してください。ROUTING セクションの行の形式は次の通りです。
CRITERION_NAME required_parameters
ここで、CRITERION_NAME は、サービス・エントリで指定されたルーティング・エントリの (string_value) 名です。CRITERION_NAME は 15 文字以下でなければなりません。
以下のパラメータは必須です。
FIELD="root_element[/child_element][/child_element][/.. .][/@attribute_name]"
ルーティング・エントリの例を次に示します。
BRNCH FIELD=B_FLD RANGES="0-2:DBG1,3-5:DBG2,6-9:DBG3" BUFTYPE="FML"
この例では、フィールド B_FLD のバッファの値 0-2 をサーバ・グループ DBG1 に、値 3-5 をサーバ・グループ DBG2 に、値 6-9 をサーバ・グループ DBG3 に送信しています。その他の値は使用できません。
フィールド値が設定されない場合 (FML バッファに対して) や、フィールド値が特定の範囲に一致せず、かつワイルドカードの範囲が指定されていない場合は、アプリケーションにエラーが戻されます。
XML の要素の CODE に基づくルーティング・エントリの例を次に示します。
PRODUCT FIELD="ORDER/CODE" RANGES="'AAA' - 'FFF':DBG1, 'GGG-ZZZ':DBG2" BUFTYPE="XML"
ここでは、CODE は、ルート・エレメント ORDER の子エレメントです。
ORDERNO 属性に基づくルーティング・エントリは、以下の例のようになります。
ORDER FIELD="ORDER/HEADER/@ORDERNO" FIELDTYPE=long RANGES="0-9999:DBG1,10000-MAX:DBG3" BUFTYPE="XML"
ここでは、ORDERNO は、ルート・エレメント ORDER の XML 子エレメントである HEADER の属性です。
UBBCONFIG(5) に関する追加情報
ファイル
MASTER マシン上で TUXCONFIG コンフィギュレーション・ファイルが検出されるようにするためには、環境変数 TUXCONFIG および TUXOFFSET を使用します。
使用例
# 次は、2 種類のマシン・タイプがある
# 2 サイトを含むコンフィギュレーション・ファイルの例です。# データ依存型
# ルーティングが使用されます。
*RESOURCE
IPCKEY 80952 # 周知のアドレスのキー
DOMAINID My_Domain_Name
UID 4196 # IPC 構造体のユーザ ID
GID 601 # IPC 構造体のグループ ID
PERM 0660 # IPC アクセスのパーミッション
MAXSERVERS 20 # 同時に処理できるサーバの数を 20 に設定
MAXSERVICES 40 # 提供するサービス数を 40 に設定
MAXGTT 20 # 同時に処理できるグロ―バル・トランザクション数を 20 に設定
MASTER SITE1
SCANUNIT 10
SANITYSCAN 12
BBLQUERY 180
BLOCKTIME 30
NOTIFY DIPIN
OPTIONS LAN,MIGRATE
SECURITY USER_AUTH
AUTHSVC AUTHSVC
MP # 掲示板に基づくマルチプロセッサ
LDBAL Y # ロード・バランシングを実行
#
*MACHINES
mach1 LMID=SITE1 TUXDIR="/usr4/tuxbin"
MAXACCESSERS=25
APPDIR="/usr2/apps/bank"
ENVFILE="/usr2/apps/bank/ENVFILE"
TLOGDEVICE="/usr2/apps/bank/TLOG" TLOGNAME=TLOG
TUXCONFIG="/usr2/apps/bank/tuxconfig" TYPE="3B2"
ULOGPFX="/usr2/apps/bank/ULOG"
SPINCOUNT=5
mach386 LMID=SITE2 TUXDIR="/usr5/tuxbin"
MAXACCESSERS=100
MAXWSCLIENTS=50
APPDIR="/usr4/apps/bank"
ENVFILE="/usr4/apps/bank/ENVFILE"
TLOGDEVICE="/usr4/apps/bank/TLOG" TLOGNAME=TLOG
TUXCONFIG="/usr4/apps/bank/tuxconfig" TYPE="386"
ULOGPFX="/usr4/apps/bank/ULOG"
#
*GROUPS
DEFAULT:TMSNAME=TMS_SQL TMSCOUNT=2
# Windows の場合、:bankdb: を ; bankdb; にする
BANKB1 LMID=SITE1 GRPNO=1
OPENINFO="TUXEDO/SQL:/usr2/apps/bank/bankdl1:bankdb:readwrite"
# Windows の場合、:bankdb: を ; bankdb; にする
BANKB2 LMID=SITE2 GRPNO=2
OPENINFO="TUXEDO/SQL:/usr4/apps/bank/bankdl2:bankdb:readwrite"
DEFAULT:
AUTHGRP LMID=SITE1 GRPNO=3
#
*NETWORK
SITE1 NADDR="mach1.80952" BRIDGE="/dev/starlan"
NLSADDR="mach1.serve"
#
SITE2 NADDR="mach386.80952" BRIDGE="/dev/starlan"
NLSADDR="mach386.serve"
*SERVERS
#
DEFAULT:RESTART=Y MAXGEN=5 REPLYQ=Y CLOPT="-A"
TLR SRVGRP=BANKB1 SRVID=1 RQADDR=tlr1
CLOPT="-A -- -T 100"
TLR SRVGRP=BANKB1 SRVID=2 RQADDR=tlr1
CLOPT="-A -- -T 200"
TLR SRVGRP=BANKB2 SRVID=3 RQADDR=tlr2
CLOPT="-A -- -T 600"
TLR SRVGRP=BANKB2 SRVID=4 RQADDR=tlr2
CLOPT="-A -- -T 700"
XFER SRVGRP=BANKB1 SRVID=5
XFER SRVGRP=BANKB2 SRVID=6
ACCT SRVGRP=BANKB1 SRVID=7
ACCT SRVGRP=BANKB2 SRVID=8
BAL SRVGRP=BANKB1 SRVID=9
BAL SRVGRP=BANKB2 SRVID=10
BTADD SRVGRP=BANKB1 SRVID=11
BTADD SRVGRP=BANKB2 SRVID=12
AUTHSVR SRVGRP=AUTHGRP SRVID=20 #
*SERVICES
DEFAULT:LOAD=50 AUTOTRAN=N
WITHDRAWAL PRIO=50 ROUTING=ACCOUNT_ID
DEPOSIT PRIO=50 ROUTING=ACCOUNT_ID
TRANSFER PRIO=50 ROUTING=ACCOUNT_ID
INQUIRY PRIO=50 ROUTING=ACCOUNT_ID
CLOSE_ACCT PRIO=40 ROUTING=ACCOUNT_ID
OPEN_ACCT PRIO=40 ROUTING=BRANCH_ID
BR_ADD PRIO=20 ROUTING=BRANCH_ID
TLR_ADD PRIO=20 ROUTING=BRANCH_ID
ABAL PRIO=30 ROUTING=b_id
TBAL PRIO=30 ROUTING=b_id
ABAL_BID PRIO=30 ROUTING=b_id
TBAL_BID PRIO=30 ROUTING=b_id SVCTIMEOUT=300
#
#
*ROUTING
ACCOUNT_ID FIELD=ACCOUNT_ID BUFTYPE="FML"
RANGES="MIN - 9999:*,10000-59999:BANKB1,60000-109999:BANKB2,*:*"
BRANCH_ID FIELD=BRANCH_ID BUFTYPE="FML"
RANGES="MIN - 0:*,1-5:BANKB1,6-10:BANKB2,*:*"
b_id FIELD=b_id BUFTYPE="VIEW:aud"
RANGES="MIN - 0:*,1-5:BANKB1,6-10:BANKB2,*:*"
相互運用性
相互運用性のあるアプリケーションでは、そのマスタ側で最新のリリースが動作していなければなりません。異なるリリースの BEA Tuxedo システム間で互いに相互運用する場合、PMID (マシン ADDRESS)、LMID、TLOGNAME、グループ名、RQADDR、サービス名、ROUTING (ルーティング基準名) の各パラメータ値は、有効な C 言語識別子 (UBBCONFIG キーワードではない) でなければなりません。
ネットワーク・アドレス
たとえば、BRIDGE を実行しているローカル・マシンは TCP/IP アドレス指定機能を使用していて、アドレスは 155.2.193.18 であり、backus.company.com と名付けられているとします。さらに BRIDGE が要求を受け取るポート番号は 2334 だとします。そして、このポート番号 2334 は bankapp-naddr という名前のネットワーク・サービス・データベースに追加されていると仮定します。-l オプションで指定されるアドレスは、次のように表現されます。
//155.2.193.18:bankapp-naddr//155.2.193.18:2334
//backus.company.com:bankapp-naddr
//backus.company.com:2334
0x0002091E9B02C112
上記の最後の表現は16 進形式です。0002 は TCP/IP アドレスの先頭部分です。091E は 16 進数に変換されたポート番号 2334 です。その後に IP アドレス 155.2.193.1 の各エレメントは 16 進数に変換されています。つまり 155 が 9B になり、2 が 02 になるように次々に変換されています。
関連項目
buildserver(1)、tmadmin(1)、tmboot(1)、tmloadcf(1)、tmshutdown(1)、tmunloadcf(1)、buffer(3c)、tpinit(3c)、servopts(5)
『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』
『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』
『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』
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