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tlisten(1)
名前
tlisten-汎用リスナ・プログラム
形式
tlisten [-d device] -l nlsaddr [-u {uid-# | uid-name}] [-z bits] [-Z bits ]
機能説明
tlisten は、BEA Tuxedo ATMI アプリケーション・プロセッサ上のデーモン・プロセス として動作するネットワーク独立型のリスナ・プロセスで、ほかの BEA Tuxedo ATMI プロセス (たとえば、tmboot(1)) に対してリモート・サービス接続を行います。tlisten は次のようなコマンド行オプションを使用します。
注記 一部のポート番号は、お使いのシステムで使用される基本トランスポート・プロトコル (TCP/IP など) のために予約されている場合があります。予約されているポート番号を確認するには、トランスポート・プロトコルのマニュアルを調べてください。
注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。
注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。
tlisten プロセスは、ほとんどのサービス要求を認証します。tlisten は、パスワードの一覧ファイルを読み取ります。サービスを要求するプロセスは、少なくともそのファイルの中にあるパスワードの 1 つを提示しなければなりません。APPDIR 環境変数が設定された場合、APPDIR/.adm/tlisten.pw という名のファイルからパスワードを取得します。このファイルが見つからない場合、システムは TUXDIR/udataobj/tlisten.pw という名のファイルを検索します。このファイルは BEA Tuxedo ATMI システムのインストール時に作成されます。パスワードの長さが 0 であるか、パスワードのないファイルの場合、パスワードのチェックは行われません。こうしたセキュリティのかかっていないモードで起動している時は、tlisten および tlisten に接続しているプロセスにより警告メッセージがユーザ・ログに書き込まれます。
tmboot などのように、tlisten からサービスを要求するプロセスは、認証の際に使用するパスワードをプロセスが稼働しているマシンのファイルから検索します。この際、tlisten がパスワード・ファイルを検索するときと同じ方法をとります。
環境変数
注記 インストールの間に管理パスワード・ファイルが作成されます。BEA Tuxedo ATMI システムでは、必要に応じて次のディレクトリでこのファイルを探します(ここに示された順番で)。
管理パスワードファイルが確実に見つかるように、必ず APPDIR または TUXDIR の環境変数を設定してください。
リンクレベルの暗号化
リンクレベル暗号化機能が tlisten と tmboot などの要求プロセスとの間で動作している場合は、リンクレベル暗号化を取り決め、アクティブにしてから認証します。
終了方法
tlisten プロセスは通常、SIGTERM シグナルを送ることによってしか終了できません。
推奨される使用法
システムの起動時、アプリケーションごとに1つの tlisten プロセスを起動することを推奨します。TUXDIR と APPDIR 環境変数を設定してから tlisten を呼び出すことを忘れないでください。
tlisten プロセスを起動するもう1つの方法は手操作で起動する方法です。tlisten プロセスをアプリケーション管理者が起動する場合は、-u オプションは省略できます。同じネットワーク・アドレスを使用して tlisten コマンドを重複して呼び出すと、コマンドは自動的に終了し、該当するメッセージが記録されます。
ネットワーク・アドレス
tlisten を実行するローカル・マシンが、TCP/IP アドレス指定機能を使用していて、アドレスは 155.2.193.18 であり、backus.company.com という名前になっていると想定します。さらに tlisten が要求を受け取るポート番号は 2334 と想定します。またこのポート番号は bankapp-nlsaddr という名前のネットワーク・サービス・データベースに追加されていると想定します。2334 -l オプションで指定するアドレスは次に示す方法で表現できます。
//155.2.193.18:bankapp-nlsaddr
//155.2.193.18:2334
//backus.company.com:bankapp-nlsaddr
//backus.company.com:2334
0x0002091E9B02C112
最後の表現は 16 進形式です。0002 は TIP/IP アドレスの先頭部分、091E は 16 進数に変換されたポート番号です。2334その後、IP アドレス 155.2.193.12 の各要素は 16 進数に変換されています。したがって 155 は 9B となり、2 は 02 にというようになります。
STARLAN ネットワークの場合は、推奨するアドレス uname.tlisten が通常一意の名前となります。
Windows コントロール・パネル・アプレット
コントロール・パネル・アプレットを介してリモート Windows マシン上で tlisten プロセスを起動するためにはそのマシンの管理特権が必要です。
関連項目
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