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tpsetctxt(3c)
名前
tpsetctxt()-現在のアプリケーション関連に対するコンテキスト識別子の設定
形式
#include <atmi.h>
int tpsetctxt(TPCONTEXT_T context, long flags)
機能説明
tpsetctxt() は、現在のスレッドが動作するコンテキストを定義します。この関数は、マルチスレッド環境ではスレッド単位で、非スレッド環境ではプロセス単位で動作します。
次にこのスレッドで BEA Tuxedo ATMI が呼び出されると、コンテキストが示すアプリケーションが参照されます。コンテキストは、同一プロセス内のスレッドで tpgetctxt() の呼び出しを発行することによって提供されます。context の値が TPNULLCONTEXT の場合、現在のスレッドはどの BEA Tuxedo ATMI コンテキストにも関連付けられません。
マルチコンテキスト・モードで動作しているプロセスの各スレッドでは、次の呼び出しを発行するによって、TPNULLCONTEXT 状態にすることができます。
tpsetctxt(TPNULLCONTEXT, 0)
TPINVALIDCONTEXT は、context に入力できる有効な値ではありません。
TPINVALIDCONTEXT 状態のスレッドは、ほとんどの ATMI 関数に対する呼び出しを発行できません (呼び出せる関数と呼び出せない関数のリストについては、「C 言語アプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイスについて」 を参照してください)。このため、必要に応じてスレッドの TPINVALIDCONTEXT 状態を終了させる必要があります。それには、コンテキストを TPNULLCONTEXT か別の有効なコンテキストに設定して tpsetctxt() を呼び出します。また、tpterm() 関数を呼び出して TPINVALIDCONTEXT 状態を終了させることもできます。
2 番目の引数 flags は現在使用されていないので、0 に設定します。
マルチスレッドのアプリケーション中のスレッドは、TPINVALIDCONTEXT を含め、どのコンテキスト状態で実行していても、tpsetctxt() の呼び出しを発行できます。
戻り値
tpsetctxt() は、正常終了時には 0 以外の値を返します。
異常終了すると、tpsetctxt() は呼び出しプロセスを元のコンテキストに維持したまま -1 を返し、tperrno を設定してエラー条件を示します。
エラー
異常終了時には、tpsetctxt() は tperrno を次のいずれかの値に設定します。
関連項目
「C 言語アプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイスについて」、 tpgetctxt(3c)
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