tpsvrdone(3c)

名前

tpsvrdone()-BEA Tuxedo ATMI システム・サーバの終了

形式

#include <atmi.h>
void tpsvrdone(void)

機能説明

BEA Tuxedo ATMI システムのサーバ用ルーチンは、サービス要求の処理完了後、ルーチンを終了する前に tpsvrdone() を呼び出します。このルーチンを呼び出した時点では、サーバはまだシステムの一部のままですが、それ独自のサービスは宣言から外されています。このため、このルーチンで、BEA Tuxedo ATMI システムとのコミュニケーションとトランザクションの定義を行うことができます。ただし、接続がオープン状態にある場合、保留中の非同期応答がある場合、あるいはまだトランザクション・モードにある場合に tpsvrdone() が終了すると、BEA Tuxedo ATMI システムはその接続をクローズし、保留中の応答を無視し、サーバが終了する前にトランザクションをアボートさせます。

サーバが tmshutdown -y を呼び出してシャットダウンされた場合、サービスは中断され、tpsvrdone() で通信したりトランザクションを開始する機能は制限されます。

アプリケーションがこのルーチンをサーバで提供しない場合、BEA Tuxedo ATMI システムが提供するデフォルトのバージョンが代わりに呼び出されます。サーバがシングルスレッド・サーバとして定義されている場合、デフォルトの tpsvrdone() は tpsvrthrdone() を呼び出し、デフォルト・バージョンの tpsvrthrdone() は tx_close() を呼び出します。サーバがマルチスレッド・サーバとして定義されている場合、各サーバのディスパッチ・スレッドで tpsvrthrdone() が呼び出され、tpsvrdone() からは呼び出されません。サーバがマルチスレッドかどうかに関わらず、デフォルトの tpsvrdone() は userlog を呼び出し、サーバが終了することを示します。

使用法

tpsvrdone() で呼び出された場合、tpreturn() と tpforward() は何も行わずにただちに戻ります。

関連項目