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メッセージ・ベースの暗号化

メッセージ・ベースの暗号化では、データが秘密に扱われます。これは、企業間または企業と一般ユーザの間で、インターネットを介してデータを送受信する ATMI アプリケーションでは重要です。データの秘密性は、セキュリティ保護されていない社内ネットワークを使用して ATMI アプリケーションを導入する場合にも特に重要です。

メッセージ・ベースの暗号化では、メッセージが意味のわからない状態に変換され、内容を変更しようとしてもできないため、メッセージの完全性が保たれます。

メッセージ・ベースの暗号化では、エンド・ツー・エンドで内容がセキュリティ保護されます。つまり、メッセージ・バッファは、送信プロセスで発信され、受信プロセスで受け取られるまで保護されます。送信中には、一時的なメッセージ・キュー、ディスク・ベース・キュー、システム・プロセスなどの中継ポイントでも保護され、サーバ間のネットワーク・リンクで転送される間も保護されます。

次の図は、エンド・ツー・エンド型のメッセージ・ベースの暗号化のしくみを示しています。

ATMI PKCS-7 のエンド・ツー・エンドの暗号化


 

メッセージは、対称鍵アルゴリズムとセッション・キーによって暗号化されます。次に、セッション・キーが受信者の公開鍵によって暗号化されます。さらに、受信者は、受信者の秘密鍵を使用して、暗号化されたセッション・キーを復号化します。最後に、受信者は、セッション・キーを使用して暗号化されたメッセージを復号化し、メッセージ内容を取得します。

注記 この図では、(1) メッセージを復号化する直前にデータを圧縮する、および (2) メッセージを復号化した直後にデータを解凍する、という 2 つの手順が説明されていません。

暗号化は、ATMI のメッセージ・バッファ単位で行われます。したがって、メッセージ・ベースの暗号化は、既存の ATMI のプログラミング・インターフェイスおよび通信パラダイムと互換性があります。暗号化のプロセスは、単一のマシン内にある 2 つのプロセス間で送受信されるメッセージに対して行われる場合も、2 つのマシン間でネットワークを介して送受信されるメッセージに対して行われる場合も同じです。

関連項目

 

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